家族でアメリカに住むことになったが、子供は英語が分からない。英語力を上げ、学校生活に慣れさせるためのコツ。

家族でアメリカに住むことになったが、子供は英語が分からない。英語力を上げ、学校生活に慣れさせるためのコツ。

仕事により日本からアメリカに送られ、これから家族でアメリカ生活を送るようになった。子供は英語が全く分からない。現地の学校はもちろん英語で行われる。学校で先生や生徒が言う事を理解できるのか心配だ。と心配するお父さんお母さんは多いだろうと思います。実際に、私はこういったアメリカに来たばかりの日本人がこのように言うのをよく耳にします。

小さな子供は言語の天才!スポンジのように吸収する

専門家は、子供はスポンジのように語学を吸収すると言います。特に10歳くらいまでは言語を聞き入れる耳が優れていて、努力せずにネイティブレベルで言語を学べる。そのため、喋る人が減り滅びそうな言語は、赤ちゃんに教えて(聞かせて)その言語を絶滅危機から救うそうです。なので、赤ちゃん、幼児は言語の天才を呼ばれるのです。

私自身、自分の子供をバイリンガルに育てた経験があるため、小さな子供が言語の天才と呼べれるほど優れているというのは納得します。

ですから、アメリカに来たときは英語が全く分からなかった子供でも、あっと言う間に、自分の子供は英語が分からないので心配だと言っていたお父さんお母さんの英語力を超えてペラペラになるのです。

どれくらいの期間でペラペラになるかは、もちろん子供によって差がありますが、大人と違って小さな子供は文法など考えずに文章を構成でき発音もネイティブのように、完全にネイティブのように話せるようになるのです。

英語力を上げるためのコツ

現地の学校に1日中(朝8時から午後3時まで)月曜日から金曜日まで通っているだけで、十分な時間、英語に触れているように見えますが、それだけでは足りないと感じる親もいるかと思います。では、英語力を身に付けるスピードを上げる為に、どんなことがあるのでしょうか?

学校の外でも英語を使う環境に入れる

家族での会話は日本語だけとなると英語は学校でしか話さない。となると、学校以外でも英語を話す人に比べて英語を話す時間が短い。となると、英語の上達に差が出るのではないか?そう心配する方は、学校の外でも英語を使える環境に子供を入れるのがいいと思います。

1.習い事

もちろん、英語を使って行われる習い事です。その習い事独特の単語や言い回しが習えるのでお勧めです。

2.スポーツのチームに入れる

こちらも、英語で行われるスポーツのチームです。スポーツは子供の健康や成長にもメリットがありますし、友達も出来るのでアメリカ生活が益々楽しくなるでしょうから、スポーツチームに入るのもお薦めです。

3.午後保育(アフターケア)に入れる

アフターケアについては下をご覧ください。

4.英語のテレビを見せる

語学力を伸ばすために、テレビをその言語でのみ見せるという方法はよく使われています。私も、自分の子供の日本語力を強化するために、子供が小さかった時はテレビは日本語の番組しか見せませんでした。

5.英語を話す友達とプレーデートをやる

友達は誰にでも必要です。英語力を伸ばすためだけでなく、友達との交流関係のためにも学校の外でも英語の友達と遊べる機会を作ってあげましょう。

 

現地の学校で上手くやっていくためには、英語力を付けるだけでなく学校に早く慣れることも必要

それにはどうしたら良いでしょう?私が勧める方法は、放課後の学童保育プログラム(After Care)に子供を入れることです。

放課後のアフターケアについて

まず、アメリカでは、小学校、中学校の生徒は、子供だけで家に帰ることはできません。親が子供を引き取りに来るシステムになっているため、親や保護者が学校終了後の指定された「お迎え時間」に迎えに行かなければなりません。しかし、仕事などでそれが不可能な親は、子供を学校の学童保育プログラム、又は学校の近くのデイケアやプリスクールと呼ばれる私立の託児施設のアフターケアに入れるしかありません。私が勧めるのは、学校内のアフターケアです。

私の子供の学校の場合はこんな感じです。幼稚園生から2年生くらいまでは、クラスの宿題が毎日出ないためアフターケアでは遊んで過ごせます。しかし3年生以上になると、宿題が毎日出るようになるため、アフターケアでは最初に宿題をやり始めます。

学校内のアフターケアの利点

一般的に、キンダーガーテンから小学生の子供は学校のアフターケアを利用できます。中学生にもなると、アフターケアを利用するというのは一般的ではありません。

  • 友達を作れる

だれだって学校に友達がいなければ学校生活が楽しくありません。通っている学校内にあるアフターケアであれば、アフターケアを利用している生徒は同じ学校の生徒です。アメリカの子供は、年齢が違くても一緒に遊ぶので、学年が違う生徒とも友達になり、アフターケアで友達が増やせます。

  • 英語を話す時間が増やせる

家では家族と日本語しか話さないので、学校で子供が英語を話せているのか分からないと心配するお父さんお母さんは少なくないかと思います。英語力を伸ばすには、英語に触れる時間を増やすことです。それしかありません。そのためにも、学校のアフターケアがお薦めです。英語力をつける為に塾に通うのとは違って、他の友達と遊びながら英語力を伸ばせるのですから最高です。

  • 宿題をやれる

アフターケアにいる時間を利用して宿題をやるだけでなく、宿題でわからない箇所があればアフターケアのスタッフに見てもらえます。家に帰る前に宿題を済ませるので親にとっても助かります。

アフターケアの申し込み

アフターケアに入るには、申し込みの手続きが必要です。学校の事務室に連絡してアフターケアについての資料をもらいましょう。

まとめ

Practice makes perfect! という英語の言葉が、アメリカでも頻繁に使われているように、何事も上達するには練習が必要。言語も同じです。言語を習っている段階では、どれだけその言語を使うかが大きく関係します。3年アメリカ生活を送っていたけれど現地の英語の学校に通うだけでは十分でなかったようで、週に数回、学校の後、オンラインで英語を習っていたという日本人の子がいました。私の子供の友達で、当時、小学4年生でした。この子は、現地の学校の友達と学校以外で遊ぶことは一度もなかったし、学校の外では英語を喋る機会がほぼゼロだったようです。

家族では日本語で会話する家庭は、子供が学校以外の場所でも英語を練習できる場所や機会を与えてあげる、そういった機会を積極的になるべきです。

子供がアメリカ生活に早く慣れ、楽しめるようになるためには、子供が十分な英語力をつけることが重要です。英語が上手でないと子供の自信にも影響します。自分は英語が苦手と思っていると、喋るのが嫌になってしまう。そして、その影響で学校生活が楽しくなくなってしまうかもしれません。

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