マナーのない人だなと思われないために、テーブルマナーのナイフとフォークの使い方を知っておくのは大事かもしれません。
また、テーブルマナーを知っていないと、ナイフとフォークの置き方を間違えたが為に、食べ終わったと思われてお皿を片されてしまうなんてことも起こりかねません。
アメリカでは、2種類のナイフとフォークのナイフの使い方があります。
アメリカ式とコンチネンタル式(ヨーロッパ式)です。
どちらが良い、悪いのではありません。どちらの方法も正しく、自分がやり易い方法を使えば良いのです。
ヨーロッパ式(the continental style)
19世紀の初めは、ヨーロッパ人は現在のアメリカ式で食べていましたが、1850年頃、上流階級の人達がこのアメリカ式を止め、ヨーロッパ式に替えました。そして、ヨーロッパ式がオシャレな食べ方と思われるようになったそうです。その当時のフランスのエチケットの本には、「オシャレな人が好む食べ方を真似したかったら、ナイフとフォークを持ち替えるのをやめて、左手で食べましょう。」と書いてあったそうです。そして、その頃、一般のヨーロッパ人もヨーロッパ式で食べるようになったのです。
まずは、ヨーロッパ式を紹介します。ヨーロッパ式で食べる日本人は多いと思います。私自身、それ以外の方法があるとは知らずにヨーロッパ式で食べていました。しかし、アメリカ人がフォークを持つ手を左から右に替えるのを見て、その方法が正しいのかと思い、いわゆるアメリカ式で食べるようになりました。
1.お皿の左横にフォークが2本置いてあれば、外側のフォークがサラダ用で、内側のフォークがメインディッシュ用。
メインディッシュ用のフォークの方がサラダ用よりも大きいので、大きさを見ても判断できます。
2.写真の様にフォークを持つ手の人差し指は曲げてナイフの背中に乗せる。
親指はナイフの持ち手の横に置きます。ナイフの持ち手の端は手の平に触れるようにして持ちます。
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3.フォークの先は下に向けて左手に持ちます。
人差し指は写真のようにフォークの背中に乗せます。そしてフォークの持ち手の部分は手の下に隠れます。その為、この持ち方を”Hidden Handle”と呼びます。
4.手首を曲げ、人差し指はお皿に向けて下向きにする。
肘は体の横にリラックスした状態であるように。肩や腕に力を入れて肘を上げた状態でお皿の上の食べ物を切るのはダメです。
5.一度に、一口か二口分だけ切る。
6.フォークは左手に持ったまま、写真の様に、フォークの背中を上にして食べ物を口に運ぶ。
アメリカンスタイル
アメリカ式は、ジグザグ法(the zigzag method)とも呼ばれてます。
1.ヨーロピアンスタイルと違って、フォークを鉛筆を持つのかのように握るのがアメリカンスタイル
そして、フォークの先は下を向き、フォークの背中を上にする。これはヨーロピアンスタイルと同じです。
2.ヨーロピアンスタイルでは、右手は常にナイフを持ち、左手はいつもフォークを持ちますが、アメリカンスタイルではステーキなど
食べ物を切る時だけ右手にナイフを持ちます。
3.ナイフよりもフォークが手前に来るようにして切る。一度に一口が二口分だけ切る。これはヨーロピアンスタイルと同じ。
4.さて、次がヨーロピアンスタイルと大きく違う所です。アメリカンスタイルでは、ナイフで切ったら、ナイフを置いてフォークを右手に持ち替えるのです。そして、写真の様にフォークの表を上にして食べ物を口に運びます。ナイフはギザギザした部分が上(時計の12時)を向くように、そしてナイフの持ち手の端がお皿の右側(時計の3時)を向くように置きます。
この方法をヨーロッパは初めは使っていたそうですが、後に変わり、ここで最初に紹介した方法になったそうです。
食事中に、ちょっと一息入れるとき/ ヨーロピアンスタイル
ヨーロピアンスタイルは、写真の様にナイフをフォークの上にクロスして置く。フォークの背中を上にする。
食事が終ったら
写真の様にフォークとナイフを置くのがヨーロピアン式。
アメリカ式は、同じようにフォークとナイフを揃えて置くが、フォークの先は上を向かせて置く。
もう一度、休憩中と、食事終わりましたのおさらい
左側がヨーロッパ式の”まだ食べてます、ちょっと休憩してます。”という意味で、右側が、ヨーロッパ式で’もう食べ終わりました”という意味です。
こちらはアメリカ式。左が、「いま休憩してます」で、「右が食事終りました。」
ご飯をフォークの背に乗せて食べる
最後に、日本人は、白米などをフォークの背中に乗せて食べますが、これは正しいテーブルマナーなのかわかりません。テーブルマナーでのフォークとナイフの使い方のガイドを幾つか見ましたが、食べ物をフォークの背中に乗せて食べること自体がガイドに書かれていません。少なくても、食べ物をフォークの背中に乗せて食べる人は、アメリカには日本人以外いません。
source:
http://www.wikihow.com/Use-a-Fork-and-Knife
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