夏の短い間にしか食べれないニューメキシコ産のハッチチレ(Hatch chile)唐辛子

夏の短い間にだけしか食べれない、ニューメキシコ産のハッチチレ(Hatch chile)唐辛子

ニューメキシコ州のハッチという地域で収穫されるハッチチレ(Hatch chile)は、ニューメキシコを代表する大きな緑の唐辛子。8月の初めから9月の半ばの間、大量に収穫されます。

この唐辛子はニューメキシコでしか栽培されない

テキサスやコロラドが真似してハッチチレの栽培をしようとしても、ニューメキシコのハッチチレのような味にはならないらしい。理由は、土や気候が違うからだそうです。

どれくらいの辛さか?

辛いタイプとマイルドなタイプがあります。
マイルドな方は、ししとうのようにちょっと辛い程度。

実はハラペーニョのように厚くない、シシトウのように実が薄く中が空洞で(種が入っているだけ)形もシシトウに似ています。シシトウを巨大にしたような感じ。

スーパーで大量に仕入れ、ハッチチレ入りの様々な商品を販売する

テキサスは、辛い食べ物が好きな人が多いからか、ハッチチレのシーズンになると、スーパーではハッチチレを大量に仕入れ販売します。

特に、セントラルマーケットでは、毎年ハッチチレのシーズンになるとハッチチレフェスティバルを開催し、ハッチチレ入りの色々な食べ物を販売します。例えば、ベーカリーでは、ハッチチレ入りのパンやトルティーヤ、ハッチチレコーンブレッドなどがあり、野菜売り場では、焼いたハッチチレ、肉売り場では、ハッチチレ入りのハンバーガーやミートボールなどがある。

私のお勧めは、セントラルマーケットブランドのハッチチレ入りのハマス。小さく刻んだあぶり焼きしたハッチチレがたっぷり入っていてピリッと辛い。これを、温かいトルティーヤと一緒に食べたりベーグルにつけて食べてると抜群。これぞ、アメリカにいる間しか食べれない食べ物の一つです。是非、お試しください。

 

 

調理法は、あぶり焼きが一般的

調理法は、ししとうのように、オーブンであぶり焼かフライパンで焼くのが一般的。両面こんがりと焼いて、皮を剥いて食べる。

スーパーでは、ハッチチレが入荷されると、店の外で写真下のように大きな機械を使ってハッチチレをあぶり焼きしているスーパーが多い。

あぶり焼きすると柔らかくなるので、食べやすい。刻んでオムレツに入れたり、トルティーヤの上にチーズと一緒に乗せてquesadillaにしたり、サルサに入れたり。メキシコ風の料理だけでなくアジアン風の料理にも使ったり、丸ごと食べておつまみとして食べるのもいいですし。

 

キッチンの飾りにもなる

下の写真のように大きくて赤い唐辛子をキッチンにぶら下げて飾られているのを見た事ありませんか?

ハッチチレは、緑のまま食べるのが一般的ですが、時間が経つと摘んだ後でも赤くなります。タコ糸などでハッチチレを繋いで外に干しすと真っ赤な色になります。これをパウダーにすればチリパウダーが出来る。

 

チリパウダー

乾燥したものをブレンダーに入れてパウダー状にすれば、チリパウダーになります。

アメリカには辛い食べ物が好きな人が多い

アメリカでは、メキシコからの移民が多いということもあり、辛い料理や食べ物が人気があります。辛いソースの種類も豊富です。アメリカのお土産としてチリパウダーや辛いソースを買って日本に帰るのはいかがでしょうか?

お土産に辛いソース
記事掲載日:8/18/2019

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