ビタミンAとCが豊富なオクラは、抗酸化効果もあるため癌や糖尿、脳梗塞や心臓病といった病気のリスクも低下するそうです。ここでは、アメリカのオクラについてとレシピを一つ紹介します。
アメリカでもオクラは食べられている
アメリカでもオクラは食べられていると初めて知った時は驚きましたが、意外にも冷凍野菜として当たり前のように冷凍のコーンやグリーンピースの横に並んでいます。新鮮なオクラは、夏になるとスーパーに登場しますが、生のオクラはどこのスーパーでも売っているわけではないので、探すのが難しいかもしれません。ただ、健康な食品を販売することに力を入れているスーパー（例えばホールフーズやセントラルマーケット）では販売されています。また、夏の間はいつ行っても買えるわけではありませんし、大量に毎日仕入れる野菜ではないので見つけた時に買うことを私はお薦めします。
下の写真は、ホールフーズで販売されているオクラです。一パック＄５くらいです。
大きくて硬い
アメリカのオクラは日本のに比べて大きい。長さは８センチくらい、直径も日本のよりも一回りくらい太い。大きなるまで収穫しないような感じです。色は日本のように鮮やかな緑ではなく薄い緑色。また、日本のオクラのように柔らかくないので、生で食べるには硬すぎだし、水気がなくドライな感じ。
アメリカでは、オクラの食べ方は一般的に、Southern Foodつまり南部の料理として油で揚げたフライドオクラとニューオーリンズのケイジャン風のエビが入ったオクラ料理。
フライドオクラは、バーベキューハウスやアメリカ南部料理というレストランやバーで食べれます。白いレンチドレッシングというクリーミーなドレッシングをつける食べ方が人気があります。
トマトと煮込んだオクラ料理
私が好きなオクラ料理は、アメリカの料理ではありません。中東や地中海の料理です。昔、イラク人の同僚がお弁当として持ってきたオクラ料理を食べされてくれ、それがあんまりに美味しかったため全部食べてしまったという思い出があります。オクラを野菜ジュース（V8）で柔らかくなるまで煮込んだ料理でした。オクラのレシピを探した所、これに似たトマトで煮込んだオクラ料理は、地中海料理としてもあるということを知りました。是非、試してみて下さい。
さて、作り方です。
１. オクラを1.5センチくらいに切り、油で炒める。うまみにニンニクとバジルを入れると美味しさが増します。私は、夏の間に作るバジルガーリックオイルを使います。中火で８分から１０分炒めます。
２. トマトソースかCrushed tomato（トマトをジューサーにかけたトマト缶）を加えます。トマトソースだと濃厚なので、少し水も加える。お好みで、ピリッと辛くするために、ハラペーニョや唐辛子を入れる。塩で味つける。
３. 蓋をして２０分から３０分くらい煮込む。好みの柔らかさで火を止める。写真上は、鮮やかな緑色がトマトの赤い色によく合いますが、煮込む前なのでオクラがまだ固めです。柔らかくなるまで煮込むと写真したのように鮮やかな緑色でなくなってしまうのが残念ですが、美味しくなります。
４. 最後にお好みでライムジュースかレモンジュースを加えて味を引き締める。
出来立ての熱いうちに食べるのはもちろん、冷蔵庫から出して冷たいままを食べるのも美味しいです。
お試しください。
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