アメリカでは、母親が公共の場で赤ちゃんに授乳するのは簡単ではありません。
その理由は、女性が授乳している姿をを嫌がる人が多く、授乳をしているお母さんに、胸を隠すようにと言う人がいるからです。 その為、女性の授乳をサポートする人や、女性が公共の場で授乳して何が悪いんだと意見を声にする女性もいます。
少し前には、公共の場だろうがどこだろうが赤ちゃんの空腹を満たすためにどこでも授乳するわ!とコンビニの中で買い物しながら授乳している自分の姿を写真を撮ってソーシャルメデアに載せた女性がいました。 この投稿には、素晴らしい!などと彼女をサポートするコメントが沢山集まりました。
今回ここで紹介したい話は、レストランで3ヶ月の赤ちゃんに授乳していた母親が知らない人に胸を隠すようにと言われた話です。
家族で旅行に来ていたメラニー・ダドリーさんが、レストランの端で、それも隣のテーブルに背を向けて授乳していると、他のお客がメラニーさんに近づいて来て胸を隠すようにと言った。
その出来事の直後に撮った彼女の姿がインターネットで広まり、授乳をサポートする世界中の人たちから素晴らしいと拍手ともらっている。
アメリカの人気朝番組、Todayのインタビューによると、普段は隠れるようにして授乳するというメラニーさんは、
レストランでの出来事を次のように話している。
「最初は授乳している時、胸をカバーしてたのよ。でも、気温が95°Fくらいでものすごく暑かった。赤ちゃんは汗をかいているし。それで、「バケーション中だし、こんなの取ってしまえ!」って感じでカバーを取ったのよ。」
すると、知らない人が近づいてきて、彼女に胸を隠すようにと言ったので、メラニーさんは驚いて言葉が出なかったと言う。
「びっくりしたわ。」
「それでカバーを私の自分の頭にかぶせたのよ。」
「喧嘩しようとかそういうんじゃなく。 その人に返す言葉がなかったから、カバーを自分の頭にかぶせたの。」
メラニーさんの旦那さんが彼女のその様子を写真に撮り、その後、自分の母親に見せた。すると母親はフェイスブックに載せ、たちまちその写真は広がり、20万回もシェアされた。
メラニーさんは、フェイスブックで広まった上の写真の反応には驚いていると言う。中にはネガティブなコメントも幾つかあるが、ほとんどのコメント、特にヨーロッパからのコメントは彼女をサポートするコメントらしい。
公共の場で授乳するのに少し抵抗を感じるという人達がメラニーさんに、トイレで授乳したらどうかと言った。
でも、メラニーさんは「清潔じゃないからと」言う。
この出来事でこれからは隠れて授乳しようと思うのではなく、今回の出来事が他の授乳中のお母さん達を勇気付ける話になったら良いなと思っているという。
「公共の場で授乳したい女性をサポートしましょう。 授乳ケープを着けようが着けまいが関係なく。 とにかく、授乳している人に好きにさせてあげればいいのよ。 結局は誰も傷つけてないんだから。」という。
Source:
www.today.com
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