Costcoで大人気の＄4.99の鳥の丸焼きについてのいろいろ

アメリカのスーパーでは、当たり前のように熱々の鳥の丸焼きが販売されています。忙しくて食事を作れない夜なんて、とても便利です。

businessinsider.comによると、アメリカでは、90年代に鳥の丸焼きブームが始まり、その人気は下がっていません。2017年の１年間で、全米のスーパーでお客さんが購入した鳥の丸焼きの数は6.25億ドル。

2009年から値段を１セントも上げていない

Costcoの鳥の丸焼きは、＄4.99。この３パウンドの鳥の丸焼きの値段は、2009年から変わっていません。鶏肉の値段が上がっても、Costcoは鳥の丸焼きの値段を１セントも上げていない。鳥インフルエンザにより鶏肉の値段が上がった時でさえ値段を上げなかった。コストをコントロールするために、ネブラスカ州に３００億ドルもの鶏の農場を設け、ここでなんと毎週、２百万羽の鶏がcostcoで販売される鳥の丸焼き用として出荷されています。

Costcoが鳥の丸焼きの値段を上げない理由は、Costcoの経営ストラテジーであるから。それは、他のスーパーでも同じことです。夕食に食べる鳥の丸焼きを買いに来たお客さんは、じゃあサラダも買おう、ワインも買おう、つでにデザートもといった風に色々買うようになるからです。なるほど。確かに、Costcoの鶏の丸焼き売り場のすぐ左側にはサラダ売り場があり、反対側にはクッキーやケーキなどデザート売り場があります。

また、Costcoで鳥の丸焼きがお店の一番後ろで販売されているのも偶然ではなく、ちゃんと計算されていることです。鳥の丸焼き売り場まで何十メートルも歩く途中で、あれこれと目にする商品を買ってもらおうとしているのです。

Costcoの鶏の丸焼きの美味しさの秘密

MSGや防腐剤、余分な脂肪、合成着色料は一切使っていない。

ただ、塩分が高い。３オンスにつき460 mgの塩が使われているそうです。この丸焼きとなる鶏肉は、Costco店舗に運ばれる間、ブラインという塩水にどっぶり漬かっています。ジューシーな仕上げにするためです。感謝祭のターキーを料理する時、前の日にブラインという塩水に肉をまるごと漬けるのと同じです。

最後に、肉売り場で一日中続々と焼いているため、いつ行っても焼きたてが食べれます。

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記事更新日:10/30/2020

記事掲載日：2/28/2015