アメリカでは、学校で水泳の授業がない?泳ぎを学ばせるために水泳教室に通わせる

そうなんです。アメリカでは、学校では水泳の授業がないのが一般的です。そもそもプールが学校内にないのです。子供は小さいうちに泳ぎ方を学べば水の事故を避けられるわけだから、学校で泳ぎ方を教えたら良いのではないかという意見もあるようですが、逆に、子供に泳ぎを教えるのは学校の義務ではないという考えもあるようです。そのため、子供が泳げるようになるには、親がどうにかしなければならないし、学校に水泳の授業がないため、学校の外で水泳を学ぶために水泳を教える場所が多くあります。

学校で水泳の授業がないというのは、アメリカでは泳げるというスキルは重要でないと考えられているということでもありません。逆に、アメリカでは、プールが身近にあるため、水の事故に遭わないために早いうちから子供に泳ぎを学ばせるのは重要だと思われています。

アメリカの家の8%がプール付き

アメリカでは、自分の家にプールがあるというのは珍しくありません。全米のアメリカの家で、プール付きの家は全体の8%だそうです。その数が最も多いのはフロリダ。家を購入する際に、どんな家を求めているかの条件の中に、プール付きかどうかも考慮することの一つであります。

プール付きの家というのは、一般的に庭の土を掘り起こしてプールを埋め込んだタイプのプールですが、地面の上に組み立て式のプールを置くということもあります。また、住宅地の中に、コニュニティー専用のプールがあるというのも珍しくありません。こういったプールは、その住宅地域に住んでいる人だけが利用できるようになっています。柵で囲まれていて入り口はカギかかかっています。その地域の住民はプールの利用が出来るようにカギを持っています。アパートにもプール付きがあります。つまり、アパートの敷地内にアパートの住民専用のプールがあります。

プールパーティー

アメリカ人はパーティーが大好き。特に夏は、プールパーティーを開くというのもよくありがちです。アメリカの長い夏休みの間、友達を招いて自宅のプールで遊んだり、子供の誕生日をプールでお祝いするのも人気です。しかし、悲しい事に、自宅のプールで子供が溺れてしまうという事故が多い。

私自身、夏はプールパーティーに呼ばれたり、プールでプレイデートという機会が多かったため、そのたび、泳げない娘をプールに入れるのが怖かったです。ベストを着用させ、私が監視していても、いつまでもこんな風にしていられないと思い、水の事故に遭わないためには自力で泳げるようにならなければと思い、娘が5歳の時、水泳教室に入れました。ある程度、泳げるようになればいいと思っていましたが、現在では水泳のチームに入っていて、毎日1時間の水泳の練習で2キロ近く泳いでいます。

水泳教室

アメリカで水泳を習うには、水泳教室に入れるのがいい。2通りの水泳教室があります。

1.市が運営する市のレクレーションセンターの中の水泳教室

2.フランチャイズ系の水泳教室

違いは、主にレッスン料の差が大きい。市が運営するレクレーションセンターの中のプールは、プライベートの水泳教室に比べて月謝がかなり安い。

赤ちゃんから参加できる

水泳は赤ちゃんでも学べる、それもまだ歩けないうちに泳ぎを教えたら泳げるようになるということから、アメリカでは、赤ちゃん用の水泳レッスンもあります。2か月の赤ちゃんから生徒を受け付けているところは珍しくありません。赤ちゃんや幼児のクラスには、保護者と同伴で水に入るようになっています。

水泳教室を選ぶ際に考慮するべきこと

私自身の経験からお話します。経験は人それぞれ違いますから一つの意見として聞いてください。

1.体験レッスンを受ける:

一般的に、申し込む前に体験レッスンを受けることができます。体験レッスンを教える先生は、プール側が決めることかもしれませんが、目当てのインストラクターがいればその先生に教えてもらいたいとリクエスト出来るかもしれません。インストラクターによって教えたかが大きく違いますから、気に入ったインストラクターがいるのなら、その人に教えてもらうのがベストです。まずは、自分の通いたい時間のスケジュールを見て、どの先生が教えているのかを知る、そして、その先生に体験のレッスンを教えてもらいたいと聞いてみましょう。

2.子供の性格に合ったレッスン方法

私の子供が通ったフランチャイズ系の水泳教室では、先生が褒めまくり。「Good Job!!」と子供を褒めるというのは、先生と生徒という設定の場所では良く使われる教育方針です。これは、西洋と東洋の国の違いでもあり、アメリカでは特にこの方法を使います。あまり褒めてくれない日本の教育を受けた私から見れば、上手にやって当たり前という考えよりも褒めて自信を付けさせるというのは、良い教育法だと思うのですが、過剰過ぎでやりすぎと思う時もあります。私の子供自身も、今日は上手に出来なかったと思っても、先生は「You did great today.」なんて褒めると言います。私の韓国の友達は、褒めるばかりの先生よりも厳しく教えてくれる先生に教えてもらいたいからと言って、遠い所まで運転して韓国人のインストラクターがいる水泳教室まで通っていると言います。子供には厳しい先生が必要だと思うのは、東洋人独特ということでしょうか。

2.グループレッスンかプライベートレッスンか

水泳教室は、一つのクラスで先生一人が5~8人くらいの生徒を教えるというのが一般的です。子供の性格によってグループレッスンよりもプライベートレッスンの方が向いているかもしれません。その辺は、親の判断で決めれば良いと思います。また、スキルを磨くためにグループとプライベートの両方のレッスンを受けるのも良いと思います。私の娘の場合は、プライベートのレッスンよりもグループレッスンの方が向いていました。理由は、娘はとてもフレンドリーで大人と喋るのも好きなため、泳ぐことよりも先生とお喋りをする方を楽しんでいました。これはダメだなと思ってグループレッスンに戻しました。反対に、私の娘は負けず嫌いであるため、グループレッスンだと自分よりもスピードが速かったり泳ぎが上手な生徒に刺激されもっと頑張るタイプです。でも、私の娘の友達は、グループレッスンだと他の子供より自分はスピードが遅いということを気にしてそれがプレッシャーとなってしまってレッスンを続けられませんでした。

水泳チーム

水泳チームに入って泳ぎを学ぶのも一つの方法です。夏休みに水泳チームに入るのは特にお勧めです。アメリカの夏休みは長い為、2か月くらいの長い期間に練習が受けられるからです。スイムチームは、市が経営するレクレーションセンターにもありますし、水泳教室にもあります。また、住んでいる住宅街の中にもその近所の子供たちが参加できるという水泳チームもありますし、Life Time Fitnessなど大きなフィットネスクラブにも水泳チームがあります。

水泳チームの練習があるのは夏休みだけというのは一般的です。私の子供が入っている水泳チームは、学校が夏休みに入る数日間前に水泳チームの練習が始まります。その数週間は週に3回の練習で、夏休みに入ると月から金の毎朝1時間。土曜日はミート(地域の水泳大会)があります。1年中水泳チームの練習がある所もあります。

1年中、子供に水泳のレッスンを受けされたいのであれば、夏休みは水泳チームでの練習、それ以外の時期は水泳のレッスンを受けるという風にやればいいです。私の子供は、そうしています。

フランチャイズの水泳教室

アメリカでは、下のようなフランチャイズ系の水泳教室があります。

Elmer Swim School テキサス、オクラホマ、カンザス

Aqua Totsテキサス、オクラホマ、カンザス

Safe Splash Swim School 全米のあちこちに店舗がある。

Goldfish Swimschool  全米のあちこちに店舗がある。

Aqua Fit of Plano テキサスのプレーノにある。

ライフジャケット

市民プールやレクレーションセンターのプールでは、浮き輪は使用禁止ということがよくあります。代わりにライフジャケットを着用させるしかありません。ライフジャケットは、市民プールが無料で貸してくれるという所もありますが、場所によって色々ですので、自分で用意して行くと良いかと思います。

関連記事

知ってた?知ってた?水中で目立つ水着の色はこれ。子供の安全のために参考にするべき。(調査結果)

Share this content:

Related Stories

0 0 votes
Article Rating
Subscribe
Notify of

0 Comments
Oldest
Newest
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る

Stay on op - Ge the daily news in your inbox

wpDiscuz
0
0
コメント、ご感想をシェアしてください!x
()
x
Exit mobile version