アメリカでは、夏休みが終わりに近づいてくると親は、新学期に必要な物の準備を始めます。
色々と学校に必要な物の一つが、バックパック。去年使ったバックパックを続けて使う人もいますが、新学年だからと何でも新しく買う人もたくさんいます。
一般的に、バックパックの色や形などを学校が指定するということはありません。そのため、子供の個性がバックパックに現われます。バックパックを買う時は、親が一人で買いに行って選ぶのではなくて、本人を連れて行って一緒に選ぶことをお薦めします。背中にしょった時、肩にかけた時、手で持った時、使いやすいかどうか子供自身に試させるのが大事だからです。今回は、バックパック選びについてお話します。私自身の経験とwashingtonpost.comで見つけた専門的な意見を入れて説明したいと思います。
バックパックの選び方
1.子供が成長期だからと、大きすぎるバックパックを買わない
今の体の大きさに合うサイズのバックパックを買うこと。長く使えるようにと、少し大きめを買わないように。
理想な大きさは、バックパックの上が肩甲骨の下辺りに位置し、カバンの下が子供のウエスト辺りに位置するということらしいです。
写真上の男の子のバックバックは、男の子の身体に合っていない。少し大きすぎます。特にキンダーガーテン生は、まだ身体が小さい為、どのバックパックも大きすぎる物ばかりで身体の大きさに合うのを探すのは難しいかもしれません。沢山の種類があるお店に行って選ぶのがいいですね。
2. 軽くて通気性の良い素材で出来たバックパック
持ち運び易さが良い軽いバックパックを選ぶことは重要です。軽いという意味で、Light weightなんて風に記載されているのを探すといいですよ。
3. バックパックに物を詰め過ぎない
バックパックは中を入れた重さが子供の体重の10%を越さないように気を付けること。10%を超してしまうなら、タイヤ付きの引きずれるタイプのバッグパックにしましょう。
バックパック大きさは、中身の量を考えて決める
普通サイズ
アメリカでは、ここ数年前から学校の教科書は消えて、代わりにタブレットやiPadを使う学校が増えています。デジタル式の教科書です。そうなると、家から学校に持って行くものは、お弁当と水筒だけかもしれません。と言っても、お弁当はおそらくバックパックの中に入れないだろうと思います。普通、お弁当はランチバッグに入れて持ち歩くからです。
普通の教科書を使う学校でも、アメリカのキンダーガーテンや小学校低学年では、教室の外に出すと、つまり家に持って帰ると紛失してしまう可能性があるので、全て教室に置いたままで、筆箱でさえ教室におきっぱなし。
このように中身が少ないのであれば、普通サイズのバックパックでいいと思います。
大きいサイズ
普通の教科書を使う学校では、学年が上がるにつれ教科書の大きさも量も増える傾向にあります。全教科の教科書を家に持って帰るかどうかによりますが、そういった事も考慮して大きなバックパックを選ぶのもいいと思います。しかし、こういうことは学校が始まってからでないと生徒もわからないため、Meet the teacherで、担任の先生に学校から持ち帰る教科書の量に関して質問することをおすすめします。
タイヤなし➡タイヤ付き➡タイヤなしのバックパック
それぞれの学校によって流行りがあるのか、それとも年齢的でどの学校でも当たり前のことなのか私はわからないのですが、私の娘が通う学校では、キンダーガーテンから普通のバックパックを使っていましたが、3,4年生くらいからタイヤ付きのバックパックを持ち始める生徒が多かったです。コロコロとスーツケースのように引きずって持ち運びするのがカッコいい。かっこうだけでなく、私の娘の学校の場合は、クラッシック系の学校の為、普通の教科書を使うため沢山の教科書をバックパックに入れなければならず、引きるタイプのバックパックが便利であるという理由もあります。
そして、6年生まで、同じくタイヤつきのバックアップを使っていましたが、7年生ではタイヤなしのバックパックに変えると言うのです。タイヤ付きのバックパックは子供っぽいということらしいです。確かに、中学生、高校生をみるとタイヤ付きのバックパックを引きずってはいる生徒は一人もいない。バックパックの柄や色も可愛い系を卒業したと言うか、無地で真っ黒のバックパックを好むようになりました。
L.L.Beanのバックパック
L.L.Beanのバックパックは昔から人気があります。
1. Original Book Pack:(写真上)
6歳以上向け。オリジナルブックパックは、30年以上も愛されているL.L.Beanのバックパック。
オリジナルのデザインに新しくペットボトルの水を入れるポケットが付き、素材も100%ポリエステルになり雨でも中の本などが濡れない。その他、外側のポケットとストラップは、子供の安全を考えて暗い場所だと光るようになっている。重さ450グラム。大きさは、縦40.5センチ、横33センチ、奥19センチ。5種類の色と5種類の模様があり、値段は$30くらい。
2. Deluxe Book Pack :
10歳以上むけ。1989年から人気のバックパック。防水素材で出来ていて、上のオリジナルブックパックと同様に、ポケットとストラップが夜になると光るので子供が夜歩いていてもリュックが目立つようになっている。大きさは43センチ x 33センチ x 24センチで、重さ760グラム。8種類の色と6種類の模様がある。
人気のバックパック
3. Super Deluxe Book Pack
高校生と大学生向けに作られたスーパーデラックスブックパックは、サイズも大きく物が沢山はいる。5つ星を何年も得るほどカスタマーレビューも良い。48センチ x 33センチx33センチ、重さ:957グラム。7色から選べる。
名前を入れられるバックパック
Pottery Barnは、子供製品で人気がある店。この店のバックパックは、子供の名前の刺繍もオーダーできるのが特徴です。アメリカは、自分の物に名前を入れるのが好きですが、名前が入ったバックパックを使うのは、小さな子供だけ。キンダーガーテンから小学生2,3年生くらい。それ以上の年齢の子供で、名前入りのバックパックを使っているというのはあまりないです。
水筒
キンダーガーテンと小学生の子供には、運びやすさから日本のストラップ付の水筒がお勧めです。ストラップで体にかけていれば、水筒を何処かに置き忘れてしまうもありません。ただ、こういった水筒はアメリカで一般的でないため探すのが難しい。
アメリカで人気がある水筒は、保冷がきくタイプの水筒。運びやすいハンドル付きで、傷がつかないように水筒の底がゴムで覆われているタイプがお勧めです。
参照サイト:
www.washingtonpost.com/lifestyle/on-parenting/how-to-choose-a-backpack-for-your-child/2013/07/23/b1125de2-d85d-11e2-9df4-895344c13c30_story.html?utm_term=.4525956186b5www.llbean.com記事掲載日:7/5/2018
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