家の中の物が増えてしまった、どうにかしたい。物を処分してスッキリしたい。アメリカの人は、どのような方法で家の中をスッキリさせるのでしょうか？
こんまり片付け術
近藤麻理恵さんは、Konmariの片付け法の人としてアメリカで有名人なのです。それまでは、アメリカでは、Martha Stewartというアメリカ人女性が家事の代名詞のような存在でしたが、数年前にに片付け名人の近藤真理恵さんの片付け法が世界的に注目されベストセラーになり、アメリカでは、コンマリさんの話題でいっぱいでした。コロナ中には、NetFlixでコンマリの片付け法の番組が出来るほどコンマリブームになりました。私自身、この番組が始まるのをとても楽しみにしており、最初の数回のエピソードを見たものです。番組で、一つ一つの物を手に取ってときめくかどうかチェックして、ときめかなければ捨てるという有名な彼女の片付け法を知りました。このコンマリ片付け術を真似て、家の中をスッキリと片付けた人が沢山いたようで、アメリカのあちこちで、古着店や寄付団体が洋服を持って来る人で溢れたとニュースで報道されたほどです。
家の中がちっともごちゃごちゃしていない、片付けに関しては完璧な人のように多くの人の目に映っていたんだと思いますが、コンマリさん、2人目の子供が生まれた後、赤ちゃんと幼児を育てながら家の中をそれまでと同じようにスッキリと片付けるのは無理だと感じたようで、片付けをやめたんです。世界中にそれが報道され、それに対する世間の受け答えは良く、「コンマリも私と同じ普通の人間だったのね。」といった微笑ましいコメントが多かったです。
断捨離は捨てるよりも、寄付団体に寄付する
アメリカでは、洋服にしろまだまだ使えそうなコンデションの良い物を処分する時、捨てるというよりも寄付団体に寄付するか、どうにかして売る方法をとるのが一般的です。寄付出来る場所が沢山あるため、こういった場所を利用できるのが何よりです。衣類品や小さな物はスーパーなどの駐車場に寄付する場所として大きな箱（大きなゴミ箱を寄付品を受け取り箱にしている）が設置されています。
家具など大きな物は、寄付団体に連絡すれば、喜んで自宅まで取りに来てくれます。
Goodwill
グッドウィルは、リサイクルショップチェーンで、家庭で不要となった物（衣類、家庭用品、家具まで）を無料で引き取り、それを店内で販売します。売上げの金額はお店の従業員の給料として使われます。不要物の引き渡し方は簡単。お店の後ろ側のドライブスルーに行き、ここで処分したいものを引き渡せます。この時、グッドウィルに物を寄付したと申請できる用紙をもらえます。寄付は免税になるからです。この用紙に何を寄付し、それぞれの物が幾らくらいの価値があるか記入し、確定申告の時に提出できます。近くのグッドウィル店は、公式サイトで探せます。
www.goodwill.org
寄付団体は、アメリカのどこにも有るはずですが地域によっていろいろです。あなたが住む地域で探してみてください。テキサスのダラス地域に住む方は、下の記事を参考にしてください。
要らない物を処分したい！北テキサスで物を寄付できる場所、子供用品を買ってくれる場所
ガラージセール
ガラージセールでまとめてどっさり売る方法もあります。また、最近では、何でも便利にネットで用が足せてしまうので、地域のオンラインでの情報交換サイトを利用する人も増えています。私自身、近所や地域の人が集まる情報交換サイト（Nexdoor）で物を幾つか売買したことがありますが、簡単にスムーズに売買ができるたためお勧めです。ガラージセールを自分でやることはしません。その体力がない！また、子供服は友達にあげるか寄付する方法で処分しています。
本は図書館や学校に寄付
不要になった本を図書館が寄付として引き取ってくれる場合もあります。図書館に問い合わせてみてください。
また、小学校に本を寄付することも出来ます。キンダーガーテンや小学2、３年生までの学年は、教室に生徒が読んでいい本を教室に用意していることがあります。アメリカの学校では、教師が自分のクラスの中を自由に作る（飾る）ことが出来ます。一日の中で、静かにしていなければならない時間があり、その時に生徒は本を読んでいいことになっています。そのために教師が自分のクラスに余暇で読むための本を数冊用意しています。こういった用途で良さそうな本があれば、寄付したら喜ばれるだろうと思います。
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