テキサスの新型コロナウィルスの感染者数が増えているため、テキサスのヘルス関係者などは、このままだと4月末までに病院のベッドが足りなくなるとテキサスのアボット州知事にに助言し、テキサス全体にstay at home 命令を出すように求めている。
本日の午後の会見で、ついにアボット州知事が、テキサス州全体にstay at home 命令を出すのではないかと期待されていたが、そうならなかった。その代り、アボット州知事は、テキサス州の学校の閉鎖期間を5月4日まで延ばし、social distancing の命令とessentialビジネスと定義された職業やビジネス以外は休業しなければいけない期間を4月30日まで延ばすと発表した。
つまり、essentialビジネスでないレストランやバー、フィットネスクラブ、映画館、エンターテイメント場は、4月30日まで閉鎖のままということです。
その上、今日の会見で、アボット州知事は、この必要な外出以外を禁止し、家に留まるようにという命令をstay at homeと呼ぶこと自体を拒否すると言った。理由は、テキサス人は、外で運動するためや食べ物を買うなど必要な用事を足すための外出は今までと変わらずに出来るわけなので、stay at homeという言い方はこの政令に相応しくないとのことです。ちなみに、なるべく家にいるようにし、外出を控えるようにという命令を出している州や地域は、この命令をstay at home やshelter in placeと呼んでいる。
アボット州知事が、テキサス州全体にこの命令を出すのを抵抗している理由は、巨大な土地を持つテキサスに、一つの対策を取り入れたところでテキサスの254つのカウンティー全部に行き届くわけがないということらしい。しかし、そんな事を言っている間に、本日3月31日現在で、テキサスの約半分(122)のカウンティーにCOVID-19の感染者が確認されており、ダラスカウンティーでは600人以上が確認されている感染者がいて、感染による死者が13人出ている、とdallasnews.comが指摘している。
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