江戸時代に日本で初めて作られたというたい焼き。その名前は、現在では世界的にも知られていて、外国でも食べれます。
特に韓国は、たい焼きが好きなようです。そのため、アメリカにある韓国経営のカフェでは、一般的にたい焼きを販売しています。しかし、一口サイズの小っちゃいたい焼きで日本のたい焼きと何か違う。これは韓国風のたい焼きなのか?また、韓国にはAh-Boongという名のたい焼きの皮にソフトクリームを入れたデザートがあります。このたい焼きソフトクリームは、アメリカにも数年前に進出し、ニューヨークやカリフォルニアで大ヒットしました。中にも、SomiSomiというたい焼きアイスクリームチェーン店がアメリカの幅広いエリアに店舗を出しています。ダラス地域にも2店舗。
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日本の「元祖たい焼き」といったたい焼きは、カリフォルニアの日本人が多い地域などで食べれるのだろうと思いますが、その他の地域では、韓国系のカフェやデザート店に行けば、たい焼きもどきのたい焼きが食べれます。
たい焼きの皮
韓国系のカフェで食べれる小っちゃいたい焼きは、生地から作っているのかは謎。こういったカフェで、私が何度か食べたことがあるたい焼きは、冷凍のたい焼きだろうと思います。つい最近行ったカフェでは、12個買ったうちの10個をカスタードクリームで、2個はあんこにして欲しいと言ったら、それは出来ない、6個ずつならできると言われたのです。生地から作って焼いていれば2個だけ別のフレーバーにするなどお安い御用だっただろうと思います。その上、このたい焼き、Costcoの30個入りの冷凍のたい焼きにそっくりなんです。
アメリカのたい焼きと日本のたい焼きの大きな違いは、たい焼きの皮。たい焼きの皮(生地)がワッフルなんです。日本人なら日本のたい焼きと違うと気が付つくはずですが、アメリカではワッフルで作った皮の方が売れるのだろうと思います。日本のたい焼きの皮のままでも売れると思いますが、きっと同じように作るのは難しいのだろうと思います。薄くて、ふわっと柔らかいたい焼きの皮は、簡単には作れなそうですし。その点、ワッフルなら簡単に出来る。それに、たい焼きをアメリカ人に宣伝する時、外側はワッフルで中はカスタードクリームのたい焼きと言えば、アメリカ人にはワッフルもカスタードクリームもどちらも馴染みがあるわけですから、美味しそう!と飛びつくのは間違えないわけです。
さて、Costcoが販売する冷凍たい焼きですが、一度、店から姿を消したものの、2022年1月に再び登場したそうです。値段が少し上がって$11.99で販売。
このCostcoの冷凍のたい焼きも、皮はワッフル。箱に書いてあります。
たい焼きの中身
さて、たい焼きの中身ですが、餡、カスタードクリーム、チョコレートクリームの3種類があります。写真上のCostcoのたい焼きも同じ3種類が入っています。
アメリカ人(おそらく西洋人一般)は、豆を甘くして食べないため、餡を食べたいと思いわないのです。これって、お米を牛乳と砂糖で煮て作るライスプディングを温かいまま食べる。日本人としては、ちょっと無理!と思う感覚のようなものでしょうか。(食べれますか?)
そんなわけで、たい焼きの中身としてアメリカ人に人気があるのはカスタードクリームとチョコレートクリーム。
もちろん、アメリカで食べれるたい焼きが、アメリカ人の好みにアレンジされてしまうのは仕方がないことです。他の食べ物でも同じことですから。日本で食べれる他国の料理が、日本人好みの味に変えてあるようなものです。
まとめ
アメリカで食べれるたい焼きは、たい焼き専門店など日本人が作っているなら別として、たい焼きの形をした中にクリームか餡が入ったワッフル。日本のたい焼きを期待したらがっかりしてしまう。でも、ワッフルとして割り切って食べれば美味しく食べれる、と思います。
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