ハロウィーンの日の子供の安全のために「No candy law」という法律がテキサスにある
ハロウィーンの日は、コスチュームを着て、近所の家を一つずつ廻ってTrick or Treatingをする子供の姿がとても無邪気で可愛いものです。でも、可愛いだけでなく、親にとっては、Trick or Treatingでの子供の安全性も心配です。
米国安全協会によると、ハロウィーンの夜は、子供が車の事故に遭いやすく、その数は普段の日の2倍だそうです。そして、もらってきたハロウィーンキャンディーの中に、ドラッグが入っていたりといった悪質な悪戯がニュースになったりしたこともあったため、もらってきたキャンディーの中に不審なキャンディーはないかと心配です。
そして、もう一つの心配は、Trick or Treatingで、性犯罪を犯したことがある人の家のドアを知らずに叩いているかもしれないということです。
そこで、子供の安全を強化するために、ハロウィーンの日の性犯罪を犯したことがある者の行動を制限する法律を導入する州が増えています。
ハロウィーンの日の性犯罪者に対する法律
FindLawによると、「No Candy」法は、ハロウィーンの日に、性犯罪者がTrick or treatingをやる子供にキャンデーをあげることを禁止し、この法律を導入している州は10州ある。その10州の中にテキサスも入っている。
また、カリフォルニアのハロウィーンの日の性犯罪者に対する法律では、性犯罪者は、午後5時までには家に帰っていなければならず、その夜10時までずっと家に居て外に出てはいけない。その上、ハロウィーンのデコレーションを家の外に飾ることもできないし、家の電気を消してtrick or treatの子供が家に来ないようにしなければならない。また、ハロウィーンの日に、パトロール官が性犯罪者が家の電気を消してちゃんと家の中にいるかどうかチェックしに行くこともあるが、パトロール官がドアベルを鳴らしてもドアを開けてはいけない。
フロリダでは、性犯罪者はハロウィーンの日に子供にキャンデーをあげてはいけないだけでなく、コスチュームを着るのも禁止されている。
ハロウィーンの日の性犯罪者に対する法律の目的とこの法律による問題
「No Candy」法は、ハロウィーンの日の子供達の安全を守るためにあるわけですが、こういった法律は、性犯罪者たちの基本的な権利を侵害しているという批判もあります。
性犯罪者自身に子供がいる場合、自分の子供とTrick or treatに出かけられない、または、家の中の電気でさえつけられない。性犯罪者は犯した犯罪に対して既に罰せられているのに、「No Candy」法で更に罰せられるのは公平でないという考えもある。
また、性犯罪に関する専門的なある調査によると、ハロウィーンの日に子供が性的被害に遭いやすいということはなく、犯罪率を見ても、この日に特に、子供に対する性犯罪が増えているわけでもないらしい。
性犯罪者がどこに住んでいるかは簡単に探せる
自分が住む地域や近所に性犯罪を犯した人が住んでいないかどうか探すのは簡単。
市のウェブサイトで探すことも出来るし、州のサイトでも探せる。
例えば、テキサスの市民安全局のウェブサイトでは、テキサスに住む性犯罪者のデーターベースに、一般市民がアクセスできるようになっている。
records.txdps.state.tx.us/SexOffenderRegistry
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