日本で子供の体験入学

海外生活している日本人家族の間では、夏休みを利用して日本に帰省中に子供を日本の小学校に通わせる、つまり体験入学が人気です。体験入学を子供にさせる親の一番の目的は、子供の日本語を磨くため。私の子供も日本で体験入学を何度か経験しています。3度目を現在経験している最中です。前回は3年前。あの時にお世話になった校長先生、教頭先生、クラスの担任は辞めてしまったため、今回、体験入学のの問い合わせをした時は、「は?」って感じで、断られるかもしれないと心配しましたが、結局は受け入れてくれました。手続き方法や、最初の顔合わせのミーティングで話すことや、その時に学校内を案内してくれるかどうかなど、前回と違ったのは対応してくれた方(教頭先生と担任の先生)が違うからかなと思います。体験入学が頻繁にある学校でない限り、体験入学の申し込みがあった場合の対応のマニュアルがあるわけではないのだろうと思います。

ここでは、私自身の経験と他のお母さん数人から聞いた話から、日本で体験入学をすることについてまとめました。

体験入学をやるメリット

  • 日本の学校とはどんなものか体験できる(掃除や日本の給食など日本独特なことも)
  • 日本語に磨きをかけられる
  • 学校で友達が出来れば、毎年日本に帰った時にその友達に会えるし再び体験入学をしたらもっと楽しくなる

期間はどれくらい?

いつからいつまで通いたいのか希望している期間を伝えてみましょう。2か月通いたいと希望した場合、大丈夫と言ってくれるかどうかは学校によります。

手続き・申し込み

まずは行きたい学校にメールで問い合わせをする。海外からいきなり電話をして体験入学についてお話がしたいと言うとなると、電話に出た人が体験入学って何?と言うかもしれないし、ちょっと誰かに聞いてみますと長い間保留されてしまうかもしれません。なので、まずはメールで体験入学をしたいことを伝えるのがベスト。その後、返信のメールで学校に電話をするように言われるかもしれません。そうなっても、ある程度の話が出来ているので電話での話もスムーズにいくはずです。

問い合わせのメールには、体験入学させたい子供の名前と年齢、そして子供についても少し書くと良い。この子は日本語は出来るのかなと学校側は知りたいはずです。子供の日本語力についても少しメールに書いても良いかと思います。子供の日本語がどれくらいできるかによって体験入学を受け入れるかどうか決める学校もあるかもしれませんが、日本語があまり上手じゃないから体験入学を断られたという話は聞いたことがありません。逆に、他の生徒にとっても良い経験になるので是非来て欲しいと言ってくれる学校が多い。

書類は、住民票を提出するように言われるかもしれません。私は一度もそう言われたことがないため手間が省けましたが、これも学校によります。

教科書

役所で転入届の手続きをしてそれを学校に提出すると全部の教科書が配布されるそうです。教科書をもらって外国の家に持って帰りたいのなら、このチャンスを利用したらよいと思います。例えばアメリカでは、日本の領事館に申し込みをすれば日本の教科書(子供の学年の教科書全部)をもらえるそうですが、送料は払うようになるだろうと思います。しかし教科書はもらわなくてもいいのなら、体験入学をする機関だけ学校が教科書を貸すのは問題ないはずです。私の子供の場合も、学校が教科書を貸してくれました。

制服や体操着

幼稚園で体験入学した時は、制服と体操着は学校が貸してくれました。上履きだけは自分で購入しました。他のお母さんの話によると、これも学校によるようで貸してくれない学校もあるようで、その場合は中古の制服を買えばいいとか。公立の小学校だと私服なので制服の心配がありません、体操着は短期間なので買う必要はない。私服のTシャツと短パンでいいと言ってくれました。

プールは、私の子供の学校の場合、現在はコロナにより希望する生徒だけが入れば良いとしている。それも、プール授業の回数も2回だけ。夏休みなので体育はプール授業だろうから学校指定の水着を買わなきゃならないだろうと思っていましたが、買わずにすみました。話を聞く前に買わなくて良かったと思いました。水着の購入は、学校と話をしてからにした方が良いかもしれません。

手土産

初日に、先生に箱菓子を持って行こうと言ったお母さんがいましたし、私は何も持って行かないと言ったお母さんもいました。私自身は、体験入学最後の日に先生にアメリカのチョコレートと娘が書いたお礼の手紙を添えて渡しました。また、最後の日に、クラスの生徒皆に1つずつ手作りのゴム製のブレスレットをあげました。生徒に何かあげるのなら、アメリカの国旗などアメリカの雰囲気のある鉛筆を一人一本あげるののがよくあるようで、数人のお母さんから聞いたことがあります。

お菓子をあげるのはダメ。アメリカの棒のあめを買って生徒一人ずつにあげようと持って帰りましたが、アレルギーがある子供がいるかもしれないと断られました。なので、食べ物じゃない方が良いですね。

 

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