日常会話でもビジネス英語でもよく使われる「Don’t burn bridges」の意味

Don’t burn bridgesってどういう意味?

よく使われるイディオム的なフレーズです。橋は橋でも、「石橋をたたいて渡る」とは違います。

仕事を辞める時に使われることが多い

私が初めてこのフレーズを耳にした時も、仕事場ででした。私の同僚が仕事を辞めて行く時、今までの不満はいっぱいあるけど言わない。I don’t want to burn bridges.と言っていました。

直訳すれば、橋を燃やしてしまったら、その橋は2度と使えない、橋の反対側に行きたくても引き返せないということで、イディオム的なフレーズの意味は、burn bridgesとは、「貴方のそれまでに築いた人間関係を崩してしまった」ということです。

このフレーズが頻繁に使われるのは、平和に何のいざこざも無しで辞めていくのがベストだからです。アメリカでは、会社が職場が誰を雇うか選ぶときに、履歴書や面接だけで選ぶのではなく、過去の職場で貴方はどんな従業員だったかをそれぞれの職場の上司やマナージャーから話を聞くということがまれにあります。そんな場合、あの従業員は良くないなんて悪く言われてしまわないためにもお互い良い関係で辞めるのが一番です。また、仕事を探す側の人も、履歴書に職のレファレンスとして過去の職場の会社の名前と上司の名前を書くこともあります。このように、仕事を辞めた後でも、過去の職場にお世話になることもあるので、過去の職場での人間系を濁さない方が良いということです。

また、いつ何処で、同じ会社で働いたことがある同僚や上司、仕事関係の人間に会うかわかりませんし、将来、こういった人たちの力がや助けが必要になるかわかりません。ですから、こういった人たちから貴方の印象をポジティブなままにして去るべきということです。

毎日の生活の中でも使われる

数か月前に、怒って突然、大声をあげて、私たち従業員に怒鳴って文句を言ったお客さんがいました。まさに、burn bridgesのフレーズが使えます。頭に来ることがあっても、人を怒鳴ってしまったら、その場所に戻って来れなくなってしまいます。というか、恥ずかしくて戻って来れないだろうと思います。でも、人ぞれぞれですね。この方は、何もなかったかのような態度で戻ってきました。「あの時は怒鳴ってしまってごめんなさい。」という人もいますが、この人は違いました。

Don’t burn bridgesは、もう2度とこの人には会わないだろうと思っていても、その後の貴方の評判や人からの印象、または広がる可能性がある人間関係のためにもそれまでに築いた人間関係を崩さない方がいいということです。

確かに!と納得する極めつけなフレーズ

そして、このフレーズを使った別のフレーズがあります。ごもっともなので、誰もが心に留めておくべきフレーズだと思います。

“Don’t burn bridges. You’ll be surprised how many times you have to cross the same river.” — H. Jackson Brown, Jr.

ごもっともです。もう2度と会わないだろうと思っていた人に限って何度も会うようになってしまうことがあるわけです。ですから、関係を壊したり人を粗末に扱わない方が良いということですね。

まとめ

人間は集団で生きるものですから、人との関係は大切にしないといけませんよね。

 

 

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