先週、飛行機の中で視覚と聴覚の障害を持つ男性乗客を、カリフォルニアのティーンエイジャーが助けるという優しい行動がアメリカのニュースメディアやソーシャルメディアで話題になっている。
アラスカ航空のボストンからオレゴン州のポートランド行きの便で、スチュワーデスが、この男性と手話で会話できる乗客はいないかと思い、機内アナウンスをしたところ、すると、15歳のダリーさんは自分は手話が出来ると言い、この男性の横に膝まずいて座りクックさんの手に手話で話しかけた。
こんにちは。元気ですか?大丈夫ですか?何か必要ですか?という風に。
それを見た乗客はとても感動し、同じ列に座っていたリネットさんが二人のやりとりを写真に撮り、フェイスブックに投稿した。すると、676,000もシェアされた。
そのフェイスブックの投稿に、リネットさんは、次のように書き込んでいる。
「ダリーさんがクックさんの手に一文字ずつ言葉を書く姿が素晴らしかった。」
「そばに座っていた乗客達は、クックさんが誰かと話しができて喜んでいる様子を見て笑ったり微笑んでいたりした。」
「酷い事がたくさん起きているこの時代でも、良いことはあるんだ、人を助ける良い人はいるんだと気づかされました。」
ダリーさんは、アメリカ手話を一年ほど学んでいる。ダリーさんはディスレクシアという学習障害を持っていて新しい言語として習い出したらしい。
「皆は素晴らしいことをしたというけど、当たり前のことをしただけ。」とダリーさんは言っている。
クックさんは、「とても感動した。」「ダリーさんと会話ができたのがこの旅行で一番良かったことだ。」と言っている。
「そういう運命だったのかもしれない。」と言うダリーさんの言うとおりなのかもしれない。
ダリーさんは、もともとこの便に乗る予定ではなかったのだ。 もともと乗るはずだったロスアンジェルス行きの便がキャンセルになったからこの便に乗ることになったらしい。
Source:
www.today.com/news/teen-helps-blind-deaf-man-alaska-airlines-flight-t131815
Share this content: