アメリカの子供は歯が抜けたら妖精がお金をくれると信じている
アメリカでは、子供の乳歯が抜けたら、その歯をその子の枕の下に置いて寝ます。
すると、寝ている間に、歯の妖精がその歯を取って、お金を置いていくのです。妖精は子供の抜けた歯を集めているという話です。サンタクロースと同じく子供は歯の妖精を信じているのです。
歯の妖精の話は家庭によって多少違う
歯の妖精がいると子供に話す家庭もあれば、歯の妖精は、実はねずみなんだと教える家庭もあります。
また、歯の妖精の性別も家庭によって違います。 ティンカーベルのよう、つまり女の妖精だという家庭もあるし、歯の男の妖精だと教える家庭もある。
でも妖精の姿は違っても、どの家庭でも共通するのは、歯の妖精は歯と交換でお金を置いていくということです。
一体、幾らのお金と交換するの?
どの家庭でも子供の乳歯が抜けた時に直面する悩みは、お金を幾らあげるか。
2016年が今までで最高額
2012年のある調査によると、平均は$3で、前年よりも15パーセント上だったそうです。
そして、2016年のある調査によると、今までの最高で平均が$4.66で、前年度よりも75セントアップだったそうです。
金額は地域によって違う
この金額は、家庭の収入、在住する地域、そして親の年齢と教育レベルが大きく影響します。
調査によると、アメリカ全国で、歯の妖精が訪れた家は85%。そのうちの89%の家庭では、妖精がお金を置いていってくれたそうです。
地域別では、西側では $5.96 が平均。最初の歯はもっと多く、$6.89。そして、北東部は平均が$5.08で、最初の歯は$6.31。 南部は、平均が$4.57で、最初の歯は$4.88。 ミッドウェストは平均 $4.04で最初の歯は $5.70。
調査によると、歯が1本抜けただけで、$20ももらえるラッキーな子供も中にはいるそうですが、平均的な金額は$1から$5だそうです。そして、もらう金額が$1以下は3パーセントの子供で、$5以上もらう子供は5パーセント以下と少ない。この金額は一本につきもらうお金です。
ケチならいように
乳歯が抜ける年齢は子供によりますが、5歳くらいに最初の一本が抜けます。 小さい子供はお金の感覚がまだ掴めていないでしょうから、私は$1もらった! 僕は$3もらった!と友達に言っても、自分の方が沢山もらったとか、自分のほうが少なくもらったとは考えないだろうと思います。 でも、年齢が上がると、お金の価値が分かってくるわけです。 学校で、友達と歯の妖精が幾らくれたという話になるかもしれません。ですから、あんまりケチっては子供がかわいそうです。でも、あげ過ぎもどうかという意見もあります。
歯ブラシをしっかりするモチベーションになる
歯の妖精が幾らくれるかどうかは、歯がどれだけキレイかどうかにもよる、という教える親もいます。
すると、子供はそれを信じて歯をしっかり磨き、フロスまですることでしょう。
Source:
www.colgate.com/en/us/oc/oral-health/basics/tooth-fairy/article/how-much-does-the-tooth-fairy-pay-for-a-tooth-0213
www.usatoday.com/story/money/personalfinance/2017/02/24/survey-tooth-fairys-2016-cash-payouts-hit-all-time-high/98249346/
記事掲載日:8/30/2017
Share this content: