２０２０年：アメリカの「最も肥満とオーバーウェイトが多い州」ランキング

アメリカに来て、太っている人が多いことに驚くかと思います。太っている人があまりに多く、アメリカでは太っていることがごく普通になってきています。wallethubの２０２０年の肥満ランキングによると、アメリカ疾病管理予防センターの最も最近のデータで、２０歳以上のアメリカの大人の中で、１０人のうち７人以上が肥満かオーバーウェイトと発表されているということです。これは、驚く数値です。子供の肥満やオーバーウェイトの数値は大人に比べると低いのですが、この数十年の間、その数値は急激に上がっているとのことです。

肥満やオーバーウェイトの人口が増えるにつれ、ダイエットプログラムや、低カロリーの食べ物など体重を減らす手助けをするビジネスが増えています。こういったビジネスの市場規模は、＄７２ビリオン以上。この数字は、この先、更に上がると予想されています。また、アメリカは、肥満に関連したことで年間に＄２００ビリオン近くが使われています。

肥満の一番の原因は、運動しない、動かないということです。Physical Activity Councilによる新しい調査によると、アメリカで２０１９年に全く運動をしなかったという６歳以上の国民が８０００万人以上いたということです。

WalletHubが発表した、「２０２０年のアメリカで最も肥満が多い州のランキング」では、アメリカ５０州とワシントンDCを、３１の要素を基に編み出しました。

初めに、肥満とオーバーウェイトの大人と子供が多い州の５位のランキングからみましょう。　全体的なランキングはその後に続きます。

ランキングを見る前に、まず、肥満とオーバーウェイトの違いとは何でしょうか？

肥満とオーバーウェイトの違い

肥満(obese)とは、ボディマス指数　(body mass index, BMI) が３０以上。
オーバーウェイトは、ボディマス指数が２４から２９です。

オーバーウェイトの人が最も多い州

１位　サウスダコタ
２位　フロリダ
３位　ネバダ
４位　カリフォルニア
５位　コネチカット

肥満が最も多い州

１位　ミシシッピー
２位　ウェストバージニア
３位　アーカンソー
４位　オクラホマ
５位　テネシー

オーバーウェイトの子供が最も多い州

１位　ミズーリ―
２位　インディアナ
３位　ネバダ
４位　ウィスコンシン
５位　アイオア

肥満の子供が最も多い州

１位　ミシシッピー
２位　サウスキャロライナ
３位　ルイジアナ
４位　ケンタッキー
５位　ウェストバージニア

アメリカの肥満とオーバーウェイトが最も多い州