テキサスには、芝生や公園、森林など土がある所のいたる所に、火蟻の巣があるため、気を付けないと巣に足を突っ込んでしまったり、踏んでしまいます。
この蟻に刺される(噛まれる)と、肌が燃えるようにヒリヒリした痛みが走ります。ファイアーアントという名前がつけられたのも、そのせいです。 この蟻はとても危険で、刺されて死んでしまう人もいるくらいですので、この蟻について知っておくべきです。
火蟻に刺されたらどうなる?
刺された後の症状は、人によって症状が違いますが、一般的に、初めの30分から60分は酷い痒みが続き、その後4時間くらいで、刺された箇所が小さな水ぶくれになります。そして、8時間から24時間すると膿になります。刺された箇所の跡が残る場合もあります。 しかし、このようにただ赤くなって痒くなるだけの人だけでなく、呼吸困難になったり、目眩がする人もいます。
死んでしまう人もいる
2013年9月にテキサスで13歳の男の子が火蟻に刺されて死んでしまいました。フットボールの試合中に火蟻に刺され、意識不明になり、後に亡くなってしまいました。
虫に刺されてひどいアレルギー反応が出る人は少ないそうですが、虫刺されが原因で救急病院に駆け込む人は50万人以上もいるそうです。 アメリカ国内では人口の0.5パーセントから5パーセントで、虫刺されで酷いアレルギー症状が出て亡くなる人は少なくても40人いるそうです。 アメリカで、最も多い虫刺されは蜂によるもので、テキサスを含むアメリカ南部で多いのは火蟻によるケースです。
次のような症状はアレルギー反応を起こしてるということ。一つでも当てはまる症状が出れば直ちに病院に行きましょう。
- 刺された箇所以外の場所に発疹がでて、痒くて、腫れる。
- お腹が痛くなる、ひどい吐き気がする、嘔吐、下痢になる。 胸が苦しくなって呼吸困難になる。
- ガラガラ声になったり、舌や喉が腫れ、唾液などを飲み込むのが難しい。
- 目眩、血圧が急激に下がる。
- 気を失う、心臓発作を起こす。
刺されたらどうするべきか?
石鹸と水で刺された箇所を洗う。そして、虫刺されようのクリームなどを塗る。とっても痒くなりますが、かかないように!かいて水ぶくれを破ってしまうと、ばい菌感染してしまいます。気をつけてください。万が一、水ぶくれが破れてしまったら、直ぐに石鹸と水で洗ってキレイに保つこと。
火蟻に刺されないようにするための予防
- 芝生の上を歩く時や、庭いじりをする時は、サンダルや素足は避ける、誤って巣を踏んでしまわないように気をつける。
- 靴下と靴を履く。ガーデニングや庭の雑草を抜く時は手袋をする。
どうやって火蟻がどうか見分けるか
- 色:赤茶だと思ってる人が多いようですが、黒い火蟻もいるので注意してください。テキサスを含むアメリカ南部に多く、南部では大変な問題になっております。 この地域にもともといる火蟻もいますが、問題になってる火蟻は南アメリカからなんだかの形で持って来られてしまったのです。
- ピラミッド形やドーム形の巣。地面から細かい土が浮き上がってるので、簡単にこれが火蟻の巣だとわかります。火蟻は巣を壊されると、とても怒って攻撃してきます。 ですから、巣を足で蹴ったりしたら、中から大量の火蟻が出てきて蹴った足に登ってきて刺されてしまいます。
雨が上がった後は、土が柔らかいため、アリの巣作りが盛んになり、盛り上がった火蟻があちこちに見えます。
毒イトグモ Brown Recluse Spider
アメリカの内陸の南部に住む毒グモ。
テキサスの他、Missouri, Kansas, Arkansas, Louisiana そして Oklahomaにもいます。
この毒グモは、芝生のそばを歩いてたり、落ち葉の下に隠れてたりします。家の中にも入ってきたりするほど日常生活の中にいる毒グモです。間違って触ってしまったりしないように、このクモの見た目と危険性を知っておくべきです。
毒イトグモの特徴
写真の様に、足が長く、中心の体が大豆のようにころっと丸みがあるのが特徴です。 色は薄い茶色が一般ですが、濃い茶色のもいます。
大きさは、足の先を点として繋げた直径が6ミリから20ミリですが、もっと大きいのもいます。
何処にいるか?
このクモは暗い場所が好きなので、家の中だとクローゼットの中とか、山積みになった洋服の下にいたりします。 あちらからは攻撃してくることはないのですが、洋服やタオルや、シーツや手袋などの間に入って人間の肌に押しつぶされそうになると噛みます。
このクモに刺された人が共通して言うのは、しばらくの間着てなかった洋服や、 床に何日も放置されてた服を着たときにクモに刺されたと言う事です。
症状
刺された場所が酷く痒くなる。
- 吐き気がする。
- 熱が出る。
- 嘔吐がする。
- 指されたb所が痛くなり腫れる。
- 筋肉が痛む。
- 悪寒がする。
毒グモに刺されると経験する3段階の症状
第一段階
刺された瞬間はチクッとした感じはしますが、痛みはなし。しかし、約6時間すると毒が回り始め刺された箇所の肌が腐り始めます。
ものすごい痛みと痒みが生じます。そして腫れ、膿が出てくる場合もあります。
第2段階
どんどん酷くなります。毒が赤血球を破壊されるため、酸素が回らなくなり、皮膚が死んで行きます。
肌に酸素が回らないと肌が灰色に変わって行き、灰色になった肌の中心が赤くなります。
第3段階
毒が血管に入ってしまうと、体全体が感染してしまうかもしれません。
第三段階に入ると、第二段階の症状に加えて、次の症状も経験するかもしれません。
- 熱
- 悪寒
- 嘔吐
- 目眩
刺された時の応急処置
痛みは、クモに刺された時はなく、刺された事自体を気がつかないことが多いようです。 応急処置として、感染を防ぐために刺された箇所を石鹸と水で洗い、腫れを抑える為にタオルでくるんだ氷を刺された箇所に10分当てて、10分休ませる、もう一度10分 冷やす、また10分休む。これを数回続ける。
直ちに救急病院に行く
このクモに刺されたら直ぐに薬で治療しないと、赤く腫れた箇所が大きくなり、水ぶくれになり、色が黒くなり、毒が肌を溶かすかのように、穴があいていき、 骨まで見えてしまうほどになります。酷いと死に至る場合もあります。
酷くなると、肉が緑っぽくなり、もっとグロテスクになります。 検索すればそういった写真も出てきます。
最後に、自分を指したクモを捕まえて病院に持って行けば、病院がどのクモに刺されたのかが分るし、正確な治療をしてくれます。
Sources:
mypestprevention.com
mypestprevention.com
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