昔からのしきたりや、昔の人の知恵というか、そういった昔からのアメリカの風習で面白いのがこれ。リスのようなグラウンドホッグ(ウッドチャック)を使って、春が近くまで来ているか、それともまだまだ冬は続きそうかと天気を予想する。それが、2月2日のグラウンドホッグデー。
祭日ではありませんが、昔から続いているアメリカの風習です。
ペンシルベニア州のパンクサトニーに住む、パンクサトニー・フィルが、公式のグラウンドホッグ。この日、パンクサトニーの公園で、穴から出てきたフィルが自分の影を見るか見ないか、その様子を公園に集まった人々に見せます。その様子は、全米でテレビでも中継されます。
グラウンドホッグデーの由来
timeanddate.comによると、数千年前に、現在のドイツである地域では、人々がバジャーというイタチ科のアナグマが春の訪れを予想すると信じられていたそうです。バジャーを見て、いつ作物の苗を植えるか決めていたほどです。
アメリカのペンシルベニアに最初のドイツ人が移民する頃までには、バジャーが天気を予想できるわけないだろうと人々は気付いていただろうが、その風習は続いたという話。ペンシルベニアには、バジャーがいないので、グランドホッグを代わりに使ったという。
そして、その昔から続く風習とは、2月2日に、グランドホッグが穴から出てきた瞬間に、自分の影を見て、驚いて巣に戻ってしまうかどうかです。晴天だと太陽の光で自分の影ができますが、空が曇っていれば影が出来ない。自分の影を見て驚いて巣に戻れば、冬があと6週間続くという意味。また、自分の体の影を見なければ、春がすくそばまで来ているという意味です。
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