外国人が言う「日本人のこういったことが嫌だ」とはどんな事?

外国人が言う「日本人のこういったことが嫌だ」とはどんな事?

日本を旅行したことがある外国人に「日本はどうだった?」と質問すると、「景色は素晴らしいし、食べ物も美味しい、そして日本人はとても親切」という答えが多いかと思います。では、日本人に対する不満はどうでしょう?もちろん、日本人は完璧なわけありませんし、日本人を良い事ばかり言う人もいないはず。オンラインのディスカッションサイト、Quoraで、「日本のこういったことが嫌だ」と答えた外国人たちの話がとても興味深い。その中で私が同感することとは…..

1.人を平気で押したり、体でどんっとぶつかる

「街中で人がドンっと身体でぶつかってくる、そしてぶつかったあとに「すみません」と言わない。場所は色々で、道端だったり混んでいる駅のホームだったりで、不注意でぶつかってくる人もいれば、わざとぶつかってくる人もいる。例えば、自分の前に人がいて通れないからと、平気で後ろからドンと押す。「すみません、通らせてください」とか「すみません」「失礼します」といった言葉が一つもない。年取ったおばあさんでもがやる。でも、これは外国人にだけやるんじゃなくて自分と同じ日本人にも、日本人同士でもやっていること。こんなことアメリカでやったら、怒鳴られるだろうし、殴られてもおかしくない。これには本当にイライラするしムカつく。しょっちゅうあることだからたまらない。」

ダラジャパ:私もこれには同感します。まず、これは私がアメリカに来たばかりの頃に日本と違うなと気が付いた事の一つです。アメリカでは、人に触れないようにぶつからないように歩くのが当たり前で、少しでもぶつかってしまったら必ずExcuse me や I’m sorry と言う。自分が持っている荷物やバッグが少しでも人に触れてしまっても同じです。アメリカのこういったエチケットに慣れてしまったため、日本に帰った時に驚きます。上の人が言うように、外国人がこういった日本人に腹を立てるのも無理はありません。

2.紳士的な人は日本にいない

「男性が女性のためにドアを開けてあげるとか抑えてあげることはしない。男性が奥さんに自分の荷物を運ばせるということもよくある。電車のシルバーシートは、20代の若者が占領していて寝たふりしている。自分と知らない人が同時にドアに着いたとき、止まって相手に先にどうぞと譲ることなんてしない。その代わり、我が先にと早足になってドアに向かう(年齢問わず)。でも、車を運転しているひとは例外。中には態度の悪いドライバーもいるけど、大抵は他の車に譲って入れてあげたり、交差点でヘッドライトを消して歩行者を通してあげる。」

関連記事:外国人が変だなと思う日本の習慣や風習9つ

「日本人には無礼な人が多い。例えば、電車を降りて、エレベーターを待っている時、ドアが開いた途端に我が先とばかり前からも横からも割り込みされる。そうしているうちにエレベーターがいっぱいになって乗れずに、次のエレベーターを待たなければならない。特にティーンエージャーや若い大人に多い。これは私が外国人だからやられるのではなく、ベビーカーと一緒に待っている人や年寄りもやられている。」

 

3.暗黙の了解というルール

日本には暗黙の了解が多く、誰もそのルールを教えてくれない。この暗黙の了解のルールは、沢山あり過ぎてどれがいつ使われるか理解するのが外国人にとって難しいだけでなく、ルールに反したことをしているのが知り合いや友達であっても、日本人は何も言わずに見ているだけ。その人が自分で気がつけばいいと思って放っておくだけ。

ダラジャパ:この人がどんなことを意味しているのかわかりませんが、暗黙の了解というルールが日本には多いのには私も同感します。例えば、家に入る時は靴を脱いで、出されたスリッパを履いて家に入る、でも畳の部屋に入る時はスリッパは脱いで、トイレではトイレ専用のスリッパを履き、ベランダや庭に出る時は専用のサンダルを履く。また、テーブルに飲み物をこぼした時、手を拭くタオルやお皿を拭くタオルではなくて、テーブル用のふきんを使う。でも、テーブルの下にこぼれた水は、ふきんを使ったら怒られる。これは、日本独特の暗黙のルールです。

4.人の真似をする

日本人は、持ち物や着るものなど、人の真似をする。例えば、新型車にしろルイヴィトンにしろ、他の人が持っているから自分も持つ。こういった物を持つのが当たり前とか普通と考える。ビジネスマンのスーツにしても同じ。みんな同じ感じで、通勤中のビジネスマンは退屈なくらい同じ色に染まっている。

ダラジャパ:確かに、日本は何かが流行るとみんながそれに飛びつく。例えば、シュシュが流行っているからと女性はみんなシュシュを髪の毛に付けている。アメリカには、流行りのファッションというのは常にあっても、一つのスペースに偶然にも同じような恰好をした人が沢山いるという現象は見かけません。

5.お金やステータス

日本人は、自分は人よりも凄いんだ、上なんだ、偉いんだと見せようとする。特にお金を使って。自分の方が沢山お金を稼いでいるとか持っていると見せようとするし、お金をどれだけ持っているかで社会でのステータスが決まると思っている。

ダラジャパ:アメリカでは、お金の話はしません。幾ら稼いでるなんて人に聞きません。だからと言って、高飛車なお金持ちがいないと言っているのではありません。でも、アメリカでは、「威張る・自慢する」は人に嫌われる最も大きな理由ですから、日本のように自分は人よりも凄いとか上なんだと見せようとするというのは一般的ではありません。関連記事:お金に関するエチケット

6.しょうがない

日本人は、何でも「しょうがない」で済まそうとする。何か悪いことが起きてしまった時、その問題をどうにかしようとするのではなく「しょうがないね」で済ます。自分の行動の責任を考えないし、面倒くさがりとしか思えない。

7.すみません

日本人は、「すみません」を言い過ぎる。何か悪い事したり、失礼なことをしてしまって謝るなら別として、日本人は一日中すみませんって言っている。

ダラジャパ:同感します。本来なら「ありがとう」と言うべき時でも、「すみません」と言う日本人が多いと思います。

8.曖昧さ

日本人は、自分の気持ちや考えをハッキリ言わない。曖昧すぎて何を言いたいのか分からない。嫌な気持ちにさせるんじゃないかとか怒るんじゃないかと恐れずにハッキリ言って欲しい。

まとめ

アメリカ人は物事をストレートに言うというイメージを持つ日本人は多いかと思います。まず、物事をストレートに言うということは、その人の性格がキツイという意味ではありません。自分が嫌な人だと思われたくないとか、相手を傷つけるとか怒らせると気になってしまうのであれば、言い方や声のトーン、顔の表情などで幾らでもどうにかできます。アメリカの人が物事をストレートに言うというよりもアメリカ人は曖昧でないってことです。付け足したいこととして、この場合のアメリカ人はストレートという言い方に当てはまる言い方は、directです。Americans are very direct.という言い方になりstraightとは言いません。He/ she is straight. と言ったら、異性を愛する人だ(ゲイではない)という意味です。

 

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