感謝の気持ちとしてあげる
アメリカでは、冬休み(クリスマスブレイク Christmas Break)に入る前に、子供の学校の先生に感謝の気持ちとしてプレゼントを用意する人は少なくありません。
もちろん、それが常識とか当たり前ではなく、あげる人もいればあげない人もいて、プレゼントに使う金額も人それぞれです。
私の友達は子供が2人いて、先生一人につき$20くらいのギフトをあげてると言います。それも、担任の先生一人にだけあげるのではなく、それぞれの子供がお世話になってる複数の先生にあげるということです。
ある小学生の子を持つお母さんは、学校の先生からイーメールが来て、自分の好きなお店はTargetで好きなファストフードのお店はSonicで、スターバックスのコーヒーが好きだと書いてあったそうです。これは、まさにこういったお店のギフトカードをギフトとして欲しいと催促しているようだと言ってました。
あげなきゃいけないの?
一般に、子供のデイケアの先生から高校の先生に日頃の感謝を意味してこのホリデーシーズンにギフトをあげるわけですが、驚いたことにあげない人も沢山います。
2014年に発表されたConsumer Reports Surveyによると、2013年のホリデーシーズンにはほとんどのアメリカ人は先生にギフトをあげなかったと答えたそうです。
この年のお金又はギフトカードを先生にあげた人は16パーセントで、それ以外のギフトは35パーセント、そして、何もあげなかったと答えた人は53パーセントだったそうです。
もちろん誰もあげなさいとは言いませんし、それが常識で、あげないのは非常識だなんて風に誰も言いません。
日本では、結婚式に招待されたけど金銭的に厳しくてお祝いのお金を包んで持って行けないから出席しないとか、
お香典を包むお金が無いから最後のお別れをしたいけどお葬式に行けないとか、日本では実際にある現実です。可笑しな話だと思います。
でも、アメリカは基本的にお金の余裕があればギフトをあげればいいし、その金額も自分が出せる金額、そしてお金に余裕が無ければ無理してまでもギフトはあげる必要はない。それに、貰う方も初めからギフトを期待していない?らしいです。
Quartzという雑誌によると、先生達は生徒からのクリスマスプレゼントをもらうことは期待していないそうです。
でも、マナーとエチケットを教えるある先生は、先生に感謝の気持ちを表すギフトは配慮ある行為だと言います。その理由は、学校の先生はお給料が安いのに、熱心に子供の指導をしてくれるから。
どんなギフトをあげたら良いか? 人気順
第1位、 ギフトカード
Starbucks はとても人気があるそうです。
どのお店のギフトカードにするか選ぶ時は慎重に。
住んでいる地域、又はその学校の周辺にあるお店のギフトカードを選ぶべきです。
そして、高級デパートやお店のギフトカードは避けましょう。高級なお店やレストランの$20のギフトカードをもらっても
$20で何が買えるの?ってなってしまいます。ごもっともです。
第2位、ハンドメイドのクラフト
絵を書いてみたり、ハンドメイドのカードをあげたり。
子供が手作りした物は先生はとても喜びます。
第3位、生徒みんなでお金を集めて買ったギフトやギフトカード。
一人$5くらい。
第4位、お店で売ってる食べ物
手作りの食べ物よりもお店で買った食べ物の方が喜ばれるとは、驚きです。
第5位、お礼のカード
手書きでありがとうと書かれたカードは心がこもっていて嬉しいそうです。
Thanks for being the best teacher. といった風に。
では次にやめたほうが良いギフトです。
実際の教員達がこれはやめてほしいと言うギフトを紹介します。
第1位、 マグカップとキャンドル
“Best Teacher!!” とか ”No. ! Teacher”なんて書いてあるマグカップをプレゼントとして選ぶ人が多いそうですが、そういったマグカップはもう既に他の生徒から貰ってるし、キャンドルもどうしたら良いかわからないくらいたくさん貰いすぎてるそうです。
第2位、ホームメイドのクッキーやケーキなど
手作りするのに手間暇がかかってるのは先生も承知ですが、子供が作った物だときれいな手で作ったのかなと考えてしまって食べれないそうです。
それに、お母さんが作ったものでも、先生がダイエット中だったり、中に何が入っているのか分らないと食べたくないとか、味覚に合わないなどで
そのままゴミ箱に捨ててしまうなんて先生も少なくないそうです。悲しい現実ですね。
第3位、リンゴをモチーフにしたもの。
学校の先生イコールりんごをあげると思ってる人が多いそうですが、
そういった物は何個も持っているので嬉しくないそうです。
第4位、ローション、香水、お風呂用品
先生の好みを知っているなら別として、こういった香りのするものは好みがあるのでやめましょう。
第5位、 現金
現金ではなくてギフトカードにしましょう。現金を貰うのは先生は好みません。
Source:
http://www.today.com/parents/5-best-worst-christmas-gifts-teachers-2D11758794