マスク無しで買い物やレストランに行けるようになる
テキサス州知事が、今月3月10日より、販売店やレストランなどでの収容人数を100%に上げ、マスクの着用義務も取り下げると発表しました。 つまり、テキサスの法律的には、マスク無しで買い物やレストランに食事に行けるようになるということです。その上、これまで以上に沢山の人が店内にいるということです。
No mask, no service
え~?そんなことになったら、ますます店やレストランに行くのが怖い!と思う人もいるかと思います。でも、法律的にマスクの着用は義務付けられないとなっても、店側がそれに従わなければいけないというわけではありません。店側でマスクを着用してはいけないという命令ではありませんし、店内のルールは自分たちで設定していいのです。
テキサス州知事のこの決断に反して、店内でのマスク着用義務は今後も続けると発表している店もあります。例えば、Kroger、 Macy’s、 Starbucks、Target、Best Buy、Kohl’s、CVS、Walgreens 、Toyota、 General Motors。
新型コロナの予防接種
USATodayによると、アメリカ全体で、新型コロナの予防接種を完全に受けた人の数は、8%だけ。現在、テキサスでこの予防接種を受けられるの人は、医療機関で働く人と65歳以上のシニアと何だかの健康に問題がある人だけ。でも、65歳のシニアだからすぐに受けられるわけでもなく、申し込みが必要。その上、申し込む人の数が多いので、待つ期間が長い。
テキサス人はマスク無しを賛成しているのか?
アメリカのバイデン大統領とヘルスオフィシャルと呼ばれる医療局は、テキサスとミシシッピーのマスク着用義務を取り下げるという決断は、間違っていると非難しています。
先日、シアトルに住む私の友達に、テキサス人はマスク無しを賛成しているの?と聞かれました。テキサスにどれだけ、マスク無しを賛成する人がいるのかという発表はされていないと思いますが、私の家族や友達、知り合いの中では、マスク無しを賛成している人はいません。テキサスに人生の半分以上住んでいている人として、私の意見は、テキサス人は、自分の自由を尊重し、人にあれこれ言われるのを嫌う。これは、他州からテキサスに引っ越して来た人もよく言うことです。だから、シアトルなど環境保護としてストローやレジバッグの使用を廃止が出来る州があっても、テキサスはそれが出来ない。それが行政命令であっても、自由を奪われると感じて反発したがる。政府を嫌う人は、行政命令だと尚更嫌がる。その例として、ダラスでは、自宅待機命令や、バーを閉めるとかヘアサロンを閉める、マスク着用の義務など行政命令が出るたびに反発してデモが起き、写真上のように「私の身体のことは私が決める」と主張してマスク着用に反対したり、「あれやれこれやれと命令するな!」と看板を持ってデモに参加する人が沢山いました。「まるでティーンエージャーみたいだね。」と言って友達が笑っていましたが、そういう言い方もできますね。そんな人ばかりではありませんが、テキサス人は人にあれやれ、これやれと言われるのを嫌う、ってことは、テキサスでよく言われていることです。また、テキサス人は自分がテキサス人であることをとても誇りに思っているとか、アメリカの他の州と違って独特なテキサス文化があるとも一般的に言われていますから、そういった考えも関係してマスク着用に反発してしまうのでしょうかね。
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