スターバックスのホリデーカップの論争を聞きましたか?
まず、ホリデーカップをご存じない方の為に、ホリデーカップとは何か説明します。
秋限定のパンプキンラテのシーズンが10月末で終わり、11月1日からホリデーカップに変わるわけですが、
毎年デザインが違うホリデーカップが、今年はどんなデザインで登場するのか楽しみにしているスターバックスファンが沢山いるのです。
ホリデーカップにデザインが加わったのは1997年です。雪の結晶や、トナカイ、雪だるま、クリスマスのオーナメントなどのデザインです。
そして、問題の今年のホリデーカップは結局どんなデザインだったのかというと、最近スターバックスを訪れた人はご存知でしょうが、
写真のように赤一色にスターバックスの緑のシンボルが真ん中にあるだけのとてもシンプルなデザインです。
これが一体何で問題になったの?と不思議に思うのではないでしょうか?
発端になったのは、アリゾナ州に住む男性がフェイスブックに、”スターバックスはイエス様が嫌いなんだ、クリスマスが嫌いなんだ、だからクリスマスのロゴをカップから消したんだ。だからデザインをただの赤一色にしたんだ”などと言った動画を投稿したからです。
動画の中でとても腹を立てているこの男性は、飲み物をオーダーした時に自分の名前はメリークリスマスだと言って、カップにMerry Christmasと書かせたんだ、皆も同じようにやったらどうか、そして、#MerryChristmasStarbucksとソーシャルメディア書き込んで反発しようじゃないかと呼びかけました。
そのビデオはこちら
11月28日現在で、このビデオは16,575,540回も視聴され、190,864の人が”いいね”ボタンを押してます。
アメリカ大統領選挙の候補者でもあるDonald Trumpもこの論争に参加した一人で、皆にスターバックスをボイコットしようなんて呼びかけたくらいです。
多くの人が同じように反発しましたが、その一方、ツイターでのこの論争に、たかが紙コップじゃないかと言ってバカらしいという人達も沢山出ました。
その中のコメントの例です。
”たかが紙コップに腹を立ててなんでコーヒーに$7も取ることに腹を立てないの?”
”スターバックスの紙コップの雪だるまの絵のおかげて神様に一歩近づけた、なんて言う人は一人もいない”
そして、
”腹を立ててスターバックスをボイコットする人が増えれば、注文する人の列が短くなるから自分は嬉しい” なんて面白いコメントもありました。
この論争に対して、スターバックスは、このデザインに決めたのは、このホリデーシーズンをお客さんが自分の好きなように描いて欲しいという
願いからだと説明しています。
source:
http://www.usatoday.com/story/money/nation-now/2015/11/11/itsjustacup-mocks-starbucks-red-cup-controversy/75563876/
http://time.com/4116104/holiday-product-controvery-starbucks-target-nordstrom/
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