アメリカの日焼け止めに関する規制

2011年6月14日、FDAは、処方箋が要らない日焼け止め商品に課する新しい製造条件を発表しました。

FDAがなぜ日焼け止め商品の製造条件の改善をするようになったかのか？

アメリカで販売される日焼け止めの安全性と効果が現在の基準に合っているということを保証するため。
そして、消費者が正しい日焼け止めを選べるように、そして正しく使用するために必要な情報を与えるためです。

それまでの日焼け止めとは、紫外線UVBによる日焼けを防止するためのもので、もう一つの紫外線であるUVA（皮膚がんの原因になり、皮膚の老化の原因になる）に関しては何も触れられていませんでした。
しかし、新しい科学的データにより、日焼け止めがUVAも防御するか測るテストを作ることができました。
このBroad Spectrumというテストに通った商品は、UVBだけでなくUVAも防御するというわけです。
そして、このテストに通った商品だけが、Broad Spectrumと日焼け止めのラベルに表示できるのです。

Broad Spectrumと書かれている日焼け止めを選びましょう

Broad Spectrumと書かれている日焼け止めが店頭に出始めたのは2012年の夏、またはその前ですが、それ以前に購入した日焼け止めが良くないわけではありません。FDAが許可する日焼け止めの原料は、何年も使われているものですので安全です。　FDAによると、Broad Spectrumと書いていない物でも、日焼け防止として使えるわけですから、捨てる必要はないそうです。

Waterproof, sweatproof, sunblockという表示の禁止
日焼け止めの新しい規約として、日焼け止めメーカーは商品のラベルにWaterproof, sweatproof, そしてsunblockと表示することを禁止されています。

その理由は、日焼け止めの効果的的からして、これらの言葉はちょっと過剰に表した言葉に過ぎないから。

• Waterproofなんてわけないのです。いずれは流れ落ちるわけですから。
• sweatproofも同様です。汗で日焼け止めが取れてしまいます。代わりに、water resistanceという言葉なら良いそうです。
• water resistanceの日焼け止めには、泳いでいる間でも効果があるのは40分なのか、それとも80分なのかもラベルに表示しなければなりません。
• sunblockという言葉もいい過ぎなのです。sunblockの代わりにSunscreenという言葉が使われてます。
• instant protectionと表示するのも禁止されてます。

効果は２時間で切れる
肌に塗ったサンスクリーンは2時間以上は効果が続かない。
そのため、商品のラベルに2時間以上の持続性があるなんて風に表示すのも問題、だそうです。

日焼け止めの使用上の注意
日光にあたる場所にいるのは、皮膚がんになるリスクと皮膚の老化のリスクがあります。
これらのリスクを減らすには、Broad Spectrumと書かれた日焼け止めでSPF数値が１５かそれ以上のものを使いましょう。

日焼け止めにだけ頼っていてはダメ
紫外線が最も強い朝の10時から午後の2時はなるべく日にあたらないようにしましょう。
そして、長袖、長ズボンの着用と、帽子とサングラスの着用も必要です。

頻繁に塗りなおす
少なくても2時間おきに日焼け止めを塗り直しましょう。
特に、泳いだり、汗をかいたら、もっと頻繁に塗りなおす必要があります。

Souｒce:
www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/UnderstandingOver-the-CounterMedicines/ucm258468.htm#Q1_Why_is_FDA