「今週の土曜日、アリーの誕生日パーティーだよ!招待されたから、アリーのママに電話して行くって言ってね。」と言って、娘にアリーのお母さんの電話番号が書かれた小さな紙を渡されたました。アリーの名前は娘の話の中で何度が聞いたことがある子ではありましたが、実際にアリーに会ったことはなくお母さんとも面識がありませんでした。面識はないし、招待状ももらっていないのに、「誕生日パーティーに招待してくれてありがとう。是非、参加させてもらいます。」って私の方から連絡するのなんて変だよと思っていたら、招待状を今作っている最中だということでパーティーの前日に招待状を持って帰ってきました。「ソーフィーも来るし、リーシャも来る。リーナもエリザベスも来るって言ってたよ。すごく楽しみ!」と大はしゃぎ。
私:「クラス全員が来るの?」
娘:「男の子は来ないよ。あ、でもデクスターは来るかもしれない。招待状が1枚あまったからデクスターにあげてた。」
私の娘の女の子しか来ないよの言葉に、クラス全員の女の子が招待されたのだと私は思って、誕生日パーティーに向かう途中、私の友達でもあるクラスの女の子のお母さん二人それぞれに携帯にメッセージを送ったんです。というのも、パーティーの時間が12時から5時だったため、向こうで会えるか知りたかったからです。
私:「アリーの誕生日パーティーに何時に行く?」とメッセージを送る。
友達1人:「アリーって誰?」
私:「……」(え?誕生日パーティーの事を知らない?)
友達:「今、娘に聞いたら、自分は誕生日パーティーの事知らなかったって言ってる。招待されなかったって。」
私は、何てことしてしまったんだろう。ああ、悪いことしてしまった。と思いました。てっきり、クラスの女の子全員が招待されていたと思ったら、そうじゃなかった。後で知ったことですが、クラスの女子のうち3人以外の10人を招待したらしい。なぜ全員じゃなかったのか私は知りませんが、私の娘の「アリーのママに言わないでね」と口止めされて言われたことは、招待されなかった3人のうち一人は、アリーのお母さんが招待してねと言っていたのに、アリーはその子を招待したくなかったため招待状をあげなかった。その結果、1枚余り、それを誰もが大好きな人気者の男の子にあげた。でも、他の2人はどうなったの?決してこの二人と仲が悪いというわけでもないらしい。話してるの見たことあるよ、と私の娘は言うし。
まあとにかく、私はこの女の子(ジェニー)を悲しませてしまったので、どうにかしなきゃと思って、誕生日の子のお母さんに訳を話してこの子も行っていいか聞いてみようと思ったのですが(ダメと言うわけがないだろう)、ジェニーのお母さんは「初めから招待されたんじゃないから行きたくないって言ってる。」と。それもそうだ。
クラス全員を招待しなきゃいけないというルールはどうなったの?と、私は混乱。
クラス全員を招待するルール
アメリカの学校では、特に小さな子供たちを対象として、誕生日パーティーにはクラス全員を招待しなければならないというルールがあります。もちろん、校則の一つとして書かれているわけではないでしょうが、誰もが知っている暗黙のルールです。誕生日パーティーは学校の外でやることであって、学校時間の外の次官にやることであるため、確かに学校が口出しすることではないのですが、そういったルールを持つ学校が多いのが事実です。その理由は、招待されなくて悲しむ子供が出ないために。まさに上の話で私がやってしまったような事が起きるのを防ぐためでもあります。
今回、こんな事があって、友達数人に話したところ、「クラス全員を招待しなきゃいけないルールはどうなったんだろうね?」と私と同じく首をかしげるばかりでした。
クラス全員を招待するのは実際には難しい
ネットでこれに関して検索したところ、ガールスカウトのサイトでこれに関する話がありました。この記事にも書いてありますが、招待されなかったと悲しむ子供が出てしまわないために、クラス全員を招待するというルールは素晴らしいと思います。でも、実際に全員を招待するというのは容易なことではありません。というのも、小さくてシンプルなパーティーでもお金がかかるわけですから、人数が多ければ多いいほどお金がかかる。クラス全員を招待するとなると30人から34人くらいの子供になるわけです。家でやるとなるとスペースの問題もあるし、何処か施設を借りてやるとなると、人数が増えるごとに金額も上がります。
ちなみに、子供の遊び場やプールなどを借りてバースデーパーティーをやるとなると子供20人で300ドルくらい。子供の人数を増やすと一人につき$5とか。プラス、バースデーケーキ、飲み物、スナック、ピザ、そして紙のプレートやフォーク、風船など小物も色々必要です。
好きな友達だけを招待する
プリスクールやキンダーガーテン、または1年生くらいの年齢は、顔見知りであるクラス皆が誕生日パーティーに来てくれれば子供は喜ぶという感じですが、子供はだんだんと仲が良い友達だけを呼びたいという風に変わって行きます。
専門家のドクターアーチボルドは、好きな友達だけを招待するのはいいけれど、クラス全員(又は習い事の生徒全員)を招待しないのなら、招待状はクラスの中で配らないで学校が終わってからあげるとか、親から友達の親へ連絡してもらうべきだ、と言います。親を通して招待する場合は、少人数しか招待していないことを伝えること。そうでないと、親が他の生徒の親に「~ちゃんの誕生日パーティーに行く?」なんて聞いてしまうことが起きてしまう(私のように。)
子供にちゃんと説明する
また、子供だけでなく、子供にも、ちゃんと説明しなければなりません。自分の子供のお誕生日に好きな友達だけを招待する場合は、誕生日パーティーの話を招待していない子の前でするのはいけないと。その子が嫌な気持ちになってしまうから。でも、もし、招待されていない子が誕生日パーティーの事を知ってしまって、「何で私を招待してくれないの?」と聞かれたら、「今回は少人数しか招待しなかったんだ」と説明するように教える。
また、自分の子供が誕生日パーティーに招待されている側でも同じです。少人数しか招待されていないことを親の貴方が知っていたら、招待されていない子がいるらしいから誕生日パーティーの話は学校(又はクラブ)で話さないようにねと言うべきです。
クラス全員が招待されたかどうかどうやって知るか
アメリカでは、パーティーやイベントに招待する場合は、公式の招待状を送るのが普通です。口頭で、何月何日に誕生日パーティーをやるから来れる?と聞いても、招待状は後から送る。アメリカでは、昔風に紙の招待状を送る人もいますが、パソコンや携帯を使ってeviteを利用する人が多い。eviteは、自分以外に招待された人の名前も見れます。つまり、クラス全員が招待されたのかがわかります。その上、誰が「来る」「来れない」と答えたかも見れます。
紙の招待状をもらった場合は、誰が招待されたのかわかりませんが、知りたいのであれば、電話で誕生日パーティーに参加しますと連絡する時に、クラス全員を招待したのか聞いても問題ありません。
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Source:
https://www.girlscouts.org/en/raising-girls/happy-and-healthy/happy/kids-birthday-party-invite-the-whole-class.html
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