アメリカの会話のエチケット、知るべき9つ

アメリカに住むにあたって、知っておくべきエチケットとして、会話のエチケットについてお話したいと思います。失礼だなと思われないためにも、また、変な人だなと思われないためにも、次の9つのエチケットのポイントを頭に入れてください。

では、見てみましょう!

1.目を見る!

人と目を合わせることは、アメリカでは重要なショーシャルスキルの一つです。アメリカ人と話をするときは、相手の目を見て話しましょう。時々、目をそらしても大丈夫ですが、目をそらしっぱなしにならないように。相手の目を見ることは、相手の話を聞いているというジェスチャーにもなりますし、相手をリスペクトしているという表しです。

2.お互いの名前を知る、教える

アメリカでは、2度と会うかどうかわからないという人でも、偶然にも同じ空間に同じ時にいてたまたま会話が始まったら、自分の名前を言い、相手の名前を聞きます。例えば、子供の水泳のレッスンの間に座って子供が泳いでいる様子を見ているとします。同じように、自分の子供のレッスンを見学している親がいたとします。アメリカでは、顔見知りでなくても、「あなたの子供は何歳?」とか、「あなたの子供は泳ぎが上手ね。」なんて風に会話が始まりがちです。そんな時は、会話の途中に、「My name is Karen.  What is your name?」なんて風に言います。

3.一緒にいる人の事を無視しない

これは、アメリカと日本で明らかに違うことです。偶然、家族で買い物中に、友達に会ったとします。日本だと、こんな時、「佐藤さん、こんにちは!元気?そういえば、こないだ……..」なんて風に話を始め、一緒にいる家族は、奥さんと友達の会話している横で立って会話が終わるのを待っている。これは、アメリカではやりません。アメリカでは、一緒にいる自分の家族を紹介します。私の主人の~です。そして、こっちは息子の~で、娘の~です。という風に。紹介しなかった場合、友達にも失礼ですし、一緒にいる家族にも失礼と思われます。

自分が友達(Aさん)と出かけているときに、別の友達(Bさん)にばったり会った時も同じです。 Aさんを Bさんに紹介しないで、Bさんと会話を始めてしまう。Bさんは、二人が何の話をしているのかわからない。これは、日本では、普通のことですが、アメリカでは、失礼と思われます。アメリカでは、友達にそれぞれの名前を言い、どういう知り合いかを言うだけでなく、名前以上に友達を紹介します。例えば、Aさんの子供と自分の子供が同じ学校に行っているとか、Bさんは、近所にすんでいる友達なんだ、なんて風に。個人的な話で伝えたいことがあれば、その場でするのではなく、後で連絡するね。と言うのがエチケットです。

4.笑顔を忘れない

アメリカでは、人と話す時は、笑顔で話すのがエチケットと言われています。Hiと言うときは、笑顔を忘れずに。もちろん、アメリカ人にも、笑顔がない人はもちろんいます。でも、笑顔がない人は、「あの人はいつも笑顔がない」と言われてしまいます。

5.「あいづち」は控えめに

アメリカ人は、会話中、相手の話を聞いているときは、じっと相手の目を見て話を聞くだけで、あまりあいづちをうちません。アメリカ人と話す時に、日本人同士ので会話するように頻繁にあいづちを打ったら、相手の話の邪魔になります。うんうんと、頭を小さく動かして頷くのもやめましょう。アメリカではやらないことなので、「何だろう。変だな。」と思われます。

6.プライベートな話をしない、聞かない

アメリカ人に何歳?と年齢を聞いたり、お金に関する質問は失礼です。以前、ヨガスタジオで偶然、日本人に会った時の話です。驚いたことに、その人は、初対面の私と話して10分もしないうちに、自分が生理不順で困っているんだという話を私にしたのです。私が、「じゃあ、病院に行ったら?」と言って話を終わらせようとしても、話を変えるどころか、もっと詳しく話し続ける。アメリカ人との会話では、初対面でこんな話はしません。プライベートすぎるし、不快感を与える内容だからです。また、便秘かどうか、ということもアメリカ人との会話で言わないようにしましょう。日本では、普通に自分が便秘症だという話が会話に上がります。まるで「私、花粉症なの」とか、「私、偏頭痛によくなるの。」と言うように。しかし、便秘がどうのこうのという話は、アメリカでは友達との会話では出ません。病院で医師や看護婦に相談することであって、友達の会話の中で出るトピックではありません。

7.褒める!

人を褒めるというのは、アメリカでは当たり前のことです。誉め言葉が自然に出るように練習しましょう。また、褒められることにも慣れましょう。例えば、アメリカでは、「きれいな髪の毛ですね」とか、「その洋服、とても似合ってますよ」とか、「上手ですね」なんて風に、1日に何回でも褒めます。

また、アメリカでは、おめでたい話を聞いたときは、「ふ~ん、そうなんだ」とか「ふ~ん、すごいね」ではなく、「おめでとう!」「それは、すごい!」と一緒に喜び、悲し話には、お気の毒にという言葉がでるのが当たり前です。アメリカ人のこういった面を真似しましょう。

8.聞かれた質問を相手にも聞く、自分の話だけしない

アメリカ人との会話の始まりは、HiやHello。そしてそれに続くのは、How are you doing?です。どんな相手でも、このパターンは変わりません。これに関しては、アメリカでの会話は挨拶で始まるで説明しましたが、アメリカの生活での人間関係ではとても大切ですので、何度でも強く主張したいことです。自分が客でも、聞いてくれた人に、同じようにHow are you doing?と聞き返すのがエチケットです。また、How was your weekend?と聞かれたら、自分の話をするだけでなく、自分の話が終わったら、How was YOUR weekend?と聞きます。私の話はこれで、おしまい。次は、あなたが話す番です。という意味で、自分だけ話すのではなく、相手にも同じ質問をするのが会話のエチケットです。

9.同時に話してしまったら、謝る

アメリカでは、人が話している時に、その上から話し始めることは、失礼なこととされています。ですから、会話中に話し相手と自分が同時に話し始めたとしたら、アメリカ人は、I’m sorry. と言って、相手に話すチャンスを譲ります。すると、譲られた方が話をします。そして、I’m sorry what were you saying? (すみません、さっきは何て言おうとしてました?)なんて風に言って、今度は貴方の番です、どうぞ話してくださいとバトンタッチします。

まあ、これが出来ない人もいますがね。例えば、話が盛り上がり過ぎて、二人が同時に話していて相手の話は耳に入っていないんじゃないかなんて人もよく見かけます。でも、エチケットとしては、相手が話している時は、その上を覆いかぶさるように話し出さないことです。相手の話を待つのがエチケットです。

 

いかがでしかたか?

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記事更新:2/19/2021

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