アメリカの国民のコロナウィルスに対する反応はどうか？
アメリカもコロナウィルスの騒ぎの影響で、家から出れなくなるのではないかと恐れてトイレットペーパーや水を大量に買い込む人が出てきている。
また、ハンド除菌ジェルや消毒スプレーも売れ行きもすごいらしい。
先週、テレビで有名な医師、Dr. Drew Pinskyがコロナウイルスに関するインタビューで、アメリカでのコロナウィルスの騒ぎはメディアのせいだ、メディアが国民をパニックにしていると非難した。
アメリカ国内で、コロナウイルスによる騒ぎが大きくなりすぎて、打撃を受ける企業が出てきているし、国民もパニックになっている、それは全部メディアの責任だと言った。
「今年だけで１万８千人もの人がインフルエンザで死んでいる、これに対してコロナウイルスで死んだ人の数は百人ほど。どっちを心配するべきだと思う？インフルエンザ？それともコロナウィルス？」
ここダラスではどうかと言うと、私は毎日の生活の中で特に大きな影響は見えないし感じない。
Wash your hands! Don’t touch your face! これはよく耳にする。でも、これはコロナウイルスの前から当たり前のことで、コロナウィルスを予防するための特別な予防法でもない。
先週、ダラスの郊外の病院で看護婦として働いているという知り合いにコロナウィルスで病院は何か特別な対応を取っているのか聞いてみた。
病院の入り口で、病院の建物の中入る人に、コロナウイルスに感染している可能性がないかどうかを知るために、最近アメリカの国外を出なかったなどといった質問をしているらしい。
マスクの着用はした方がいいのか？と聞いたところ、マスクをしたって、ばい菌がついた手でマスクを着けたり外したりして顔を触っていれば、菌は目や鼻から入っていくのだから、マスクをしたって意味がないと言ってた。
ダラスのニュースの報道では、ダラス地域の中国系のレストランやスーパーはコロナウイルスの騒ぎで大きな打撃を受けているという。
中華レストランでは、料理に使う材料は現地で仕入れているのに、中国から輸入しているのだろうと思う人が多いようだ。そのため、コロナウイルスの感染を恐れて中華レストランに行かなくなっているらしい。
日本では、普段から顔にマスクを着用して出かけるのは一般的だが、アメリカでは一般的ではない。
マスクを着用するのは、病院の医師や看護婦など医療関係の人くらい。
数週間前に、白いマスクを着用したアジア人女性が駐車場を歩いているのを見た。
白いマスクで顔の大部分が隠れていて、目だけが見えている姿は、とても異様で、昼間だったけれど私は恐怖を感じたくらいだった。
私はアメリカに長年住んでいるけれど、こういったマスク姿をアメリカで見たのは、これが初めてかもしれないと思った。
今日、歯科の予約で歯科医院にいる時、コロナウィルスの話が出た。
「患者さんにコロナウイルスの感染を防ぐために何か特別なことをしているのかと聞かれたけど、何もしていない、と答えたんだ。」と医師が言った。
「殺菌のために拭いたり消毒するというのは、普段から当たり前の事としてやっていることで、コロナウィルスの予防のために何か特別なことなんてしていない。
インフルエンザで死ぬ確率の方が高く、実際にインフルエンザで死んでいる人が数千人、数万人といるのに、なんでコロナウィルスで人が騒いでいるのかわからない。」
と言う。
歯科の助手も、一日に何度も手を洗ってる。だから大人になってから風邪をひいたことは一度もない。自分の子供にも普段から手を洗いなさいとうるさく言っているから、ばい菌嫌いの子供になったと笑っていた。
眼科でも、眼科医が同じことを言っていた。
「インフルエンザにかかって死んでしまう確率の方がコロナウィルスよりも高いのに、騒ぎすぎた。水を買い込んだりしてするなんて、そんな必要なにのに。ウィルスに感染しないための予防策は、とっても簡単なこと。石鹸で手を洗うこと。トイレで手を洗ったら、せっかく洗った手をトイレのノブに触れてばい菌がついてしまわないように、ペーパータオルでノブをひねって、その間ドアは足で押さえて、ペーパータオルを捨てる。手にはばい菌が沢山ついているから、手で顔を触らない。」
私の子供も、学校の先生が、手にはばい菌が沢山ついているから、顔を触ったらダメだって言ってたと教えてくれた。アメリカの学校は、教室に殺菌ジェルを置いているから、教師だけでなく生徒たちも自由に殺菌ジェルを使える。でも、これはコロナウィルスの前からのこと。
医療関係の人は、みんな同じことを言っています。
とにかく、手は頻繁に石鹸を使って洗い、手で顔を触らない事が大事ということです。
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