アメリカの典型的な朝食ってどんな食事?

私の小学生の子供が、アメリカの学校で世界のいろいろな国について勉強している時に、日本の朝食は、白米、みそ汁、焼き魚と習ったと言っていました。実際には、パンとコーヒーといったアメリカのような朝食をとる日本人が沢山いるのに、白米、みそ汁、焼き魚が「日本の典型的な食事」として知られているようです。

今回は、「アメリカの典型的な食事」アメリカの朝食はだいたい想像がつくかもしれませんが、どんな朝食が人気があるのか、ここで紹介したいと思います。

アメリカの朝食は、準備に時間がかからない簡単に食べれるものが人気

典型的なアメリカ人の家庭では、平日の朝に、朝食を調理するというのはあまりやりません。ゆっくり座って朝食を食べるというのもあまりやりません。コーヒーでさえ家で作る、飲む時間もない人も沢山います。ですから、朝からスターバックスなどドライブスルーのコーヒーショップは長蛇の列が出来ていて、マクドナルドなどファストフードの朝食メニューを買うお客さんでドライブスルーは大忙しです。

  • シリアル

シリアルは昔から根強い朝食アイテムです。なにせ簡単だからです。
器にシリアルを入れて牛乳をかけるだけなんて、子供でも出来ます。

シリアルはアメリカで代表的な朝食なだけあって、スーパーのシリアルのコーナーは巨大でそして種類が豊富です。子供が好むようにピンク、緑、オレンジ、青など着色してあったり、砂糖でコーティングしてあったり、シリアルを食べながら子供が何か学べるように箱の裏側に朝食を摂るのがどうして大切か簡単な説明がプリントされてあったり、間違え探しや言葉で遊ぶゲームが載っています。

健康を気にする人のために甘くないタイプのシリアルや、繊維豊富なタイプや、ナッツやレーズン入り、胚芽入り、全麦で出来てるタイプ、グラノーラ系などもあります。

  • グラノラバー

グラノラバーを朝食に食べる人もいます。
シリアルのように、グラノラバー類の種類は豊富。

  • ドーナツ

日本ではドーナツをおやつの食べ物として食べますが、アメリカでは、ドーナツは朝食として人気がある食べ物です。そのため、ドーナツ屋さんは朝6時に開店して正午には閉店してしまいます。

写真のように、1ダースのドーナツを買って職場に持って行ったり、学校の先生差し入れをすれば、喜ばれるのは間違えなし。

アメリカはドーナツ屋さんが多い

チェーン店ではダンキンドーナツがありますが、ダンキンドーナツの数よりも個人経営のドーナツ屋さんの数の方が多く、日本のパン屋さん(ベーカリー)のように個人経営のドーナツ屋さんがあちこちにあります。なぜか、ドーナツ屋さんの経営者は韓国人が多い。

テキサスは車通勤が一般ですので、仕事に向かう途中にドーナツ屋さんに寄って、ドーナツとコーヒーを買って車の中で食べるる人もいます。

ニューヨークなど電車が発達してる場所になると、電車通勤の人が多く彼らは道端にあるベーグルの屋台でベーグルとコーヒーを買って歩きながら食べるわけですが、テキサスではベーグルではなくてドーナツです。

  • ファストフードの朝食

マックなどのドライブスルーで朝食メニューをオーダーして運転しながら食べるのもアメリカ式です。

マクドナルドのバーガーやポテトは防腐剤が大量に使用されているため何年経っても腐らない、臭いも見た目も変わらないと、数年前にインターネットで話題になりましたが、ファストフードの人気は絶たないようです。

  • コンチネンタル ブレックファスト

コンチネンタル ブレックファストとは、パン、マフィン、卵焼き、ハム、ベーコン、それに飲み物として果汁ジュース、果物、コーヒー、紅茶といった食べ物。日本のホテルでも、朝食バイキングで並びますね。こういった食べ物が朝食で人気があります。アメリカのホテルで食べれる朝食は、コンチネンタル風の朝食です。

アメリカでは、週末の朝、朝食を外に食べに行くのが人気

朝食を外に食べに行くというのは、日本ではあまり聞かないことですが、アメリカ人は、上のようなコンチネンタルな朝食をレストランに行って食べるのが好きです。そのため、朝食やブランチ専門のレストランも沢山あります。

関連記事:なぜアメリカには朝食専門店が多いのか?

  • パンケーキ、ワッフル

シロップをたっぷりかけて食べるパンケーキとワッフルは、最高の朝食としてアメリカ人に愛されている朝食です。長距離を走るトラックの運転手などが夜中や早朝に寄って朝食を摂れるように(彼らだけの為にあるわけではありませんが)、ワッフルハウスという名前のチェーン店のレストラン(24時間開いてる)や、アイホップ(I Hop)という早朝から開いてる(24時間経営もある)パンケーキのチェーンレストランは、朝食が食べれるレストランを代表するお店で昔からあります。

  • エッグベネディクト

イングリッシュ・マフィンの半分にハムやベーコンまたはサーモンなど、ポーチドエッグ、オランデーズソースを乗せたエッグベネディクトも朝食アイテムとして人気。
オシャレなレストランやカフェで食べられます。

まとめ

アメリカの朝食は基本的に、量が軽く、簡単、手早く食べれる物、そして甘いものが多い、です。

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