なぜ食べ物アレルギーを持つ子供の親たちがピーターラビットの映画を見ないのか

先週、2月9日に公開された映画、”ピーターラビット”に腹を立てている親たちがたくさんいる。 理由は、映画の中に、食べ物アレルギーを持つ子供をいじめるシーンがあるから。

そのシーンとは、ピーターラビットと友達が、ミスターマックグレゴアーがブラックベリーのアレルギーを持っていると知っていながら、ブラックベリーをミスターマックグレゴアー放り投げる。 その結果、ミスターマックグレゴアーは、ナフィラキシー反応を起こしエピペンを使わなければならなくなった。 それだけでなく、ピーターラビットが食べ物アレルギーなんて人の気を引くために言っているだけだなんて風にも言ったらしい。

食べ物アレルギーを持つ子供の親たちは、このシーンに関する怒りをソーシャルメディアで表現している。

下2つは、ツイッターの投稿。

「家族でピーターラビットの映画を見に行こうかとおもったけど、パスするわ。
トムがブラックベリーのアレルギーを持っているって知っているのに、ピーターラビットがトムにブラックベリーを投げた? そのせいで、トムはエピペンを使わなければならなくなったなんて冗談にならない。
すごくがっかりだし、気分悪いわ。」

「食べ物アレルギーは笑い事じゃない。食べ物アレルギーを持っている人間をいじめて、わざとナフィラキシー反応を起こさせるようなことをするのは悪いことじゃないと見せる映画なんて見るべきじゃない。」

アメリカの喘息、アレルギー協会の会長であるケネス メンデス氏は、この映画の製作会社であるソニーに公開状書いた。 その手紙の中には、”今後の映画で、食べ物アレルギーを持つ人間を笑いものにするのはやめるように”とお願いし、そして、ソニーが今までに作った子供向けの映画にも食べ物アレルギーを持つ人間を貶すような似たようなシーンがあったと指摘している。

他にも手紙には、次のようにも書かれている。

“食べ物アレルギーを持っていると、本人だけでなく親にも生活にネガティブな影響を及ぼす。その理由は、間違って口にしてしまわないように常に油断ができないから。”

”アレルギー反応を起こした時に経験する当人の恐怖は、笑い事ではない。 それを大したことないように、そして、アレルギー反応を真剣に受け止めることないと人々に表現しする。 そのせいで、アレルギーを持つ人を危険な目に合わすような行動を起こす人が出るかもしれない。 ”

この騒ぎが起きて、ソニーピクチャーは、2月11日(日)に謝罪をしている。
その謝罪の中で、食べ物アレルギーは深刻な問題なのに、自分たちの映画の中で、たとえ漫画っぽくでも、食べ物アレルギーを軽く見ているように描くシーンを作ったこと、もっと食べ物アレルギーに対して敏感でいるべきだったとお詫びしている。

 

Source:

www.today.com/parents/parents-boycott-peter-rabbit-allergy-bullying-scene-t122966

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