今年の夏、約1か月半、日本に里帰りした際に、どこかのヨガスタジオに一か月程通えないものかとネットで検索したところ、「女性専用ヨガスタジオ」、「男性OKのヨガスタジオ」という言葉が出て来ました。そして、この時、初めて日本のヨガでは男性が嫌われていると知りました。とても驚きました。
これでは、日本で、男性がヨガを始めたいと思っていても、そのチャンスがほぼゼロということです。
こんな差別はアメリカでは考えられない事です。
アメリカには、女性専用のスタジオはありません。
私が長年通っている、ダラス郊外にあるヨガスタジオには、男性も沢山います。
全体的に見れば、女性の方が多いのは分かりますが、年々と男性の数も増え、現在では男性がクラスの半分を占めることもあります。
男性の年齢もいろいろです。30代からシニアまで幅広い年齢層。また、タイプもいろいろ。いかにもヨガをやりそうな典型的なイメージを持ったヒッピーな男性だけでなく、フットボールの選手のような大型の男性、お腹の大きい太った中年の男性、白髪の老人男性などいろいろです。
日本のヨガスタジオで男性が嫌われているのは、日本の文化的な考えが関係しているかと思います。女性専用の電車が出来たのも、男性は気持ち悪い、いやらしい、下心があるという風に思われているからではないでしょうか。女性が安心して電車に乗せるように、女性専用の電車があるように、女性専用のフィットネスクラブやヨガスタジオが出来たのではないかと思います。
しかし、これはアメリカでは出来ません。男性を差別していると問題になってしまいます。
専門的に出された統計もある
ヨガジャーナル(アメリカのヨガ雑誌)が2016年に発表した調べによると、アメリカでヨガのクラスに参加した男性の数は、2012年で4百万人。その数は、2015年に1千万人にまで上昇。このように専門的な統計で、ヨガをやる男性が増えていると分かります。
関連記事:最新の調査によると、アメリカでは、ヨガをやる人の数が4年間で50%増えている
ヨガを通して、どんなメリットがあるのか?
ヨガは身体をストレッチするだけのことではありません。60分のクラスでかなりの運動量が得られます。身体が柔らかくなり、筋肉を強化し、血液の流れが良くなります。肩こりや腰痛がなくなる。体重が減り、引きしまった身体になるなど、利点が沢山あります。
身体だけでなく、メンタル面でも大きな変化が出ます。ストレス解消、精神的な安定、気分を上げるなど、メンタル的な面でヨガがとても良いのでヨガをやるという人が多い。
その証拠に、ヨガのクラスの後は、みんな笑顔になります。
仕事をしている人の為の早朝と夜のクラス
仕事をしている人は、専業主婦のような時間の自由がないため、ヨガをやるには、仕事の前か仕事の後しかありません。有難いことに、アメリカでは仕事をしている人のために、早朝クラスと夜のクラスを提供するスタジオが多い。
早朝のヨガ
朝5時や6時の早朝クラスは仕事をしている人に人気があります。
そんなに早くからヨガ?と驚くかもしれませんが、やっている人に言わせれば、すぐに身体が慣れると言います。
夕方、夜のヨガ
仕事に行く前のヨガが無理であれば、仕事帰りに行くしかありません。夜6時から8時のクラスは仕事帰りの人に人気があります。
是非、試してみてください。
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