アメリカだけでなく世界中に店舗を持つ巨大サンドイッチ店Subwayは、今年、全米店舗26,000のうち約500店舗を今年中に閉める予定。去年一年で、既に全米の800以上の店舗を閉めている。
この20年近く、「フレッシュな物を食べよう」をモットーにしていたサブウェイは、健康を気にする人達に人気がありましたが、増える続ける競争業者と常に変わる消費者の嗜好に追いつけないらしい。消費者は地元で採れた野菜や果物、そしてホルモン剤を使用していない肉などを求める人が増えていると専門家は言っている。
例えば、PaneraやFirehouse Subsは、お客さんが自分で好きなように組み合わせて注文できるメニューを提供しているため、お客さんはこれらの同業者に流れているようだ。そして、巨大ファストフードチェーン、マクドナルドでは$1メニューの商品を増やしているため、サブウェイよりも安く食べれるというわけだ。
専門家は、消費者が好む食べ物が変わってきていると言う。ハム類はもう人気がないと言う。都心に住んでいれば、サラダを食べに行こうと言うのが現代的で、サブウェイに行こうという風にはならない、らしい。
そして、サブウェイ本社と店舗との関係にも問題がある。世界中のサブウェイのフランチャイズ店舗は全て個人によって経営されていて、サブウェイの$5のフットロングなど安売りプロモーションが始まると、売り上げが更に下がるという不満を持っている。2012年から客の足取りは25%減っていて、売り上げもここ3年連続して下がっている。
フランチャイズのコンサルタント曰く、サブウェイはお店の中も25年前と全く変わっていない。大きなレノベーションが必要だと指摘する。
今年の初め、サブウェイ本社はブランドを立て直す意味で25億ドルを費やした。
最新の宣伝は、若い年代の人達を狙って作られた。
そして、海外での売り上げに目を向けている。インドや中国、ドイツにメキシコといった国々に1000店舗を開店しようとしている。
この計画を専門家は、海外拡大に成功しても、アメリカ国内では難しいだろう。とにかく、もうアメリカ人が求める食べ物ではないんだ、と言っている。
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