東京に住むケンという名のアメリカ人のブログ記事で、日本に朝食レストランがないと嘆いているのを読みました。なるほど、確かにアメリカ人は朝食を食べに行くのが好きなので、日本に住むアメリカ人(他の西洋の国も入るかな?)が、朝食店が一つもない日本に不満を感じるのも仕方がありません。
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アメリカには、朝食レストランがたくさんある
アメリカは朝食をレストランで食べるのが好きです。そのため、朝食専門店のレストランが沢山あります。私の家から仕事に行くまでの11キロの道のりで、朝食レストランが幾つあるか数えてみました。私が知っている店だけでも8店あります。そのうちの2つは、この2,3ヶ月前にグランドオープンしました。新型コロナウィルス問題の真っ最中に開いたということです。朝食レストランが閉まっても、同じスぺ―スに新しい朝食店が開くというのはよくあることです。
朝食やブランチが食べれるレストランは、iHopやCracker Barrelといった朝食ファミリーレストラン系のもあるし、個人が経営するタイプもあります。ちょっと高級な雰囲気があるレストランもあります。
アメリカでは、朝食を食べに行くのは、一つのお出かけである
朝食レストランが特に忙しいのは、週末です。平日でもハイウェイから近い朝食レストランは、大型トラックの長距離運転手に利用されていて、特に、24時間営業する朝食チェーン(Waffle House)は、トラックの運転手の愛用のレストランとして知られています。普通の人は、朝食やブランチを食べに行くのは週末です。金曜日の夜に、友達や家族とレストランで食事に出かける人も多いですが、代わりに土曜日や日曜日の朝に朝食を食べに行くのも人気があります。
朝食を食べに行くというのは、アメリカ人の週末の楽しみでもあり、久々の友達や家族が集まる場所として特別な時間として利用されます。週末の朝食は人気があるため、ピークの時間に行くと混んでいてテーブルが空くのを待たなければならないのは当たり前の事です。また、たかが朝食と思うかもしれませんが、アメリカでは、朝食を食べに行くのも立派なお出かけで、オシャレして行く人が多いのも一つの特徴です。
また、友達や家族が遠い所から泊りで遊びに来たら、おもてなしとして、週末に朝食を食べにレストランに連れて行くのもよくあることです。
「朝食を外で食べるなんてもったいない」や「朝食ならコンビニのおにぎりで十分」は日本人の考え
旅行先でならまだしも、自分の家から朝食を食べにわざわざレストランに行くとなんてことは、日本人はしません。その1番の理由は、日本人は朝食にお金をかけたくないからかと思います。ケンのブログの中で、旅行で京都に行ったとき、朝食が食べれるレストランはないのか?と尋ねたところ、その人は「そんなもったいない。日本人はそんなことしない。そんなのはカリフォルニアだけ。朝食ならコンビニのおにぎりを買えばいいじゃない。」と答えたそうです。旅行者が多い場所にも朝食レストランはないと驚いていました。また、素敵な外の景色を見ながらロマンチックに美味しい朝食を食べたいと思わない?と別の日本人女性に聞くと、「そんなに食べたら、昼ごはんが食べれなくなる。」というなんとも色気のない答え。
もちろん、日本にもマクドナルドなどファストフード店に朝食メニューが食べれますが、ケンがいう朝食レストランとは、ファストフードのことではないのです。アメリカでもファストフードの朝食メニューは人気があり、特に平日の朝はドライブスルーに車が沢山並びます。
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アメリカの朝食メニュー
このブログの人が次のようなことを言っています。日本でデニーズやジョイフルなどファミリーレストランで朝食を出しているけれど、朝食と言いながら焼き魚とご飯にお味噌汁というメニューなので、まるでランチやディナーのようだ。
確かに、アメリカの朝食とは全然違います。アメリカで朝食と言えば、シリアル、トースト、ワッフル、パンケーキ。これに、卵やベーコン、ソーセージ、ハッシュブラウン、果物やヨーグルト。ブランチも人気で、ブランチメニューは、朝食とランチを合わせたようなものですが、ミモザなどカクテルが付くこともあります。
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アメリカの朝食を食べに行こう
アメリカで朝食やブランチを食べに行ったことがなければ、是非行ってみてください。特に、チェーン店ではなく個人経営のレストランがお勧めです。朝食がなぜそれほど人気があるのか、自分で経験したら分かるかもしれません。
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