マスク着用義務化
ついに、テキサスのアボット州知事は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、公共の場でのマスク着用を州全体に義務付ける行政命令を出しました。
本行政命令は、7月3日(金)の正午より始まります。
新型コロナのパンデミックが始まってからテキサス全体がマスク着用を義務付けられたのはこれが初めてです。
これまでに、ダラスなど感染者が多いメトロエリアでは、地方行政が市民にマスク着用を義務付ける行政命令を出していましたが、アボット州知事は、地方行政に警察が介入することを禁止していました。しかし、今回初めて、アボット州知事は警察がマスク着用を強制できるとしました。ただし、違反者には最高250ドルの罰金が課されるだけ(1回目は警告だけ)で、逮捕や留置所の収容は禁止じられています。
10人以上の集会を禁止
同時に、アボット州知事は、10人以上の集会も禁止しました。
これまで100人以下の集会なら良いとされていていましたが、テキサスの感染者が急激に増えているのは5月末のメモリアルデー祝日の週末に人々が大勢で集まったの結果でもあると言われているため、同じ間違えが起きないように、7月4日のアメリカの独立記念日のぎりぎり前に変えたと見られます。
着用が義務付けられる対象と状況
10歳以上のテキサス州民は、公共の場で店やビルなど屋内にいる間。また、屋外でも公共の場で周囲の人から2メートル間隔を確保できない場合。
ただし、例外もある。
下の場合は、マスクの着用を求められない。
- 医療的な理由や身体障害があって鼻と口をマスクなどで覆えることが不可能
- レストランで食べたり飲んだりしている時
- 外でエクササイズをしている時
- 周囲の人(同じ家に住む人以外)から十分な間隔を十分に確保できる場合
- 一人で車の運転中、または同じ家に住む人と一緒にドライブ中
- セキュリティー的な理由で、顔を見せなければならない時
- プールや川、湖などで泳ぐ時
- 選挙で投票する際
- 教会など宗教的なサービスを提供または得る時
- テレビ放送などで話をする時
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