感謝祭－Thanksgivingは宗教の日ではない

感謝祭はアメリカの祝日の一つ。宗教的な祝日ではなくアメリカの祝日であり、アメリカの国民みんなが祝う日です。カナダにも感謝祭はありますが、カナダは１０月の第２月曜日で、アメリカの感謝祭は１１月の第４木曜日です。

5歳の子でも知っている感謝祭の始まりについて（歴史）

感謝祭の始まりは、昔、イギリスからアメリカに移住して来たピルグリムという人達が、その年の冬、厳しい冬を乗り越えるための知識やスキルがなかったため大勢の人を失いました。翌年、近くに住んでいたインディアンが、ピルグリムを自分たちの家に招き、一緒に食事をしたのも感謝祭の始まりです。また、作物の栽培の仕方などを教えてくれたため生き延びることができました。

その後、感謝祭はその年の作物の収穫を祝うほか、色々な事に感謝する日であります。例えば、健康、家族、仕事、安全、そして温かい家があることや友達やペットがいることなど。

あめりかで大切な日であるため、感謝祭とは何かどのように始まったかという歴史はキンダーガーテンで教えます。当時のアメリカの原住民の暮らしについても教え、ただ歴史を簡単にまとめて教えるだけでなく、インディアンのベストなどを工作したり学校で感謝祭の食事を一緒に食べるなど学校によって様々ですが、この時代のアメリカの歴史をしかっりと教えます。

アメリカ人の感謝祭の過ごし方

感謝祭は家族が集まる日です。家族が全米のあちこちに散らばって生活していても、感謝祭には、飛行機に乗るなど遠くからでもわざわざ実家に帰って家族で集まります。家族だけでなく、友達を呼んで感謝祭の食事を食べるなんてこともします。

七面鳥の丸焼きをメインとして、典型的な感謝祭の食材を使った料理を沢山添えます。クランベリーソース（ターキーと一緒に食べる）かクランベリーが入った料理、インゲン、コーンブレッド、マッシュポテトなど。テーブルいっぱいに料理を並べ、インディアンがピルグリム達に食事に招待し、一緒に食べたという雰囲気を再現しているかのようです。

食事の後は、ダラスカウボーイズのフットボールの試合を見る。これが典型的な感謝祭の日の過ごし方です。

教会が感謝祭の食事を提供

家族と一緒に感謝祭の食事を食べれない人のために、無料で感謝祭料理を食べさせてくれる教会が街中にあります。私自身、留学生としてアメリカに来た初めての年の感謝祭では、地域の教会で食事を食べさせてもらいました。笑顔でどうぞどうぞ入ってくださいと歓迎してくれた人たちに、アメリカのキリスト教徒はなんて寛大な心を持っているのだろうと感動したのを覚えています。welcome with open armsという言い方がありますが、まさにそんな感じでした。

感謝祭の料理作りに挑戦

アメリカに住んでいる間、せっかくのチャンスですから、豪華な感謝祭の料理を作ってはどうでしょうか？七面鳥の肉の大きさも色々です。まずは小さめのを買って、七面鳥の中におこわを入れるなどして日本風にしてみればもっと美味しく食べれるかと思います。

Happy Thanksgiving!

感謝祭のい週間前くらいから、「Happy thanksgiving!!」という言葉が交わされます。こういわれたら、同じように「Happy thanksgiving!!」と言って返せばいいだけです。そして、感謝祭の当日も、同じくHappy thanksgiving!!と言います。

ブラックフライデー Black Friday

ブラックホリデーとは、感謝祭の翌日の金曜日のこと。この日は、一年で一番の安売り日ということで、お得な商品を目当てにした買い物客が殺到する日です。

昔は、BestBuyなど電化製品店では、お店が開く４時間、５時間も前の夜中からお店の前で長蛇の列ができ、お店が開くのを待つ人が沢山いました。当日のブラックフライデーでは、オープン時間に、沢山の人が店内に流れ込む際に押し潰されて怪我人が出るなどというニュースが全米のあちこちでありました。

しかし、ブラックフライデーの買い物の仕方は昔と違います。インターネットで買い物をする人が増え、モールが潰れるほどの時代になったので、ブラックフライデーだからといって夜中からお店の外に並ぶ人はあまりいないようです。その上、今は、お店に足を運ばなくても、ブラックフライデー価格で商品がインターネットで買える時代です。インターネットでブラックフライデー価格で買えるだけでなく、ブラックフライデーまで待たなくても数日前からブラックフライデーのセールを始めるオンラインストアーが増えています、例えば、amazon.comでは、１１月に入るとすぐにブラックフライデー価格の商品が見られます。