アメリカの小児科や専門家は、子供は２歳になるまでに２カップの牛乳を摂るように勧めます。この２カップとは、牛乳だけでも良いし、チーズやヨーグルトを混ぜても良いらしい。
とは言え、牛乳以外のミルクを飲む子供もいます。例えば、豆乳、アーモンドミルク、米ミルクなど。その理由は、アレルギーを持つからかもしれないし、単に他の種類のミルクを好むのかもしれません。
どうやら、牛乳を飲む子供と牛乳以外のミルクを飲む子供を比べると、成長期の幼児では身長に大きな影響を与えるようです。
American Journal of Clinical Nutrition(AJCN) で発表されたあるリサーチ結果では、次の事が判明しました。
1. 豆乳、アーモンドミルク、米ミルクなど乳牛以外のミルクを飲む幼児は、牛乳を飲む幼児よりも背が低い傾向がある。
２. 牛乳以外のミルクを毎日飲む子供は、その子供の年齢の平均の身長よりも０．４センチ低い。
このリサーチをした一人のドクタージョナサン マグアイアーは次のように言っています。
豆乳、アーモンドミルク、米ミルクなどを毎日飲んでいる子供は、牛乳を毎日飲んでいる子よりも背が少し低い。例えば、牛乳以外のミルクを毎日３カップ飲んでいる子供と、同じ量の牛乳を飲む３歳児を比較したところ、植物性のミルクを飲む子どもは1.5センチ低かった。
1.5センチは、３歳児では大きな違いだとドクターマグアイアーは指摘してます。
２歳から６歳のカナダの子供５０００人（そのうちの５１％が男の子）が９家族が選ばれこのリサーチに参加しました。リサーチの期間は、２００８年１２月から２０１５年９月の間。
研究に参加した子供たちは、
５％が植物性のミルクのみを飲んだ
８４％は、牛乳だけを飲んだ
８％は両方のミルクを飲んだ
３％はどちらも飲まなかった
そして、この研究の結果、子供の身長の低さはどれだけ飲んでいるかが大きく関係しているということが分かりました。
ドクターマグアイアーは次のように述べています。
「牛乳を飲んでいないと、その子供は他の子よりも背が少し低いのではない。それよりも、牛乳じゃないミルクを飲む子供は、その飲む量によって平均の身長よりも少し低いのです。驚きです。」
と、いうことは牛乳じゃないミルクを飲む子供は背があまり伸びないってこと？
この質問に対し、ドクターマグアイアーは、「その答えはまだ分からない。牛乳以外のミルクを飲んでいる子供は、そのうち他の子と同じくらいの身長まで伸びるかもしれないし、伸びないかもしれない。それは、時間が経てばわかること。」と言っている。
でも、一般的に言えることは、子供の身長と体重の平均でみるグラフ上、身長が高い子供は身長が高いまま成長して行き、背の高い大人になるということ。
Source:
naturalsociety.com/toddlers-drink-non-cows-milk-shorter-peers-1933/
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