アメリカの夏は、プールパーティーが多く、水難事故が多い時期。子供から目を離さないで!

アメリカのプール開きは5月

アメリカのプール開きは、一般的に、メモリアルデー(5月の最後の月曜日)に始まり、9月の第一月曜日のレーバーデーまで続きます。 3ヶ月という長い夏休みの間、子供の水難事故が毎年絶えません。一般的に、市民プールには、プールサイドに数人のライフガードが目を光らせてプールで遊んでいる子供たちを監視していますが、ホテルのプールやフィットネスジムのプールにはライフガードがいません。子供がプールに入る時は、ライフガードに任さずに安全のため、親も子供から目を離さないことが重要です。

毎年、ダラジャパでは、子供の水難事故が多いことを認識して頂くために、この記事を目に付くように新しい記事として掲載しています。

水の事故が多いのは夏

統計によると、水難事故が多い時期はメモリアルデーからレーバーデーの間だそうです。まさに、夏のプールの時期です。

幼児の事故死で一番多いのが溺死

アメリカ疾病管理予防センターによると、1歳から4歳の子供の死因で2番目に多いのが溺死です。一番の死因は生まれつきの先天性異常だということなので、事故での死因で見れば溺死は一番ということです。

水難事故は親が周囲にいないところで起こると思われがちですが、そうではありません。
リサーチによると、77パーセントの事故は、大人の監視があるところで起き、ちょっと目を放した隙に起きてます。

ライフジャケットの着け忘れが怖い

ある3歳の女の子の事故では、この女の子はライフジャケットを着てプールに入っていましたが、ライフジャケットを取ってトイレに行き、トイレからプールに戻り、ライフジャケットも他の浮き輪も着用せずにプールに飛び込んだのです。3人の大人がプールサイドで監視していたのに、女の子がプールに戻ってきてプールに飛び込んだときは目を放していて気づかなかったのです。 数分後に、母親がプールの底に沈んでいる娘に気づき、女の子は救急車で病院に運ばれました。 運よく命を落としませんでしたが、事故の後遺症のため喋ることが困難になり、正常に戻るまで一年以上スピーチセラピーなどを受けなければならなかったそうです。

水の事故が多いプールパーティー

アメリカは、プール付きの家は珍しくありません。小さい子供がいる家庭では、子供が自分の家のプールに落ちて溺れてしまうという危険があるため、そういう家庭では、普段から十分な注意が必要です。また、アメリカ人はパーティーが大好きですので、家のプールに友達を呼んでプールパーティを開くというのも特に夏は多いいことです。プールパーティでは、大人が沢山いても、子供から目を離してしまい、子供が溺れてしまうという悲しいニュースが毎年ニュースで報道されます。

もしプールパーティーに誘われたら、十分に気を付けましょう。

私の話ですが、私の娘が3,4歳の時に、幼稚園の友達の家でプールパーティーに誘われました。沢山の親子が招待(子供10人親10人くらい)されていました。楽しそうだなと思いましたが、自分自身がずっと子供から目を離さないでいられるかどうか信用できませんでした。他のお母さんとの話に夢中になってしまって自分の子供から目を離してしまうだろうと思ったら怖くなってしまったのです。幾ら水泳用のベストを子供に着用させても、それだけでは十分でないはず。そう思ったので、参加しませんでした。

そして娘が5歳の時、友達の家のプールで遊ばせた時の事です。娘がトイレに行きたいと言ったので、ベストを脱がしてトイレに行かせました。トイレから戻ってきたときに、ベストを着用させるのを忘れてしまったのです。娘もベストを着ていないことに気が付いていなくて、友達二人の目の前で水の中に入ると、そのまま沈んでしまったのです。幸い、友達二人が腕を掴んで水面に上げてくれたため、何事もなかったのですが後でその話を娘から聞いた時はぞっとしました。私自身が他のお母さん二人との話に夢中になってしまった結果、起きたことでした。

ほんの一瞬で溺れてしまう、それも音を立てずに静かに溺れる

少し前に、子供をプールの事故で亡くした夫婦のテレビでのインタビューを見たことがあります。この夫婦によると、子供が溺れる時は、映画のシーンのようにバシャバシャと水の音を立てるなんてことないそうです。静かに音はほとんど立てずに一瞬で溺れてしまうと言っていました。ですから、本当に注意が必要です。

子供が溺れてしまわないための安全対策

  1. アルコールは、瞬間的な判断が衰えるなど副作用があるため、子供を監視しながらアルコールを飲むのはやめる。
  2. 友達とペア―になって泳がせる。アメリカでは、フィールドトリップで子供達をペアか少人数のグループに分けて行動させます。相手がいなくなった時に気が付くのでこのシステムはとても良い方法です。プールでも、2人ずつに分けてお互いの安全を見る。
  3. 溺れないために、基本的な水泳の技術を身につけさせる。アメリカでは、一般的に、学校の体育で水泳を教えるというのはありません。学校にプール事態がない。ですから、泳げない子供には、親が学校以外の場所で水泳教室を探して通わせるのが一般的です。
  4. 水の中でも目立つ色の水着を着せる。
  5. 泳ぎを学ばせるために水泳教室に通わせる。
  6. ライフジャケットを着用させる。

日焼け止めと水分補充対策

激しい紫外線から子供の肌を守るために、日焼け止め対策も大切です。

使いやすいステックタイプのサンスクリーンは子供が自分で使えるのでお勧めです。プールなど水遊びに使えるニュートロジーナのサンスクリーンはアメリカで人気があります。子供を外で遊ばせているお母さんも日焼け止めは重要ですね。顔につける日焼け止めとして私がお勧めするのは、アビーノのサンスクリーンローション。これをつけるとファンデーションののりも良いので好きです。アメリカのアマゾンでは、この商品のレビューが6500近くもあり人気があります。

また、水分補給には、エレクトロライトが入ったスポーツドリンクがいいと思います。水を入れて作るパウダー系のエレクトロライトは、カロリーゼロと書いてあるものは、カロリーゼロの砂糖が使用されています。カロリーゼロの甘味料は色々ありますが、私は味が好きでないので買いません。私がお勧めするエレクトロライトは、サトウキビの砂糖を使用しています。サトウキビから取れた砂糖は高質です。そのため普通のグラニュー糖よりも値段は高いけれど身体に良いと知られています。

 

Source:
http://www.dfwchild.com/features/3331/The-Alarming-Truth-About-Child-Drownings-in-North-Texas

記事掲載日:
7/8/2017

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