首を長くして待っていた12月に入り、私の8歳の娘は、ワクワクしながら指折りでクリスマスまで何日か数えています。
12月1日、娘宛ての小包みが家に来ました。私は、てっきり親戚からのクリスマスプレゼントかと思いましたが、娘は、「たぶんサンタさんからだよ!」と確信を持った様子で叫んでいます。私が、え?そうなの?と言って、娘が包みを開けるのを見ていると、見覚えのある物が出て来ました。去年と同じ物です。絵付きで、カラフルな紙にプリント字でかかれたサンタからの手紙、となかいの餌、北極の雪、窓ガラスとドアのノブに置くサンタのための目印、そしてサンタの赤い洋服の切れ端。
この小包は、サンタがクリスマスに娘の家に来ると知らせるためのものです。
娘は、もう大喜びです。小包みを開けた直後、その喜びと興奮を誰かに教えたくてたまらない様子です。すると、犬の散歩で外に出ると、丁度よく近所の大人に会いました。犬の散歩から家に帰るところでした。興奮している娘は、サンタから小包みが届いたんだよ!と大はしゃぎで話しています。「見せてあげる!ちょっと待ってて!」と言って、サンタからの贈り物を取りに急いで家に入って戻って行きました。娘が箱の中の物を一つずつ見せると、近所さんは、「え~すごい!」と言いながら信じられない様子を見せています。二人のティーンエージャーの娘がいる人です。きっと近所さんの家にも、サンタさんが娘二人にプレゼントを届けてくれたことが何年も続いたに違いありません。
サンタからの手紙:
サンタからの手紙の内容はこんな感じです。
~ちゃんへ、
クリスマスイブに出かけるための準備をしながらとてもワクワクしています。今、北極では、エルフたちがおもちゃ屋で忙しそうにプレゼントのおもちゃのラッピングをしています。トナカイたちは、外で空を飛ぶ練習をしています。そりには、新しい鈴がついていて、とてもキレイな音を鳴らします。クリスマスの夜、~ちゃんも鈴の音が聞こえるかもしれません。ここは、雪がたくさん積もって、外は真っ白です。エルフたちが朝早く出かけて行ったようで、そりの後が雪の上に残っています。家の中は、暖炉で温かいですよ。暖炉のそばに座りながら、プレゼントを届ける子供たちのリストを見ていたら、ミセスクロースが温かいココアを私に持って来てくれました。 ~ちゃんの住む町に行くのを楽しみにしてますよ。クリスマスイブの夜は、早く寝るようにね。 メリークリスマス! P.S. 去年みたいに美味しいクッキーを忘れずに用意してね。サンタの大好物ですよ! 愛をこめて。 |
娘が近所さんにこの手紙を読んであげると、近所さんは、「サンタがこの町にやって来るのか~。」と信じられない様子で言います。去年は、どんなクッキーを用意したの?と話しているのを見て、”ああそうだ、サンタのクッキーも用意しなきゃ”と思いだし、私の頭の中は、クリスマスの準備のあれもこれもで一杯になりました。
となかいの餌:
そうそう、トナカイの餌。サンタさんにはクッキーを、そしてトナカイには餌を忘れてはなりません。トナカイの餌は、空を飛んでいるトナカイが子供の家を探す目印になるように庭にまき散らします。オートミールにキラキラしたラメやグリッターを混ぜるのが一般的で、空から見えるようにキラキラしたラメを入れるということです。トナカイのえさは、クリスマスイブの夜に、庭にまき散らします。
北極の雪とサンタの赤い服:
北極の雪は、水を少し加えると量が2倍くらいに増えるようになっています。本物の雪は、水をかけたら溶けてしまうのに、なぜ北極の雪は2倍に増えるのかはわかりません。娘は、変だなと思っていない様子です。サンタの赤い服の切れ端については、娘は、「サンタさん、こんな風に切ってたら自分のスーツがどんどん小さくなっちゃうのにね。」なんて言ってました。確かに「サンタのスーツ」と書いてありますが、私は、自分の服を切って送ってくれているとは思いませんでした。子供の想像は、夢がありますね。それに比べて、私は、現実的に考えてしまって夢がない。
サンタのための目印:
サンタからの小包みの中に、サンタに見えるように窓に貼る目印のシールとドアのノブにひっかける紙も入っていました。ドアノブのは、我が家の犬に半分食べられてしまいましたが、きっとサンタさんは我が家を見つけらるでしょう。
サンタにお願いしているプレゼント:
私の娘が、サンタさんにお願いしている今年のプレゼントは、とても難しい物です。そのお願いが叶うか私にはわかりません。
それは、小さな虫から全ての動物が大好きな娘は、道端で死んでいた虫やリスをサンタに生き返されてもらうということです。毎日の自転車に乗って行く池までの道のりで、自分が間違って踏んでしまったダンゴムシが数匹、それと道端で死にかけていたバッタ、セミ、蜂、蝶々、トカゲなどです。歩道で、こういった虫を見ると、自転車を停めて人に間違って踏まれてしまわないように草の上に移したり、空に飛ぶように手伝ってあげていました。死んでしまった虫を見て、何度も涙を流していました。でも、サンタさんがに、生き返らせてくれるから大丈夫と言って信じています。夏の間ずっとこのように言っていましたが、クリスマスが近いので、そのことを忘れてオモチャが欲しいと言うのかと思って尋ねてみると、答えは同じでした。そんな力がサンタにあるのでしょうか。2、3日前に、寒い夜の犬の散歩の途中で、手袋を一つ落としたことに気が付いて、探しに歩いた道を戻りました。絶対に見つかるだろうと私は思っていましたが、娘はなかなか見つからないので不安になってきていたようです。そして、ぐるっと回った道の最後に、落ちているのを見つけました。どうやら、サンタさんに手袋が見つかりますようにってお願いした直後に手袋が見つかったそうです。ますます、サンタさんの力を信じるようになっています。
クラスメート:
娘は、学校のクラスに、サンタを信じない子供が何人もいると言います。「サンタクロースなんていないよ。お父さんとお母さんがプレゼントを用意して、夜遅くにツリーの下に置いてるんだよ。って言うんだよ。」「そうじゃないよね?」と私に聞いてきました。それに、「それは、違うよ。」「信じている子供の家には来るんだよ」と答えます。いつもと同じ答えです。
エルフ
エルフが我が家に来ることも楽しみにしています。
生きているエルフがAmazonで買えると娘が言うので、買いました。
明日、届く予定です。
「絶対に触っちゃダメだよ。」など色々な注意事項を言われています。
さて、どうなることやら。
エルフ、男の子 @Amazon.com | |
エルフ、女の子 @Amazon.com |
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