子供の視力が低下している、専門家によるとパンデミックによるスクリーンタイムが原因

新しい調査によると、視力の問題を訴える子供が増えているということです。その大きな原因と考えられているのが、スクリーンタイムと呼ばれるパソコンやタブレットを使用する時間です。このスクリーンタイムに関しては子育てをする親の間で常に話題になるトピックであり、専門家も子供のスクリーンタイムは何時間に制限するべきか色々な意見を持ちます。しかし、新型コロナのパンデミックによりそういった「制限」をつけるのが難しくなりました。アメリカの学校は、パンデミックにより学校が閉鎖しオンライン授業に切り替わったため、パンデミックの初めの数か月は子供はオンラインを使って家で授業や宿題をやっていました。つまり、生徒はパソコンやタブレットを一日中じーっと見るということでした。そして、子供が一日中いるというのが毎日続いていたため、親はストレスが溜まり、子供から逃げる為に学校の勉強が終わってからも、遊びの為に子供にパソコンやタブレットを使わせてあげていたわけです。

また、パンデミックにより、学校の勉強の補助として塾的な授業をオンラインで教えるビジネスも増えています。家庭での勉強でこういったオンライン塾のクラスを受ける子供は結局は、夏休み入ってもスクリーンタイムがあまり減らないかと思います。ダラスの日本語補習校は、未だにオンライン授業が続いていて、生徒たちは毎週土曜日、朝の8時半から午後3時までオンライン授業のため6時間以上続けてパソコンのスクリーンを見ています。この学校の生徒である私の子供は、6時間も続けてオンライン授業を受けた後は、目が痛い、頭が痛いと訴えています。

そして、新しい調査によると、視力の問題を持つ子供が増えているということです。パソコンやタブレットのスクリーンを長時間じっと見ているのが大きな原因だと考えられています。この調査では、6歳から13歳の子供123,000人を対象にパンデミックの間に調査したところ、近視の子供が増加していると判明。特に6歳から8歳の子供に多かったということです。

2015年から2019年の間のデータを見ると、近視と診断された子供はたったの5.7%でした。しかし、その数値が2020年には、21.5%も増えていたということです。この数値は、6歳の子供の場合です。

専門家は、この調査は9歳以上の子供は対象とされていませんが、視力の低下を防ぐためにスクリーンタイムを減らして外で遊ばせるべきだと言っています。

また、子供の視力を正確に測るために、眼科に行って一年に一度の眼科検診を受けさせるべきです。

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