アメリカでハローウィーンを初めて経験する人のための、Trick or Treatについてのいろいろ

アメリカのTrick or Treatについてのいろいろ

今年、アメリカで初めてのハロウィーンを子供と経験する方、または初めてTrick or Treatに出かける方のために、アメリカのTrick or Treatについてのあれこれをお話しします。

コスチューム

今年はどんなコスチュームを着るの？　What are you going to wear for Halloween?

アメリカでは、ハロウィーンは子供の大好きなホリデーですので、コスチュームを着てTick or treatに出かけるのが当たり前。ハロウィーンが近づいてくると「What are you going to wear for Halloween?」（ハロウィーンにはどんなコスチュームを着るの？）という質問が頻繁に交わされます。一般的に、去年着たコスチュームを２年続けて着るのではなく、毎年違うコスチュームを着ます。

子供と一緒にTrick or Treatに行く保護者もコスチュームを着るべきか？
完全にあなた次第です。コスチュームなしで行く大人の方が多いですが、コスチュームを着て子供と一緒に楽しむ大人もいます。

どんなコスチュームを着るのか？

赤ちゃんには、オレンジのカボチャ、虫や、動物系のコスチュームが人気です。
幼稚園児から小学生低学年までは、ディズニーのお姫様や、映画のキャラクターのコスチュームが人気。

コスチュームは何処で買えるか？

ハロウィーンの一月前くらいにだけ、町のあちこちにオープンするハロウィーンストアーがあります。こういったハロウィーン専門店には、コスチュームが沢山揃っています。また、Party Cityといったパーティー用品専門店、Costco、またオンラインで買う。

ディズニーのコスチュームなら、ディズニーストアーに行くべき。全てのキャラクターのコスチュームがあるのではないかと思うほど沢山あります。

ハロウィーンコスチュームの値段は、100ドルくらいするのは当たり前です。特にディズニーのキャラクターの物は100ドル以上します。

コスチュームに、お金をあまりかけたくないのなら、中古のコスチュームを買ったらどうでしょうか。　子供の古着を販売する店は、10月に入るとハロウィーンをテーマにした洋服も飾られ、コスチュームも店頭に並びます。ダラス地域に住んでいる方は、Once upon a childがお薦めです。この店では、新品同様のコスチュームも含めて＄３から＄１０で買えます。

amazon.comなどオンラインストアーでも、コスチュームの販売をしていますが、ネット購入だと買う前に試着できないのが欠点です。

Trick or Treat

どんな場所でやるの？

１．家の近所
家に住んでいる方は、普通は、自分の家の近所を廻ります。　ただ、子供が少ない住宅街では、Trick or Treatをやらない、つまりキャンディーを用意している家の数が少ないなんてこともあります。　その場合は、別の住宅街に行けばいいだけです。　自分の住んでいる地域でないと参加できないわけではありません。

いいキャンディーを求めに、高級住宅街にわざわざ車で子供を連れて行く人もいます。　「ハロウィーンキャンディーを沢山もらえる住宅街」と知られている住宅街もあるらしく、そういった場所には、他の地域から来た人の車がずらっと道端にならぶくらい人が集まるそうです。

２．アパート
アパートの場合は、アパートによってはやらない、又はアパートのオフィスでしか出来ないなんてふうに制限があるかもしれません。アパートのオフィスに問い合わせてみましょう。　自分が住んでいるアパートで出来ないなら、近所の住宅街に行くか、モールに行ったらどうでしょうか。

３．モール
モールでも、Trick or Treatをやっています。モール内のお店やフードコートの中の店を一つずつ回ってキャンディーをもらう。特に、ハロウィーンの日が、雨だったり寒い場合にお勧めです。

モールでのTrick or Treatも悪くありません。とても寒く、雨が降っていたハロウィーンに、モールに行ったことがありますが、なかなか良かったです。外と違って、モールの中は温かくて明るい。
そして、何よりも大切なのは、子供が楽しめたかですが、私の子供は十分に楽しんでいました。

モールの中は、特別にハロウィーンのデコレーションはなく、モールの中のそれぞれの店もハロウィーンの雰囲気はほぼゼロでした。しかし、そんなことはどうでも良いようでした。キャンデーが入っているかぼちゃの形の入れ物を差し出されると、まっすぐに走って行き、次々と店に入って行くのを楽しんでいました。子供にしたら、キャンディーがもらえれば何処でもいいのです。

Trick or Treatの時間

一般的に、小さい子は、夜の寝る時間が遅くならないようにと、夕方の５時ごろに始めて暗くなる前に帰ります。でも、始まる時間は近所の家が準備出来ているかどうかにもよります。　明るいうちに始めると、その様子を写真やビデオに撮れるのも利点です。

どの家に行けるか？

電気がついている家です。電気がついていない家は、キャンディーを用意していない、Trick or Treatをやらないという意味です。　ピンポーンして邪魔しないように。　電気がついている家は、ピンポーンしても大丈夫です。　でも、少し待っても誰も出てこなかったら、あきらめて次の家に行きましょう。

昔は、ピンポーンとドアベルを鳴らして家の人がキャンディーを持って出てくるのを待ちましたが、最近は、家の中で待たずに、玄関の前や道端で椅子に座ってTrick or Treatの子供達が来るのを待つ人が多いです。　隣近所と一緒に座って、ワインやビールを飲みながら会話を楽しみながら、大人もTrick or Treatを楽しむのです。

ハロウィーンキャンディー

どんなTrick or Treat用のキャンディーを用意すればいいか

昔、りんごにカミソリを入れて子供にハロウィーンにあげたという事件があったことから、Trick or Treatでは、果物や手作りのクッキーなどはあげないのが当たり前となっています。

関連記事：ハロウィーンキャンディーについて

市販のキャンディー、それも一つずつラッピングしてあるものを用意します。
子供達は、親にラッピングしていないキャンディーはもらったら駄目と教えられています。
手作りのカボチャの形のクッキーをあげたいと思っているなら、Trick or Treatには向いていません。

最近は、子供の肥満や虫歯を考えて、甘いキャンディーの代わりに小さなおもちゃを用意する人もいるし、キャンディーとおもちゃの両方を用意して、好きな方を子供に取らせる人もいます。

キャンディーは何個もらっていいの？

家の人が、キャンディーが沢山入った器を目の前に出した場合は、「自分で好きなキャンディーを選んで取っていいわよ」という意味です。でも、その時は、１つだけもらうように教えましょう。　３つも４つもどさっと手でとらないように。　１つだけ取った時、キャンディーをくれる大人が、”You can take more, if you like.” ” Don’t be shy. You can grab a handful!”なんて風に、もっと取っていいわよ！と言ってくれたら、もう少しもらう、という風にしましょう。　人によっては、キャンディーが沢山入った器を目の前に出すのではなく、家の人が一つ(又は数個）キャンディーを「はい、どうぞ」とくれます。

キャンディーをあげる人になる

ハロウィーンの日は一晩にTrick or Treatersが100人くらいくるのは珍しくありません。ですから、子供一人に一つのキャンディーをあげるとしても最低100個のキャンディーを用意しなければなりません。玄関の電気をつけて家の中で子供達が来るのを待ちます。ピンポーンと鳴るたびに玄関のドアを開けるのが通常ですが、初めから玄関の外に座って子供達が来るのを待つ人もいます。また、家の前や駐車場で近所の人などと椅子に座ってお喋りしながら、子供達にハロウィーンキャンディーをあげる大人もいます。