fox4news.comの報道によると、4月17日(金)の午後、ダラスではジェンキンズ裁判官が発令したマスク着用強要に関しての緊急会議が行われました。
ジェンキンズ裁判官は、16日(木)の午後、ダラスカウンティーの住民はスーパーなどessential businessesとして現在営業しているお店や電車など公共交通機関を利用する際にはマスクの着用をしなければいけないとし、違反者は$1000の罰金が課されるとしました。
この発令で、ジェンキンズ裁判官はスカーフやバンダナをマスクとして使用しても良いとしていましたが、これに対し、ジョン・ワイリー・プライス議員は、バンダナで口や鼻を覆っても意味がないと異議。また、ジェンキンズ裁判官の外出禁止令も行き過ぎだ、市民にどれだけの影響を与えるかちゃんと考えずに出した命令だと批判。
(ジェンキンズ裁判官が定義したessential businessesとするビジネスの中で、犬のトリミングは営業の継続を許可されているが、人間の散髪は許可されていない。よってヘアサロンは外出禁止令が出ている間ずっと営業を中止されている。)
このことで、プライス議員は、「ペットの散髪は出来るけど、人間の散髪は出来ない。お蔭で、この一か月、収入がない美容師が5000人もいる。」とジェンキンズ裁判官の外出禁止令を批判している。
また、18日(土)から実施されたマスク着用令もジェンキンズ裁判官がプライス議員を含む4人の議員との会議を開かずに自分一人で決めたことであったため、議員たちはこれに対しても腹を立てている。このマスク着用令に従わなかった住民は、1000ドルの罰金が課されるということに対して、4人うち3人の議員が反対。
この緊急会議で、住民に1000ドルの罰金を課することはないと多数決で決まり、また、クラフトショップ(Hobby Lobby, Michaels, JOANNなど)をessential businessとすることに決断。
(医療用のマスクは医療関係の人しか買えないとされているため、一般市民には手に入らないので布のマスクを家庭で作るように推薦されていたものの、ジェンキンズ裁判官は、クラフトショップをnon-essential businessとし、外出禁止令が出ている間、営業を中止しなければならないビジネスの一つとしていた。よって、クラフトショップは、マスクを作る材料の販売はオンライン販売しか許可されていなかった。しかし、この会議でクラフトショップはお店を開けれることになったということです。)
マスク着用令の違反者が$1000課されることはないとされたものの、ジェンキンズ裁判官は、スーパーなどessential businessとして現在営業しているお店は、マスクを着用していないお客さんの来店を拒否できると言っている。これは、そもそも、このマスク着用令は、お店の人をコロナウィルスから守るためであるからです。
また、この緊急会議で、散髪屋や美容院が営業を再開出来るということにはならなりませんでした。
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