アメリカでは、学校の先生にもクリスマスプレゼントをあげるのが当たり前? 喜ばれるプレゼントと喜ばれない物

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アメリカでは、クリスマスには、子供が通う学校の先生にあげるクリスマスプレゼントも忘れてはなりません。これは日本にはない習慣ですので首をかしげてしまうかもしれませんが、アメリカでは、学校の先生にクリスマスプレゼントをあげるということは、ごく普通のことなのです。

アメリカでは、コロナにより学校が閉鎖になり子供が家に一日中いるというのが何か月も続いた地域が多く、これにより、学校の教師の偉大さを改めて実感した人が多かったようです。特に子供だが小さいと、一日中相手をするのは大変、その上、ホームスクールまでしなければならなかったわけですから、大変な数か月間だったわけです。ソーシャルメディアでは、「子供を1日7時間も見てくれている先生に感謝の気持ちで一杯。絶対にクリスマスプレゼントはあげる!」といったコメントを沢山見かけました。

お歳暮と考えればいい

クリスマスプレゼントとは、もらったらその人にお返しとしてその人にもプレゼントをあげるというのではありません。やはり、クリスマスは宗教の日であって、キリスト教徒にとっては、クリスマスプレゼントの意味はもっと深いわけです。しかし、クリスチャンでなくても、クリスマスプレゼントの本来の意味を理解していなくても、クリスマスプレゼントは、日頃の感謝の気持ちを表す方法として最適だと思います。日本のお歳暮のように考えても良いかと思います。子供の学校の担任の先生だけでなく、体育や音楽、美術、ESL、また事務室で働く人達にもクリスマスプレゼントをあげる人が多い。

あれ?5月にもそういった日がなかった?

子供の学校の担任の先生だけでなく、体育や音楽、美術、ESL、また事務室で働く人達にもクリスマスプレゼントをあげると聞くと、あれ?他にもそういう日があったよね?と思うことでしょう。確かに、そうです。5月の「Teacher Appreciation Day」は、「先生に感謝する日」であり、この日にも先生に何かプレゼントする日です。

関連記事:5月の「Teacher Appreciation Day」ってどんな日?

学校の先生にプレゼントを贈るというのは、日本にはないことですので、5月に先生にプレゼントをあげたばかりなのに、またクリスマスにもあげなきゃならないの?と抵抗を感じるかもしれません。クリスマス時期になると、日本人の女性のついそういった’不満’の声を耳にしたものでした。

しかし、プレセントを贈るかどうかは自分が決めれば良い事です。あげなかった人が非常識だと思われることはありません。そもそも、アメリカには、「こうするのが当たり前だ」という強い考え方は何に対しても存在しません。あくまでも、個人が何をするか、どうするかは個人の自由という考えだからです。

クリスマスは、「人に与える」ことが強調される日

クリスマスはもらうことよりも「与える」ことが大切だと強調される日です。つまり、クリスマスシーズンは、人に親切にする、人にプレゼントする日です。こういった意味でも、子供の学校の先生にもプレゼントをあげるのだと思います。また、子供に「人に与える」ことの大切さを教える機会としても良い機会です。

クリスマスプレゼントを先生にあげたかどうかの、あるアンケート調査の結果

1. 2014年に発表された消費者によるアンケート(Consumer Reports Survey)によると、2013年のホリデーシーズンには、ほとんどのアメリカ人は先生にギフトをあげなかったと答えたそうです。 この年、お金やギフトカードを先生にあげた人は16パーセント、それ以外のギフトは35パーセント、そして、何もあげなかったと答えた人は53パーセントでした。

アメリカでは、基本的にお金の余裕があればギフトをあげればいいし、その金額も自分が出せる金額、そしてお金に余裕が無ければ無理してまでもギフトはあげる必要はないと考えられています。

2. Quartzという雑誌によると、先生達は生徒からのクリスマスプレゼントをもらうことは期待していないそうです。

でも、マナーとエチケットを教えるある先生は、先生に感謝の気持ちを表すギフトは配慮ある行為だと言います。その理由は、学校の先生はお給料が安いのに、熱心に子供の指導をしてくれるから。 結局は、自分の考えで決めれば良いのです。

 

どんなギフトをあげたら良いか? 人気順

today.comの調査結果による、先生にあげるクリスプレゼントの人気ランキング。

第1位、ギフトカード

どのお店のギフトカードにするか選ぶ時は慎重に。
住んでいる地域、又はその学校の周辺にあるお店のギフトカードを選ぶべきです。
そして、高級デパートやお店のギフトカードは避けましょう。高級なお店やレストランの$20のギフトカードをもらっても$20で何が買えるの?ってなってしまいます。ごもっともです。

アメリカはAmazonで買い物する人が多いので、Amazonのギフトカードが人気があります。

第2位、ハンドメイドのクラフト
子供が描いた絵や、ハンドメイドのカードなど、子供が手作りした物。

第3位、生徒みんなでお金を集めて買ったギフトやギフトカード。
一人$5くらい。

第4位、お店で売ってる食べ物
手作りの食べ物ではなくて、お店で買った食べ物です。手作りよりもお店で買った食べ物を好む人が多い。

第5位、お礼のカード
手書きでありがとうと書かれたカードは心がこもっていて嬉しいそうです。
Thanks for being the best teacher. といった風に。

やめたほうが良いギフト

先生にプレゼントを買う前に、やめた方がよいと言われているギフトが何かを知っておくべきです。実際の教員達がこれはやめてほしいと言うギフトとは?

1teachermug第1位、 マグカップとキャンドル

先生にあげるプレゼントとして、”Best Teacher!!” とか ”No. 1 Teacher”なんて書いてあるマグカップがお店で販売されています。でも、こういったマグカップは、先生は欲しがりません。教員なら誰でもこういったマグカップを一つは過去にもらっている筈です。2つも3つも要らないってことです。

また、香りが良いロウソクがものすごく人気だった頃がありますが、キャンドルもどうしたら良いかわからないくらいたくさん貰いすぎてるそうです。ですから、キャンドルは選ばない方が良いということです。

 

第2位、ホームメイドのクッキーやケーキなど

手作りするのに手間暇がかかってるのは先生も承知ですが、子供が作った物だときれいな手で作ったのかなと考えてしまって食べれないそうです。
それに、お母さんが作ったものでも、先生がダイエット中だったり、中に何が入っているのか分らないと食べたくないとか、味覚に合わないなどで
そのままゴミ箱に捨ててしまうなんて先生も少なくないそうです。悲しい現実ですね。

 

第3位、リンゴをモチーフにしたもの

学校の先生イコールりんごをあげると思ってる人が多いそうですが、
そういった物は何個も持っているので嬉しくないそうです。

 

 

第4位、ローション、香水、お風呂用品

こういった香りがする物は、自分の好みの香りでないと使わないなんてことになってしまいます。もっとも、そういったことにならないためにも、クリスマスシーズンが近づいてくると学校の事務室からクリスマスプレゼントに関するお知らせがメールで届くかと思います。これには、先生の好きな食べ物、好きな店やレストラン、好きな香りなどが書かれています。これを見て選べば、間違えなく先生が喜ぶということです。

 

 

第5位、 現金

現金ではなくてギフトカードにしましょう。現金を貰うのは先生は好みません。

 

参照サイト
www.today.com/parents/5-best-worst-christmas-gifts-teachers-2D11758794

記事掲載日: 12/8/2016

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