ヨガがアメリカで人気を出したのは20年代から30年代の間だそうです。2023年の段階では、全米にあるヨガスタジオの数は42314。州で見ると、一番多いのはカリフォルニア、続いてニューヨーク、テキサス。私自身、テキサスでホットヨガを始めたのは、2007年。それ以来、ずっと続けています。毎週、5日間、一週間で8クラス(約8時間)の汗だくでやるほどホットヨガが大好きです。
この記事では、アメリカでヨガスタジオに通いたいと思う人のために、ヨガスタジオを選ぶ際のキーポイントを私自身の経験に基づいてまとめました。
ヨガスタジオは、全部似たり寄ったりとは限らない。
入会するまえに、一度はスタジオでクラスを受けてみるべきです。一般的に、1回目は無料でクラスを受けされてくれるスタジオもあれば、10日で20ドルとか、2週間で40ドルなんて風に入会しようか考えている人のための特別なお試し期間を格安で提供しています。
メンバーになるかどうか決める前に考慮するべき事柄:
- ヨガスタジオの雰囲気 - クラスの部屋の大きさ、床の素材(木材か、カーペットなど)、鏡は壁にあるか、窓はあるか、部屋の明るさはどうか、音楽はかけるか、部屋の全体的な雰囲気はどうか・
- ヨガインストラクターの資格と経験- 資格(teacher’s certification )とヨガを教えている経験年数。良さそうだなと思うスタジオが見つかれば、スタジオに足を運ぶ前にウェブサイトでインストラクターの写真、名前、資格と経験を見る。どこで資格を取得したかもいい目安になります。
- クラスのタイプとスケジュール - ヨガの種類は色々ありますから、どんなクラスを教えているか、またクラスの時間が自分のスケジュールに合うかどうか。仕事の前にクラスを受けたい人のために朝5時のクラスを、そして仕事の帰りによってクラスを受けたい人のために夜7時や8時のクラスを提供するスタジオもあります。また、アメリカでは、一般的に週末のクラスの数は、平日よりも少ないものですが、週末にクラスを受けたい人は、週末のクラスのスケジュールはスタジオによってどう違うか比較するのも良いと思います。
- ヨガスタジオのアメニティー - 例えば、シャワールームや着替える部屋はあるか、ヨガマットの無料の貸し出しはあるか、バスタオルやフェイスタオルは貸してくれるか、貴重品を入れる鍵付きのロッカーはあるか。シャワーがあるかどうかは、スタジオ選びの大きなキーポイントとなります。シャワーは家で浴びるからいいと思っても、スタジオにシャワーがあれば、ヨガで汗をかいてもクラスの後にシャワーを浴びてすっきりして仕事や遊びに出かけられるので、とても便利です。
- ホットヨガの熱さ ー アメリカでホットヨガは人気があるため、ホットヨガを提供するスタジオが多いわけですが、ホットヨガと言ってもスタジオによって色々です。温度が高いだけでなく湿度の高さも関係しますから、温度と湿度によって汗だくになるか、ちょっと汗が出るくらいかが左右されます。
- 入会する前に試しのクラスを受ける ー スタジオのクラスの雰囲気が気に入って、スケジュールの時間も自分のスケジュールに合う、値段もいい?それでも、まずは、実際のクラスを受けてみることをお薦めします。同じクラスでもインストラクターによってクラスの内容が大きく違う為、自分の期待している内容のクラスが受けられるかどうか入会する前に、試しのクラスを受けて自分で確認するべきです。最初のクラス一つは無料で受けさせてくれるか、最初の1週間はお試し期間として20ドルでクラスを受け放題かもしれません。
- インストラクターの教え方 ー クラスを受ける人の手や足の位置などポーズを直して正しく教えてくれるインストラクターもいれば、一切直さないインストラクターもいます。クラスの前で実際に自分もヨガをやりながら教える人もいれば、口で次はこのポーズと言うだけで実際にはあまりお手本として見せないインストラクターもいます。
- クラスは予約制か - 予約や一日のスケジュールの管理のアプリが発達するするにつれ、最近は、クラスの予約も携帯で出来るようにアプリを使うスタジオが多くなっています。アプリで、クラスの予約を入れ、予約のキャンセルも出来ます。スタジオとしては、クラスに来る人の数が事前にわかるのは便利です。クラスが満員になれば、ウェイトリストにも名前を載せることが出来ます。もし、誰かがキャンセルしたら、ウェイトリストの最初の人がウェイトリストから外されクラスを受ける人の一人になります。
私は、2007年にヨガを始めてから、5か所のスタジオでヨガのクラスを受けました。始めたばかりの初心者だった頃は、インストラクターの斜め後ろにヨガマットを敷いでクラスを受けたものです。インストラクターを手本にして見るには斜め後ろが私には一番良かったからです。
ヨガのスタジオ選びの際に、ヨガの初心者である人は、インストラクターがクラスの前で最初から最後までお手本となってクラスを教えてくれるかどうかも考慮シュル重要なポイントです。口で次はこうしてああしてと指導するだけで、生徒の前に立ってデモンストレーションとなるインストラクターばかりではないからです。ヨガのそれぞれのポーズの名前が分かるようになれば、耳で次はこうしてああしてと指導する声を聴くだけで自分でその動きが出来るわけですが、それは結構上級の人です。
最近、私は、スタジオを変えたのですが、この新しいスタジオは今までいった事があるスタジオとは大きく違います。そのため、一番最初に体験のクラスを受けた時は、とても変わったスタジオだと思いました。しかし、その変だなと思った事の一つ一つが好きになり、今ではそれに慣れてしまったので今まで通っていたスタジオに戻ったら今度はそっちが変だと感じるだろうと思います。
現在通っているスタジオは、ヨガのクラスを行う部屋が小さくて、隣同士のマットが15センチ間隔。ぎゅうぎゅうです。腕を横に広げて伸ばすなんて出来ません。そんな狭い部屋に28人の生徒が入れるのですが、クラスが満員になることは頻繁にあります。最初は、その部屋の狭さに抵抗がありました。なんせ、今までは隣の人と十分が感覚があり腕を広げたら隣の人にぶつかってしまうなんてことはなかったからです。でも、私は、28人もの人が小さな部屋で一緒にヨガをやるというのは沢山の人のエネルギーを感じテンションが上がります。そして、クラスの間ずっと、音楽がガンガンに流れます。この点も、今まで経験したヨガと違ったため、異様に感じたのですが、それにも直ぐに慣れ、今ではこのうるさいほどの音楽がないとつまらないと感じるだろうと思ってしまいます。そして、何よりも自分に驚いているのは、新しいスタジオのヨガの部屋には鏡がないのですが、それに私が慣れた事です。今までは、鏡なしでは片足で立つのは難しい、鏡がなくては体の左右のバランスがチェックできないなんて思っていました。それが、鏡がなくても平気になったのです。スタジオのオーナーでもありインストラクターでもある一人が、わざと鏡を壁につけなかったと言っていました。鏡が無ければ、自分の身体の中に意識を持って行くようになるからだと。なるほどと思いました。
最近は、フィットネス系のクラスが人気があるため、ヨガだけでなくフィットネス系のクラスも提供するスタジオがありますが、自分はどんなタイプのクラスが好きか知るために色々なクラスを受けてみるべきです。
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