アメリカの「ながら運転」を減らすために、運転中に携帯をいじらなければポイントがもらえるアプリ
運転中に携帯をいじって下を向いているドライバーを見た事ありませんか?そういう人を危ないなと思って見ても、ついつい自分も運転から目を離してしまう。そんなことありませんか?私自身、車の移動中にランチを食べたり、テキストメッセージの着信音があるとつい誰だろうと携帯を見てしまう。その結果、車の事故を起こしたことはありませんが、明らかに携帯をいじっていたんだろうと思われるドライバーに車で後ろからぶつけられたことは2回あります。幸い、誰も怪我はありませんでしたが、大きな事故になっていたかもしれないと思うとぞっとします。
ここダラスは、アメリカ国内の中でも路上の事故が多く、2020年のアメリカ国内で最も車の運転に危ない都市のランキングで1位になったほどです。
2時間に1人が死亡
あるサイトによると、アメリカでは「ながら運転」による事故で、2時間に1人の歩行者が死亡、7分に1人が怪我をしているらしい。車の運転中、一瞬から2秒くらい目をそらしても大丈夫だろうと思っている人が多いけれど、実は人が思っている以上にたったの数秒で車は前に進んでしまう。例えば、フットボールのフィールドの端から端まで90キロで走った場合それにかかる時間はたったの5秒。
アメリカでは3千人以上もがこういった「ながら運転」によって死亡している。2020年、コロナ禍で車を運転する人の数が減っていても交通事故で死亡した数は2万人以上。この数は、2007年以降で最悪の数であり、この数は「ながら運転」が大きく関係しているということです。携帯をいじりながらの運転をしている人は、自分の周りの路上の車の数の半分にしか気が付いていないらしいから、怖いですね。
安全運転をするとご褒美としてポイントがもらえるアプリ
アメリカには、こういった携帯電話をいじりながらの運転を減らすために作られたアプリがあります。
運転中に携帯をいじらないでいるとポイントがもらえ、そのポイントがたまるとレストランなどで割引がもらえるというシステムです。携帯を触らず車を走る距離が長くなるほどポイントが増えるそうです。
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郷に入っては郷に従え。アメリカは歩行者にとても親切です。
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