アメリカの学校は、夏休み中に次の新しい先生に会う日がある、Meet the teacher

アメリカの長~い夏休みもあと数週間で終わるという頃になると、親は学校の準備で忙しくなります。学校からのイーメールが沢山送られてきます。そうです。学校から親への連絡は99%はイーメールで送られてきます。1%は電話。これは、日本と違いますね。夏休みに日本に帰省中、小学生の娘を日本の小学校で4週間体験入学をさせた時、驚いたことに、私が子供だった頃と変わらず、保護者と担任の先生との連絡はノートの連絡帳を使っていました。そして、全ての保護者への連絡は稿判用紙にプリントされた物を持って帰ってくることもありました。

話がズレましたが、アメリカでは夏休み中に、Back to schoolの準備の連絡で大事なのは、スクールサプライ(school supplies)と呼ばれる授業に必要な文房具や教室内で生徒が使う物のリスト、そして自分の子供がどの先生のクラスに入ったかという連絡。そして、新しい先生との顔合わせをする日、Meet the teacher と呼ばれる日についてのお知らせです。

Meet the teacherって何?

1.先生に会う

子供が先生と顔合わせするための日ですが、親も一緒に行けます。30分から1時間くらいで終わります。学校内の混雑を避ける為に、時間は学年ごとに指定されます。その指定された数時間の間に、いつでも行けばいいということです。この日、夏休みの間ずっと会えなまった友達にも数か月ぶりに会えるので子供たちは大はしゃぎです。

アメリカでは、学校が正式に始まると、親が学校の先生に会える機会はなかなかありません。自分がボランティアとしてクラスの手伝いをすれば別ですが。このMeet the teacherでは、担任に正式に会える良い機会ですので、是非、両親揃って行くべきです。

2.教室も見れる

先生に会える場所は、先生の教室です。つまり、自分の子供がこれから1年勉強する教室も見れるのです。アメリカの学校は、先生が自分の教室の中を好きなように飾れます。先生たちは、このMeet the teacherの日までに、私の教室にようこそ!と新しい生徒と保護者を迎えられるように教室の中を整えるのです。キンダーガーテンから2年生くらいは、生徒の年齢に合わせて飾られていて可愛い。先生は時間とお金をかけて(自分のお金)教室の中を飾るわけですから、是非、先生の努力とセンスを褒めてあげてください。

3.教室で一年間使う文房具(School Supplies)を持って行く

Meet the teacherの日、1年間教室で使う文房具を家から教室に持って行きます。アメリカの学校では、鉛筆やノートなど文房具の他、テッシュも含めて学校が指定した色々な物を生徒一人ひとりが用意しなければなりません。自分で全ての文房具を用意するのが面倒であれば、夏休み中に学校で申し込むこともできます。これらの文房具は、自分で揃えるか、学校を通して注文するかのどちらかです。この文房具は学校でも違うし学年でも違います。必要な物のリストは、新学期の準備として夏休み中に学校に知らされます。

学校を通して申し込むか、自分で揃えるか、どちらがいいか?

学校で注文すると$100ドルから$200ドルくらい。中身は学年によって違うので値段も違います。私は学校を通して注文したことも、自分で揃えたこともあります。あんまりに値段が高いような気がしたので、今年は初めて自分たちで買いに行きました。というのも、学校で申し込むかどうか迷っていたところ、娘が自分で揃えるのが楽しいと言ったのでした。つまり、リストを見ながら、買い物するのが楽しいということです。じゃあ、そうしようとリストを主人に渡して娘と二人でお店に買いに行ったのですが、2時間もかかった上、その店に売っていない物もあった。結局足りない物は他の店に探しに行くことになり、大変な時間を費やした上、値段的には学校を通して買った方が安かったんです。娘もまさか2時間以上もかかると思っていなかったようで、もう2度とやらないと言っていました。笑

文房具は全て学校に置きっぱなし

アメリカの学校では、鉛筆や消しゴムでさえ家から持って行かないのです。学校が指定した1年間に必要な文房具などは、全て教室に置きっぱなしにします。そのため、筆箱を持ってくるのを忘れた、ハサミを忘れたなんていう生徒がいないわけです。特に小学生の低学年は、教科書を家に持って帰ることもしないため、リュックの中は、お弁当、おやつ、水筒だけです。

持ち物には名前を書こう

私の娘は、名前が書いた自分の鉛筆と名前が書いていない鉛筆を学校から持って帰って来ることがよくあります。どうして自分の鉛筆じゃないのに持って帰って来るの?と聞くと、名前が書いていない鉛筆がよく教室の床に落ちているらしく、落ちている鉛筆は拾った人がもらうのが当たり前らしい。もちろん、そんなことがあると、私は自分のではない鉛筆は学校に持って先生に渡すように言います。

鉛筆は学校指定の山吹色もので、特に、キンダーガーテンや小学生の低学年だと、自分の名前を書くようにと学校が始まる前に学校から指示があるのですが、それをやらない生徒(親)もいます。教室の床に鉛筆が落ちていることが頻繁にあるらしく、そういった落ちている鉛筆や、自分の机の上に誰かが置いたという誰のだか分からない鉛筆が何本も私の娘のランチバッグの中に入っているんです。学校にいる間、一つの授業から次へと忙しく移動するため、誰の鉛筆かなんて探している時間も鉛筆を先生に渡す時間もないそうです。そういった鉛筆が家の中で増えてきたので、全部学校に持って行かせます。

現在、6年生ですが、未だに私は鉛筆やペンなど文房具には娘の名前を書きます。すると、名前がかいてあるため、先生や生徒が娘の落とした鉛筆やペンを拾って「はい、これ落ちてたよ。」と娘の元に戻って来るそうです。(だから名前を書いておくといいんだと分かってくれればいいですが。)


 

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