玄関のドアをノックする音やピンポーンと音がしてついドアを開けてしまったら、訪問セールスマンだったなんてことありませんか？
何を売りに来るかは、いろいろです。
雑誌購読、洗剤液、アラームシステムは一般的ですが、たまに、草食牛のステーキなど肉類をトラックで売りに来るセールスマンもいます。
こういった訪問セールスマンは、door to door salesman、door to door salesperson, 又はsolicitorと呼ばれます。
郊外では特に訪問セールスが多く、買い物に出かけなくても種類豊富な物を訪問セールスで購入できるくらいです。
夏は、door to door salesmanが盛んに動く季節
夏は日が長いからでしょうか、企業は、普段よりも多くの人を雇って各地に送ります。
夏休みの間は、バイトの大学生も多い。
彼らが家を一軒ずつ訪問するのは、一般的に平日の午後ですが、外が暗くなってからも来る場合もあります。
暗くなってからドアをノックされたら、つい近所の人か知り合いかなと思ってドアを開けてしまいがちなので、夜にくるセールスマンはもっと厄介です。
訪問セールスは、法的に守られている
まず、アメリカには、訪問セールスを禁止する法律がありません。そういった法律がないどころか、法的に訪問セールスマンが住宅街を訪問することが認められています。米国憲法修正第1条の「言論の自由」は、セールスマンが販売目的で話をできることも意味するのです。
よって、市やカウンティーが訪問セールスを規制しようとしても、その規制は法的には認められません。
例として、オハイオ州のストラットン市では、この市内で訪問セールスをするには、セールスマンはまず市から許可をもらわなければならないという規定をつくりました。そして、こここの住民には、どの訪問セールスなら受けるけど他は受けないなど訪問セールスを選んで市に申請できるようになっていました。すると、エホバの証人の団体が訴訟を起こし、この規定は米国憲法修正第1条を違反すると主張しました。 確かに、憲法修正第1条で、宗教活動を禁止する法律を制定してはいけないとされているからです。 結局、ストラットン市のこの法律はアメリカの法的に認められないという結果になりました。
他には、訪問セールスが出来る時間の制限をしようとする地域が幾つかありましたが、これも最高裁判所が認めず、この規定は法的でないとされました。
“No Soliciting”（ セールスや勧誘はお断り）という張り紙を玄関にする。
これが、訪問セールスを撃退するために、法的にも効果的で一番良い方法です。
アメリカの最高裁判所は、住民個人が自分の家に「セールスお断り！」と張り紙をしたら、それは尊重する、としています。
アメリカの多くの地域では、他人の土地に無断で入ってはいけない。例えば、自分の庭に他人が入って来て、その人に庭から出るように言ってもその人が出ない場合、その人は法を破ってることになります。
ドアを開けない、無視する方法
“No Soliciting”と張り紙するのも良いですが、ドアを開けないのも一つの方法です。
誰も訪問しに来る予定がないのに、ドアのベルが鳴ったり、誰かがドアをノックしたら、無視してしまう。
窓ガラスで家の中に人がいると見られてしまっても、見つかってしまったと仕方なくドアを開ける必要はありません。
No, thank you!
ドアを開けてしまったら、セールスの人が立っている。どうしよう！捕まってしまったと思わず、No, thank you!と一言で断れば良いのです。断る理由を言う必要もありません。
一軒ずつ家を廻って大変だなと気の毒に思っても、興味がないのであれば、すぐに、No, thank you!と言ってドアを閉めてしまえば良いのです。話を聞いてしまうと、興味があるのかもしれないと思われなかなか帰ってくれません。
宗教団体の勧誘
宗教団体の勧誘もよくあります。
こちらも、同様で、興味がなければNo, thank youと言って断る。
“No Soliciting”（ セールスや勧誘はお断り）
ただ単に、“No Soliciting” と書いてドアの横に貼っても良いし、下の最初の写真のように強いメッセージにしてもよい。
又、その下の写真のような面白いのも買えます。
記事掲載日：7/20/2017
参照：
www.signs.com/blog/how-to-get-rid-of-door-to-door-salespeople-once-and-for-all/
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