ココナッツオイルの種類、(知っておくと買うときに便利)

前回、ココナッツオイルのことを書きましたが、そこでココナッツの香りがしないココナッツオイルがあるのだろうか気になったので、調べてみました。

アメリカだけでなく、世界的に言って、一般的に使われているココナッツオイルは、精製されたタイプです。

写真下はコプラと呼ばれるドライココナッツです。これを精製してココナッツオイルを作ります。

copra

では、このコプラについてお話します。

半分に割られたココナッツは太陽の下で日干しされます。何ヶ月もこの状態で乾燥するまで放置されます。網などでかぶせていないので、当然、ほこりがつきます。虫や鳥などもこのココナッツに近づいて来るわけです。鳥はココナッツをつっついてみたり、空中を飛んでいるうちに糞もココナッツの上に落ちることでしょう。そして、カビも。太陽の日が弱かったりすると、カビが生えたりするのです。
そしてカビは、他国へ輸出される間にも発生します。フィリピンなどじめじめしたトロピカルな国で大量のコプラが、大きな輸出用の箱に詰められて、カビが生えて当然の環境で遠い国へ運ばれるわけですからカビが生えても当然かもしれません。

このような状況で生産されたコプラは精製が必要です。コプラをベースに精製して作ったココナッツオイルをRBDココナッツオイルと呼びます。
RBDの意味は、Rはrefined、つまり精製された、そしてBはBleached、漂白された(白くするためというよりも殺菌の為だと思います)、Dはdeodorized匂いを取り除いた、です。
生産の仕方は、フィルターに通してカスなどを取り除くのです。そして、高温で熱し、殺菌し、匂いを消します。
これによって出来上がったココナッツオイルは、味がなく、香りも少し残ってるか全くしないかの程度です。

ココナッツオイルの中でVirgin coconut oilだけが身体に良くて、精製されたココナッツオイルは
身体に良くないなどとインターネットで言われいますが、Health Impact Newsによると、これは間違った情報だそうです。精製されたココナッツオイルの飽和脂肪酸は無精製のものと変わらない、ただ、精製によって、酵素が少し分解されてしまうので、無精製のタイプの方が酵素が豊富である。でも、それだからって、精製されたココナッツオイルは身体に悪いと言われてしまうのはおかしいそうです。

精製されたココナッツオイルの種類
種類とは、ココナッツに色々な種類があるのではなくて、どのような方法で作られたココナッツオイルなのかを意味します。
瓶のラベルにどんなココナッツオイルなのか書かれてます。

cold pressed coconut oil
この方法で作られたココナッツオイルがベストです。Expeller pressed と同じく、昔ながらの方法でココナッツを割って、潰してオイルを取り出しますが、低温でオイルを取り出すので、下のExpeller pressed よりも栄養度が高いそうです。

Expeller pressed coconut oil
科学的方法は使わないで、昔ながらの方法で、ココナッツを割って、潰してココナッツオイルを取り出します。ただ、ココナッツを潰す作業を高温を使って行うため、本来のココナッツオイルの栄養素を保つ事ができません。

Coconut Oil
ただ”ココナッツオイル”と書かれていたら、おそらくコプラから作られたRBD Coconut Oildです。値段も上二つのタイプより安い。

Hydrogenated Coconut Oil:
このタイプのココナッツオイルは、製造の段階で、少量の不飽和脂肪を水素化るすため、トランス脂肪が出来ます。まるでマーガリンのようです。つまりトランス脂肪が入ったココナッツオイルだという事です。トランス脂肪は人工的な油脂で、身体に悪いため、食用としては避けたいものです。ココナッツオイルを使ってお化粧を落としたり、コンディショナーの代わりに髪に使ったりという方法もありますが、こういった事にこのHydrogenated Coconut Oilを使うならいいかな?と思いますが、体外に使うのも嫌と思う人もいるでしょうね。

Liquid Coconut Oil
このタイプのココナッツオイルは昔からあったそうですが、食用として販売されるようになったのは2013年だそうです。リキッドタイプのココナッツオイルは、自然のオイルではなく人間によって製造されたものです。

ココナッツオイルは脂肪酸が豊富で、脂肪酸は常温や低温で固まります。
よって、通常のココナッツオイルを冷蔵庫にいれれば固まります。
そこで、冷蔵庫に入れても固まらないリキッドのココナッツオイルを作るには、脂肪酸をココナッツオイルから取り除かなければなりません。

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸が色々な面で身体に良いのに、これを取り除いてしまうので、
リキッドタイプのココナッツオイルには本来のココナッツの栄養が抜けてしまってます。

Virgin Coconut Oils Extra Virgin Coconut Oils
一般に、バージンココナッツオイルは、コプラから柚出したココナッツオイルではなくて、生のココナッツから柚出したオイルのことを差しますが、世界中のココナッツオイルの製造会社が従う、バージンココナッツオイルを作るためのルールがあるわけではありません。
誰もが、バージンココナッツオイルと瓶のラベルを貼っても分らないのだそうです。

どこで保管するか?
ココナッツオイルは76F°で溶けるので、家の中が76F°以上だと、瓶の上の方2センチくらいは液体まで溶けますが、冷蔵庫で保管する必要はありません。常温で保管して大丈夫です。

 

 

Viva Naturalsのエクストラバージンココナッツオイル (900グラム)$15 これはお買い得 amazon.com

同じものがないけれど、日本のアマゾンでは、このオーガニックのココナッツオイルが1480円で買える。 

Nutiva Organic Virgin Coconut Oil (425グラムの瓶が2つ)$25 Amazon.com
日本のアマゾンで2269円

Sources:

What Type of Coconut Oil is Best? How to Choose a Coconut Oil


https://www.dallajapa.com/wp-admin/post.php?post=1315&action=edit

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