トレーダージョーズの創業者が亡くなる
アメリカで人気のスーパー、トレーダージョーズの創業者、Joe Coulombeが、先月2月28日に長年の闘病生活の末、カリフォルニア州、パサデナで亡くなりました。
安くて美味しい、トレーダージョーズ独特で質の良い商品を販売する店として人気がある、トレーダージョーズは、2019年1月には、全米で一番人気があるスーパーとして選ばれました。
トレーダージョーズの創業者、Joe は、その当時のアメリカのスーパーにはなかったタイプの商品を販売するスーパーを創業した賢い人物だと言われています。
Joe Coulombeのことを簡単にまとめてみました。
空軍での人気を務めた後、スタンフォード大学を卒業。卒業後、Rexall という薬局チェーン店に就職。ここで、ジョーは、Prontoというコンビニをマネージする仕事を任される。後に、ジョーは、Prontoを買収し、当時、大手会社のセブンイレブンが南カリフォルニアに店舗を増やしていく中、Prontoの店舗を12店舗ほどに増やした。
そして、1967年、カリフォルニアのパサデナに、トレーダージョーズの第一号店をオープン。
トレーダージョーズの店が海をイメージした雰囲気があり、お店のスタッフがアロハシャツを着ているのは(最近は、ノーステキサスの店舗ではアロハシャツは着ていない)、Joeが読んだWhite Shadows というタイトルの本と、ディズニーランドのジャングルトリップライドという乗り物の影響もあったと言われている。
Joeがターゲットとしていたタイプのお客さんは、教育があり、色々な土地に旅行したことがあり色々な味を経験したことがある人、でも、高級なスーパーで買い物するほどお金が裕福ではない。こういった人をイメージしていたらしい。
そこで、トレーダージョーズの第一店舗を出してから、5年後の1972年にトレーダージョーズ独自のブランド商品を作った。
お客さんが買う商品が美味しいことを確認するために、常に商品の味見をしていたという。Joe の子供たちが小さかった頃、よくお店の商品を家に持って帰って来て、子供たちにも味見させてそうだ。
1979年、トレーダージョーズをドイツのスーパーAldiに売却し、1988年にはCEOとしての役を降りた。
トレーダージョーズの公式サイトによると、現在、アメリカの42州に500店舗以上に増えている。
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