Martin Luther King Jr. Dayって何の日?
アメリカにおける人種差別撤廃を求める非暴力の闘争に生涯をささげた牧師、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの功績をたたえる日です。毎年、1月の第3月曜日が、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア デーとされ、この日は祝日で、学校、銀行、政府関係の機関が閉まります。地域では、パレードが開催されます。また、1月15日がキング牧師の誕生日であることから、1週間に渡ってお祝いする所もあります。
なぜ、この日がアメリカの文化で重要なのか?
キング牧師が生涯してきたことは、黒人に対する差別を無くすことだけではなく、職場での給料の平等や、誰もが安全で値段の高すぎない家を買えるようにすること、経済的な平等なといった公民権運動に力をいれたこと。そういった牧師氏の努力と働きを忘れてはいけないからです。暴力を使わずに黒人に対する差別を無くす運動をする牧師氏のやり方が、2021年のBLMのデモ運動でも使われました。
小学校1年生でも知っている
アメリカの学校ではキンダーガーテンや小学生1年からアメリカの歴史で重要な人物について学校で学びます。キング牧師もその一人です。特にアメリカでは黒人差別に関する歴史的なイベントや人物は学校で沢山の時間をかけて、映像や映画なども見せて子供たちに教えます。ですから、牧師しの有名なスピーチ「I have a dream」のことも、バスの席を譲らなかったロサパークの事も知っています。一度簡単に教えるだけでなく、小学低学年のうちは毎学年繰り返し教えているようです。私の娘もキンダーガーテンの時からキング牧師の事を学校で学びその当時に起きた出来事も詳しく知っています。
日本の学校では、アメリカ国内の黒人に対する差別についてあまり教えないため、黒人に対する差別とはどういうことなのか知らない人が多いかと思います。しかし、アメリカで生活するには、知らなければならない重要なことです。アメリカに住む黒人がどんな思いで生活しているか少しでもの理解が得るために、下の記事を読んでみて下さい。
白人警察に殺されないために、黒人の母親が子供に教えること |
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア デーのパレード
アメリカ各地でこの祝日を祝うパレードが行われます。パレードというのは、アメリカでは写真下の様にマーチングバンドなど大勢の人が道を行進して行きます。道端で人々がそれを見ます。そして、市長など地域のリーダーがスピーチをします。
ノーステキサスでは、ダラスとキャロルトン市でキング牧師を記念したパレードが開催されます。マーチングバンドやドリルチーム、カラフルに飾られたフロート車が見れます。
ダラス市のパレード 公式サイト
キャロルトン市のパレード 公式サイト
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