アメリカでは、子供を人に預けるというのはごく普通のことで、子供を生後３か月からデイケアに預ける人も少なくありません。
その理由の一つに、アメリカでは、他国に比べてマタ二ティー休暇がとても短いから。アメリカには、「給料なし１２週間のマタ二ティー休暇」という法律があります。この法律は、妊娠、出産のため仕事を休んでも１２週間は仕事を確保できると保障してくれるが、有給休暇と定めてはいない。有給になるかどうかは、会社が決めること。給料なしの産休が一般ですが、中には有給の産休をもらえる人もいるかもしれません。いずれにしても、マタ二ティー休暇は１２週間までとなっているので、仕事を辞めたくない人は、１２週間の休暇を取ったら仕事に復帰するしかないのです。
また、仕事のため、子供をデイケアやベビーシッターに日中の間だけ預ける人だけでなく、夫婦で夜、デートに出かけられるようにベビーシッターを雇う人もいます。子供が出来た後も夫婦の時間を大切にする、そのために二人だけで出かけるというのは素晴らしいことですね。
さてアメリカでベビーシッターかかる費用とは、幾らくらいなのでしょうか？
ベビーシッター探しができるウェブサイト、アーバンシッターによると、物価の上昇と同じく、ベビーシッターにかかる額も毎年上がっている。つい最近、アーバンシッター今回で８回目の調査となった「２０１９年現在のベビーシッターにかかる金額」を地域別に出しました。
全米に住む２万８千以上に聞いた調査結果で、１人にかかるベビーシッターの平均的金額は＄16.75、そして２人だと＄19.26.と判りました。
つまり、アメリカの平均労働賃金（時給＄7.25）の２倍以上ということです。
例えば、金曜日の夜、夫婦で映画を見て食事をしに出かけたとします。４時間ベビーシッターに子供を二人預けたとしたら、ベビーシッター代＄８０。その晩デートで使ったお金に近い金額を払うようになるのです。
地域別、子供１人と２人のベビーシッター代（１時間の金額）
シアトル： １人＄17.05、２人＄18.87
サンフランシスコ： １人＄18.75、２人＄21.30
ロスアンジェルス：＄16.06、＄18.01
サンディエゴ：１人＄14.29、２人＄15.59
ラスベガス：１人＄11.63、２人＄14.71
ボストン：１人＄16.90、２人＄18.84
ニューヨーク市：＄17.30、２人＄20.85
シカゴ：１人＄14.57、２人＄16.66
フィラデルフィア：１人＄15.07、２人＄16.21
ワシントンDC: １人＄16.15、２人＄18.20
アトランタ：１人＄13.17、２人＄15.75
マイアミ：１人＄12.67、２人＄16.38
ヒューストン：１人＄12.20、２人＄12.96
オースティン：１人＄14.98、２人＄16.17
ダラス：１人＄11.98、２人＄13.89
一番安い場所：ラスベガス、一番高い場所：サンフランシスコ
全米平均額:
一人＄16.75、２人＄19.26、３人＄20.76
１年にかかる子供の養育費：
４２％が１年間に子供一人にかかる養育費は、１万ドルから３万ドルと答えた。
夏休みの間にベビーシッターにかかる費用：
この調査に協力した親のうち５９％が千ドル以上だろうと答えた。
ベビーシッターを使う頻度：
５８％が月々最低１度はベビーシッターを使うと答えた。
１年の中で、ベビーシッターを雇って夫婦で出かける日として人気がある日：
結婚記念日と答えた親が４９％、誕生日と答えた親は２３％。続いて、
６％がニューイヤーズイブ、５％がバレンタインデー と答えた。
下の図はクリックして拡大できる。
Source:
https://blog.urbansitter.com/2019-babysitting-rates/
https://www.today.com/parents/what-are-babysitter-rates-these-days-here-s-range-t148512
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