どんな大人になるかは、子供時代の経験や育った環境が大きく関係します。子供を育てる過程で、親は子供に精神的にダメージを与えてしまわないように気を付けなければなりません。
精神的に健康で、メンタル的に強い子供を育てるのはとても大事です。メンタル的に強い子は、学校生活で頑張れるし、世の中に出てからも上手くやっていける。専門家が、子供のメンタル的な力を崩してしまうので親にやってはいけないという事があります。今回は、そういった事を紹介したいと思います。
1. 親が子供の感情を大して聞かない
子供のメンタル的な健康の為に、専門家は、子供が自分の感情を内に秘めずに表に出すことが健康的だと指摘します。つまり、子供が自分の感情を抑えてしまわないことが大事ということです。
例えば、子供が落ち込んでいたり悲しんでいる時に、親が「悲しまなくてもいいじゃない」とか「大したことじゃないじゃないか」と言ってしまうのは良くない。こういうことをいつも言われてしまうと子供は、僕が悲しんでいたって親はどうでもいいんだ、僕がどんな気持ちでいるか親は気にしない、と思ってしまい感情を押しつぶすようになります。
ここでは、子供の感情のことを言っていますが、子供の話一般についても言える事だと思います。例えば、子供が何か話そうとしているのに「ちょっと今忙しいから後にして」なんて言って話を聞いてあげないことなんてありませんか？これにも親は気を付けなければなりません。何処かで読んだ話で、「僕が親に何か話をしようとすると、いつも「静かにして」と言われてしまうから話すのをやめたんだけど、今度は僕が喋らないでいると親は「何で何も言わないんだ？」「何でいつも黙っているんだ？」と僕に言ってくる。一体どっちなんだよ。」と思うなんて言っていました。
２. 子供に完璧にやることを求める
親が子供に大きな目標を持たせたり、何にでも良い結果を出すことを期待してしまいがちです。しかし、目標をあんまりに高く持たせてしまうと、後々に自分に自信がないなど精神的に子供をダメにしてしまいます。
精神的に強い子供を育てるためには、目標は高過ぎず達成しやすいレベルに置くことが大事です。仮に目標に達しなくても、次回頑張ればいいと励ましたり、そのためにどうしたら良いか教えるということが大事です。
３．躾として怖がらせてやらせる
躾とは教える事であって、無理やりやらせたり脅したり怖がらせてやらせることではありません。子供が親の言う事を聞かないからと子供に罰を与えるというのも子供に良くありません。罰を与える方法を使って躾するのでは、子供は何も学びません。まず、この方法では、何か手に入れたければ脅せばいいんだと教えているようなものです。また、子供は強く言ったり強い態度に出れば問題が解決するだろうと思うようになり、人を脅したり乱暴な行動を身に付けるようになってしまいます。専門的な調査によると、親がこのような方法を躾として子供に使うと、その子供は学校で他の子を虐めるようになったり、逆に自分が虐められる子になってしまうらしい。また、人と衝突することが多くなり、警察沙汰になるようなことをやりかねない。
４．厳く子供をコントロールする
厳しく子供をコントロールする親は、どんな状況でもこうするんだと決めたらそれを曲げない。つまりフレックスさが全くない。こういったコントロールタイプの親は、子供はどうしたいのかとか子供の気持ちというのは全く考慮しない。
こういった親を持つ子供は、不幸せな事が多く、鬱や不安症など精神的な病をかかえがちです。また、自尊心が低く自信もない。何か決断するにも自信がないという問題を持っていることが多い。
５．子供と関わらない、子供の成長に不在の親
子供の成長に関わらない親は、子供の行動や態度に目を向けない。そのため、子供はやりたい放題。躾としてこうしなさい、ああしなさいと言っても口だけで子供が言われたことをやらなくてもそれに対して特に何もしない。躾という躾はほぼ何もしないか全くしない。こういった親は、子供の学校の成績や子供の達成に興味を示さない。
こういった親を持つ子供は、次のような性質を持つようになる。
- ルールに従うのが嫌い
- 自分の欲望を抑えられない
- 自己中心的になり、人が自分と違う考えや意見を持つことを理解できない
- 人間関係や人と接することが難しくなってしまう
以上、いかがでしたか？
自分に該当することはありましたか？
Sources:
parentingforbrain.com/bad-parenting/
cnbc.com/2020/05/25/biggest-parenting-mistake-destroys-kids-mental-strength-says-therapist.html
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